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いろは
- SEOの評価基準にはどんなものがある?
- SEOで評価されるにはどうしたらよい?
「記事を書いてもなかなか順位があがらない」というお悩みがある方は多いです。
SEO対策をする上で、SEOの評価基準や指標は知っておくべきです。
そこで今回は、SEOの評価基準や、SEOが出来ているかどうかの確認方法やチェックツールもご紹介します。
検索順位を上げたい方・Webサイトからの売上向上を考えている方は参考にしてください!
SEOの評価基準・指標
SEOの評価基準は主に下記の6項目です。
- 検索意図に一致しているか
- UI/UXは最適か
- 被リンクを多く集めているか
- オリジナリティがあるか
- クローラビリティが高いか
- ガイドラインに違反していないか
検索意図に一致しているか
SEOでGoogleに評価されるには、前提として「ユーザーの検索意図と、記事コンテンツの内容が一致しているか」が重要です。
特に、キーワードごとのユーザーのニーズは下記の4種類に分類されます。
- Doクエリ 何かをしたいユーザー
- Knowクエリ 何かを知りたいユーザー
- Goクエリ どこかに行きたいユーザー
- Buyクエリ 何かを購入したいユーザー
例えば、Doクエリであれば「カレー 作り方」など、これから行動を起こすための検索キーワード、Goクエリであれば「近くの飲食店 おすすめ」など、これからどこかに”行く”ための検索キーワードです。
ターゲットキーワードごとに、ユーザーのニーズを満たすコンテンツを提供することで、Googleから「ユーザーが求めている答えが記載されているコンテンツ」と見なされ、高い評価が得られます。
ページやサイトのE-A-Tはどうか
「専門性・権威性・信頼性」のことを、それぞれの英語頭文字をとってE-A-Tと呼びます。
E-A-Tは現在のSEOにおいて重要視されていて、特にYMYLと呼ばれるジャンル(人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ)では強く影響が出る傾向にあります。
一時情報を持っている専門家が実際に携わった上で、記事の作成者や監修者名として明記することも評価ポイントになります。
実際に、コンテンツに関係する有識者や専門資格者に記事を監修してもらい、監修者としてコンテンツ上部に紹介したことで、順位に好影響を与えられた事例もありました。
UI/UXは最適か
SEOで評価を得るには、ユーザーが使いやすく、見やすいサイト・コンテンツにすることが重要です。
サイトに訪れたユーザーは、コンテンツに「答え」を求めています。ユーザーが答えにたどり着きやすいようなコンテンツを用意することはもちろんですが、その答えに辿り着きやすいようなサイト内の操作性も重要です。
- ページの読み込みに時間がかかっていないか
- ヘッダーやサイドバーなどのナビゲーションがわかりやすいか
- 装飾のないテキストばかりで読みづらくないか
上記は一例ですが、Googleではなく人を意識できているかどうか、という視点で考えてみるとよいです。
メディアによってはPCよりもモバイルで閲覧するユーザーが多い場合もあるため、モバイルでアクセスした際の使いやすさも意識する必要があります。
被リンクを多く集めているか
被リンクとは、外部サイトから自分のサイトに向けられたリンクを意味しており、昔からSEOにおいて重要視されています。
他のサイトから紹介されるような魅力的なコンテンツを作成することが被リンク獲得の一歩目ですが、自発的に被リンクをもらうための「被リンク営業」も必要に応じてしていくとよいでしょう。
オリジナリティがあるか
コンテンツを作成する際は、競合サイトに記載されている情報を網羅したうえで、ユーザーの検索意図を洞察し、競合にはない独自の情報を掲載することも効果的です。
もちろん検索意図から外れた情報を掲載しても意味はないですが、ユーザーの意図を満たす切り口として、自分のサイトにしかできない解決方法を提示できれば、ユーザーの満足度にもつながります。
クローラビリティが高いか
SEOで評価を得るには、Googleのクローラーが認識しやすく、巡回しやすい仕組みにしておくことも重要です。
サイト内のリンク構造を整える、サイトマップを設置するなど、サイト作りの部分で対策することになります。
ガイドラインに違反していないか
SEOで評価されるうえで、Googleが提示するガイドラインに違反していないかという点は最低限守っておくべきです。
外部サイトからの引用は、引用元を明記しているか、コピーコンテンツではないかなど、マイナス要素がないよう、対策しておきましょう。
検索順位が決定されるまでの仕組み
検索順位が決定されるまでの仕組みは以下の通りです。
- クロール
- インデックス
- ランキング表示
クロール
クロールとは、Googleのクローラーと呼ばれるロボットが、Web上のサイトやページコンテンツを巡回し、情報を収集することです。
クローラーがページを訪問しなければ、検索結果に表示させることは出来ません。
そのため、サイト内でクローラーが巡回しやすいよう、サイトマップの作成や、関連するページ同士を相互リンクで繋げることが必要です。
インデックス登録
クローラーがコンテンツを認識できたら、Webサイトから収集した情報を「インデックス」と呼ばれる場所に格納し、情報を整理します。
Googleのクローラーが巡回していても、ガイドライン違反の記事や信頼性の低い低品質な記事の場合は、検索結果上に表示されないこともあるので注意が必要です。
ランキング表示
インデックスに格納された情報の中から、上記で紹介した評価基準などに基づいて、順番付けします。
ただ、Googleは正確なアルゴリズムを公表していない上に、アルゴリズムは定期的に更新されるので、ランキングが大幅に変動することもあります。
SEO対策ができているかの確認方法
SEOで評価をうけているかどうかや、きちんと対策が出来ているかどうかは、実際にGoogleで検索したり、SEO評価のチェックツールを使ったりして確認できます。
実際にGoogleで検索する
SEO対策ができているかどうかを知るには、実際にGoogleで検索をして検索結果を確認することが重要です。
Googleの検索結果上で上位に表示されているサイトが、現状で高評価を得ているコンテンツになります。そこで自社コンテンツと上位コンテンツの差異を探すようにしましょう。
SEO評価チェックツールで確認する
SEO評価チェックツールでは、以下のような項目を確認できます。
- ドメインパワー
- 被リンクの数
- アクセス数
- 競合サイトに関する情報
SEO評価のチェックツールは、「Google Search Console」や「Google Analyitics」など、Googleが提供しているツールから、外部の有料ツールまで様々です。
実際の検索確認ではわからない情報は、ツールを活用して収集しましょう。
【無料あり】おすすめのSEO評価チェックツール
ここからは、おすすめのSEO評価チェックツールを紹介します。無料で利用できるツールもありますので是非参考にしてください。
- GoogleSearchConsole
- GoogleAnalyitics
- UberSuggest
- 高評価
- Ahrefs
その他のツールはこちらの記事でもご紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
Google Search Console

GoogleSearchConsoleは、Googleが公式で提供している、SEO評価チェックツールです。扱っているサイトのドメインを登録しておくと、アクセス数はもちろん、獲得しているキーワードや検索順位を調査できます。
過去3ヶ月や、2週間など、好きな期間で絞った検索や、URLで対象記事のみの検索も可能です。
ただ、情報更新に2日ほどラグがあるので、最新記事を調査する際は、1~2日ほど待つ必要があります。
Google Analyitics

Google AnalyiticsもGoogleが公式で提供するSEO評価チェックツールです。
Analyiticsは主に、アクセス情報を調査できるツールでリアルタイムの情報を把握できます。アクセスしているデバイスの種類や、アクセスが集中している地域なども調査できます。
また、コンバージョンに繋がった数や流入経路など深い分析もできます。
UberSuggest

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、キーワードの検索ボリュームの他、競合サイトが獲得しているキーワードや、競合サイトのドメインパワーなどを、詳しく調査できます。
月額料金は2,999円からで利用でき、他にも4,999円、9,999円のプランがあり、レポートの出力数や管理できるサイトの数、追跡できる競合サイトの数などに違いがあります。
検索ボリューム調査ツールでもよく名前があがるツールで、他のプロ向けツールと比べると価格も安いため、利用している方は多いです。
高評価

高評価はGMOソリューションパートナーが提供するSEO評価チェックツールです。
公式サイトから、ターゲットキーワードと、該当コンテンツのURLを入力するだけでかんたんに調査できます。
無料で利用できるので、外部ツールを使いたいが課金はできないという方におすすめです。
Ahrefs

Ahrefs(エイチレフス)は、世界で約60万人が利用しているツールです。競合サイトの獲得キーワードや被リンクの分析のほか、SNSにおける反応状況も把握できます。
料金は月額12,500円(ライトプラン)から利用でき、基本的な機能はほぼ利用できます。その他機能数の多い25,000円、50,000円、125,000円のプランからも選ぶことが可能です。
マーケターやアフィリエイターなど、SEOに関わる多くの方が利用している人気のツールです。
SEOの評価基準を知るメリット
SEOの評価を知ることで、下記のようなメリットが得られます。
- 現状の課題を知り解決策が導ける
- 自社ブランディングにつながる
現状の課題を知り解決策が導ける
ツールでキーワードや被リンク数などを確認しても、どのように改善すればよいのかが分からなければ意味がありません。
SEOの評価基準を知ることで、現状の不足事項と解決策が明確になります。
自社ブランディングにつながる
Googleで上位表示されれば、自社サイトの露出が多くなります。
ユーザーの目に触れる機会が増えることで製品の宣伝や認知の拡大に繋がります。
また、Googleの検索結果上への露出頻度が高くなると、Webサイトからの売上アップ効果も得られる可能性があります。
SEOの評価に関するよくある質問
- 評価項目は、アップデートによって変わりますか?
- 基本的な評価項目は変わりませんが、アルゴリズムはアップデートによって変更されます。
- 評価されないサイトの特徴を教えてください
- 検索結果圏外(50位より下)の場合、Googleから評価されていないと判断できます。コンテンツのクオリティが高くても、サイトを立ち上げて間もない場合や、何かしらのペナルティをうけているなど、要因はさまざまあります。
- 内部施策のチェックツールはありますか?
- 順位やアクセス数等は、Google Analyiticsや、Google Search Consoleが無料で使えます。
- SEOで意味がないとされているのは施策は?
- SEO対策で意味がないとされているのは、会社のサイト・個人のサイトに限らず、主に下記のような対策です。
・自作自演の外部リンク
・無駄なキーワードの詰め込み
・無断で複製したコンテンツの掲載
・不正なリダイレクト
・隠しテキストやリンク
- アルゴリズムの変化で順位が下がる理由が知りたい
- アルゴリズムの変化で順位が下がるのは、細かい評価項目が増えたり、更新されたことにより、自社コンテンツがその基準を満たしていないと判断された可能性がある場合です。
まとめ
本記事では、SEOの評価基準について解説しました。
重視すべき下記6つの評価基準を解説しましたが、それ以外にも数百の評価基準があるとされています。
また、細かいアルゴリズムは非公表のため、実際にGoogleで検索したり、評価チェックツールを活用したりして、日々コンテンツの改善を重ねていきましょう。