【業種別】オウンドメディアのデザイン10選!デザインで意識すべき3つのポイントも解説

【業種別】オウンドメディアのデザイン10選!デザインで意識すべき3つのポイントも解説

この記事の監修者

粟飯原匠 |プロデューサー

マーケティングを得意とするホームページ制作会社PENGINの代表。教育系スタートアップで新規事業開発を経験し、独立後は上場企業やレガシー産業のホームページ制作・SEO対策・CVR改善の支援を行うPENGINを創業。「ワクワクする。ワクワクさせる。」を理念に掲げてコツコツと頑張っています。

オウンドメディアは、企業の「ブランディング」をはじめとした目的を達成する手段として活用されます。コンテンツを通じて潜在顧客から優良顧客まで幅広い層にアプローチできるため、多くの企業で取り入れられている手法です。

オウンドメディアを運営するうえで「設定している目的」を達成するには「ターゲットが親しみやすい・使いやすいデザイン」を意識する必要があります。

しかし、オウンドメディアの立ち上げを検討されている方のなかには、オウンドメディアのデザインについて悩まれている方もいるのではないでしょうか。

本記事では「デザインの参考になるオウンドメディア10選」「デザインで意識すべき3つのポイント」を中心に解説します。自社オウンドメディアのデザインを検討する際にお役立てください。

オウンドメディアとは

オウンドメディアは企業が保有するメディアであり、一般的には「Webサイト」や「ブログ」を指します。ユーザーにとって有益な情報の発信がメインであり、自社商品の宣伝を積極的に行わないのが特徴です。

オウンドメディアの役割

オウンドメディアは、企業の「ブランディング」「認知度向上」「売上向上」「採用力の強化」などに貢献します。

オウンドメディアで自社が精通している分野の情報を発信することで、ユーザーからの信頼が獲得できます。またユーザーにとって有益な情報を提供すれば、繰り返しWebサイトに訪問してもらえます。その結果「○○業界といえばこの会社」というように「商品の購入」「就職・転職」といった場面で、連想してもらいやすくなる効果があります。

潜在顧客や見込み顧客、既存顧客、優良顧客といった幅広い層にアプローチできるため、多くの企業で取り入れられているマーケティング手法です。

オウンドメディアでなぜデザインが重要なのか

オウンドメディアのデザインは「オウンドメディアを運営する目的」を達成するために重要な要素です。自社がオウンドメディアで「何を目指しているのか」「何を実現したいのか」によって、目指すべきデザインは異なります。

たとえば「若年層向けのオウンドメディア」と「中高年層向けのオウンドメディア」とでは、有効なデザインが異なります。

ターゲットが「使いやすい」「親しみやすい」と感じるようなデザインにすることで、オウンドメディアを運営する目的の達成に近づきます。

オウンドメディアのデザインで意識すべき3つのポイント

オウンドメディアをデザインする際に意識すべきポイントは次の3点です。

  • 自社のイメージカラーを取り入れているか
  • 目的が達成できるデザインか
  • スマホ対応のデザインか

自社のイメージカラーを取り入れているか

企業によっては「会社のロゴ」や「商品のパッケージカラー」「イメージキャラクター」などをもとにした「イメージカラー」をもっているケースもあるでしょう。この場合、オウンドメディアのデザインにイメージカラーを取り入れると効果的です。

企業のイメージカラーとオウンドメディアのカラーを統一すれば、一目で自社のメディアだと認識してもらいやすくなります。さらに、商品・サービスのイメージも定着しやすくなるため、相乗効果が期待できます。

目的が達成できるデザインか

企業がオウンドメディアを運営する目的は「ブランディング」をはじめとしたさまざまな目的があります。そのため、オウンドメディアのデザインを決める際は「オウンドメディアを運営する目的が達成できるデザインか」を意識しましょう。

たとえば「売上向上」が目的の場合「商品を紹介する特設ページの設置」や「商品の購入導線の設計」などを取り入れる必要があります。また「採用力の強化」が目的の場合「社内の仕事風景の写真を掲載する」「社風が伝わるようなイラストを取り入れる」といった方法もあります。

オウンドメディア運営の目的が達成できるデザインかを意識してデザインしましょう。

スマホ対応のデザインか

現在Googleは、検索エンジンの検索結果画面の順位を「パソコンのページ」ではなく「モバイルページ」を基準に評価しています。そのため、オウンドメディアが「スマホ対応のデザインか」という視点は必須です。

パソコンで作成したページをスマートフォンで閲覧すると「ページが切れてスムーズに閲覧できない」「タップしづらい」などの問題が発生する可能性があります。すると、オウンドメディアのコンテンツを読むのにストレスがかかり「ユーザーが離脱する」「企業のイメージを損ねる」といったデメリットが生じます。

スマホ対応するには「レスポンシブデザインを導入する」「変換ツールを利用する」などの方法があります。ユーザーの「見やすさ」「操作のしやすさ」を実現し、ストレスなくコンテンツが閲覧できるオウンドメディアを目指しましょう。

デザインの参考になるオウンドメディア10選

オウンドメディアのデザインの参考になる事例を10選紹介します。

【美容】watashi+

watashi+

引用:watashi+

「watashi+」は化粧品メーカーである「株式会社資生堂」が運営するオウンドメディアです。美や健康に関する幅広い情報を発信しており「コスメの使い方」や「美容方法」「エクササイズ」などを文章と動画を交えて紹介しています。

白とピンクを基調としたカラーが特徴的であり、ヘッダーには「オンラインショップ」や「お店ナビ」「商品カタログ」などが配置されているため、気になったアイテムがすぐに探せる導線となっています。マイページでは「購入履歴」や「キャンペーン」「カウンセリング履歴」などが確認できるため、買い物がしやすいデザインです。

【インテリア】北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店

引用:北欧、暮らしの道具店

「北欧、暮らしの道具店」は、ECサイトをオウンドメディア化したサイトであり「株式会社クラシコム」が運営しています。ファッションや小物、インテリアなどの暮らしにまつわる商品を扱っており「ミニコラム」では、スタッフによる「商品紹介」や「仕事の裏側」などのコンテンツを発信しています。

サイトはシンプルで色味も抑えているため、アイキャッチの色が映えるデザインです。1つひとつの商品を丁寧に紹介しており、ユーザーの疑問を解消しつつ購買に導く設計となっています。

【食品】食物アレルギーケア

食物アレルギーケア

引用:食物アレルギーケア

「食物アレルギーケア」は、アレルギーに悩む方に向けたオウンドメディアであり「日本ハム株式会社」が運営しています。ヘッダーには「アレルギーに関する基礎知識」や「食物アレルギー対応レシピ」「食物アレルギー対応商品」などの項目があるため、アレルギーに悩む方にとって有益な情報を発信しながら、販促にもつながる設計となっています。

食品写真の鮮やかな色味を活かしつつ、オレンジを基調とした親しみやすいデザインが特徴です。サイト経由で「オンライン栄養相談」も実施しており、企業の知見を生かした独自の方法でユーザーとの関係を作っています。

【食品】アマノ食堂

アマノ食堂

引用:アマノ食堂

「アマノ食堂」は、アサヒ食品グループ「アマノフーズ」ブランドが運営するオウンドメディアです。「食材の保存方法」や「レシピ」「コラボ情報」など食品に関する情報を発信しており、記事にはイラストや画像が豊富に取り入れられています。

食材一覧から「特定の食材に関連する記事」にジャンプできる機能があり、関心のある記事にたどり着きやすい導線となっています。「食堂」の名前のとおり、オウンドメディア全体が温かみのあるデザインのため「料理好きな人」や「食べるのが好きな人」が立ち寄って楽しめるメディアです。

【製菓】THE BAKE MAGAZINE

THE BAKE MAGAZINE

引用:THE BAKE MAGAZINE

「THE BAKE MAGAZINE」は、スイーツの販売を手掛ける「株式会社BAKE」が運営するオウンドメディアです。「おいしいは、しあわせにBAKE(バケ)る。そこには、ストーリーがある。」をコンセプトに、自社の新商品やキャンペーンだけでなく、企業やブランド、生産者などの「食品業界に関わる方へのインタビュー」や「食に関する情報」を掲載しています。

販売している商品にマッチさせたサイトカラーを採用しており、アイキャッチのスイーツの色味が魅力的に見えるように工夫されたオウンドメディアです。

【ファッション】TODAY’S PICK UP

TODAY’S PICK UP

引用:TODAY’S PICK UP

「TODAY’S PICK UP」は、衣料品の製造・小売を展開している「株式会社ユニクロ」が運営するオウンドメディアです。自社商品のコーディネートだけでなく「体型をカバーする方法」や「面接の服装の正解コーデ」といったユーザーのニーズに沿った情報も発信しています。

白を基調としたシンプルなデザインであり「ユニクロのロゴ」や「アイキャッチ画像のファッション」のカラーが映えるオウンドメディアです。

【IT】OnLINE

OnLINE

引用:OnLINE

「OnLINE」は、コミュニケーションアプリ「LINE」を提供する「LINE株式会社」が運営するオウンドメディアです。「LINEでは、こうしてます」というコンセプトで「社内での取り組み」や「社員インタビュー」をはじめとした情報を発信しています。

LINEアプリのアイコンカラーである緑を取り入れたデザインが特徴的であり、アイキャッチのデザインにも緑が多く使われています。

【IT】メルカン

メルカン

引用:メルカン

「メルカン」はフリマアプリを手掛ける「株式会社メルカリ」が運営するオウンドメディアです。採用を目的として運営しており「社員インタビュー」や「社内での取り組み」「イベントの告知」といった情報を中心に発信しています。

トップ画面の「Bold Challenge」では、毎日更新される新着記事を紹介しています。アプリのアイコンカラーである赤と水色をアクセントとして取り入れ、アイキャッチには社員の写真を多く使用しています。

【IT】サイボウズ式

サイボウズ式

引用:サイボウズ式

「サイボウズ式」は、グループウェアや業務改善サービスを中心に社会のチームワーク向上を支援する「サイボウズ株式会社」が運営するオウンドメディアです。「新しい価値を生み出すチームのメディア」をコンセプトに働き方に関する情報を発信しています。

記事では「マンガ」や「会話形式」といった形を取り入れており、活字が苦手なユーザーでも読みやすいコンテンツです。アイキャッチでは親しみやすいイラストを使用しているため、難しいテーマでも気軽に読み始められます。

【エンタメ】MASH UP! KABUKICHO

MASH UP! KABUKICHO

引用:MASH UP! KABUKICHO

「MASH UP! KABUKICHO」は、エンターテイメント施設の企画・運営を手掛ける「株式会社 TSTエンタテイメント」が運営するオウンドメディアです。歌舞伎町を中心とした新宿エリアのカルチャーに関する情報を発信しており、街の魅力を知ってもらうことを目的としています。

歌舞伎町をテーマとしているため、サイトデザインやアイキャッチがカラフルであり「楽しさ」や「派手さ」が表現されています。ナビゲーションも「観る」「食べる」「遊ぶ」「買う」とシンプルであり、ユーザーが操作しやすい設計となっています。

オウンドメディア運用の成功事例

ここからは、オウンドメディアを運用して成功を収めた企業をビジネス形態ごとに紹介します。

【BtoB】Money Forward Bizpedia

Money Forward Bizpedia

引用:Money Forward Bizpedia

「Money Forward Bizpedia」は、金融系のウェブサービスを提供する「株式会社マネーフォワード」が運営するオウンドメディアです。「バックオフィスの悩みに答えを」をコンセプトに、企業の担当者だけでなく、経営者や個人事業主まで幅広いユーザーをターゲットに向けて情報発信をしています。

2014年からコンテンツマーケティングに取り組み始め、2019年9月時点で月間平均100万PVを達成しています。サイドバーに「資料ダウンロード」記事の最後には「サービス紹介のバナー」を設置し、リード獲得につなげるための仕組みを構築しています。

「社会保険労務士法人」や「会計事務所」などのインタビュー記事も掲載しており、企業ブランディングにつながる情報も発信しているオウンドメディアです。

参考:amanaINSIGHTS(アマナインサイト)「検索で流入の9割を獲得する「Money Forward Bizpedia」のコンテンツとアットホームなチームづくりとは

【BtoC】となりのカインズさん

となりのカインズさん

引用:となりのカインズさん

「となりのカインズさん」は、ホームセンターを展開する「株式会社カインズ」が運営するオウンドメディアです。暮らしに関するアイディアや課題について、共有・共創・発信できる場として開設しました。その結果、正式オープンから1年たたずに月間400万PVを達成しています。

「ホームセンターを遊び倒すメディア」をコンセプトに、「掃除用具の紹介」や「洗剤を使った掃除方法」といった暮らしに役立つ情報から「メダカの越冬方法」や「古代魚の特徴や生態」といったユニークな情報まで発信しています。

参考:CAINZ「デジタル戦略

まとめ

オウンドメディアのデザインは「オウンドメディアを運営する目的」を達成するために重要な要素です。事例で紹介したデザインのなかには企業のイメージカラーを取り入れているケースが多く、ユーザー目線でオウンドメディアをデザインしています。
本記事で紹介したデザイン事例を参考に、自社のオウンドメディアをデザインしましょう