ソフトウェアテスト関係の資格を取得することで、業務に必要な知識を身に付けるのに役立ちます。また、知識がある証明になり、キャリアアップや収入アップにもつながります。本記事では、エンジニアにおすすめのソフトウェアテスト関係の資格を8種類にわけて紹介します。

ソフトウェアテスト関係の資格を取得する4つのメリット

ソフトウェアテスト関係の資格を取得する4つのメリット

ソフトウェアテスト関係の資格を取得することには、次の4つのメリットがあります。

  • 知識を業務で活用できる
  • キャリアアップにつながる
  • 収入アップを目指せる
  • 客観的にスキルを証明できる

1.知識を業務で活用できる

ソフトウェアテスト関係の資格を取得することで、そこで得られた知識を業務で活用できます。資格を取得することは品質スキルを身に付けることにつながります。有資格者がチームにいることによって、開発チーム全体の動きも変わるのです。

2.キャリアアップにつながる

ソフトウェアテスト関係の資格を取得することで、キャリアアップにつながります。資格の取得はソフトウェアの品質向上をする意識を持つことにつながり、現場でのスキルアップにつながりやすくなるのです。ただし、資格が全てではなく、資格取得で身に付けた知識を現場で活かすことが重要です。

3.収入アップを目指せる

ソフトウェアテスト関係の資格を取得することで、収入アップを目指せます。資格の保持は、それを取得するために必要なスキルを身に付けていることを証明できることから、収入アップにつながる可能性があります。

一般的な現場では実績の方がより評価されるケースが多いでしょう。しかし、資格を持っていることで、実績を持たない未経験者でもスキルを身に付けていることや、勉強をしていることをアピールできます。

4.客観的にスキルを証明できる

ソフトウェアテスト関係の資格を取得することで、客観的なスキルが証明できます。それぞれの資格には必要な能力や知識があり、たとえ実績がなくても資格を保有持することでそれらに関する知識があることを証明できます。

ソフトウェアテストの仕事に役立つ資格8選

ソフトウェアテストの仕事に役立つ資格には、さまざまな種類があります。ここではおすすめの資格を8種類についてそれぞれ紹介します。

資格特徴
JSTQB認定テスト技術者資格Foundation Levelテストの設計から工程まで基礎的なことを網羅
JSTQB認定テスト技術者資格Advanced Levelテストの設計から工程までを把握するだけでなく分析までが必要
IT検証技術者認定試験(IVEC)エントリーレベルテスト実行やテストケース準備など初歩的な内容
IT検証技術者認定試験(IVEC)ミドルレベルテスト実装やテスト詳細設計など中級レベル
IT検証技術者認定試験(IVEC)ハイレベルテストアーキテクチャ設計やテスト評価など上級レベル
基本情報処理技術者試験ITエンジニアに必要な知識を幅広く身に着ける必要がある
ソフトウェア品質技術者資格認定初級ソフトウェア品質技術者資格テストの設計から分析、工程に必要なテストの基礎的な内容
ソフトウェア品質技術者資格認定中級ソフトウェア品質技術者資格テストの設計から分析、工程に必要なテストの応用的な内容

1.JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格

引用:JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格はテストエンジニアにおすすめの資格であり、テストの設計から分析、工程におけるマネジメントなどの知識を得られることが特徴です。

ISTQB(International Software Testing Qualifications Board)と連携していることから、海外でも知識を持っていることの証明となります。JSTQB認定テスト技術者資格には次の2つのレベルがあります。

  • Foundation Level
  • Advanced Level

Foundation Level

JSTQB認定テスト技術者資格のFoundation Levelは、テストの設計から工程まで必要な基礎的な内容を網羅しています。正解を選ぶタイプの問題で全40問です。Foundation Level シラバス 日本語版 Version 2018.J03とよばれるシラバスを基に出題されています。

Advanced Level

JSTQB認定テスト技術者資格のAdvanced Levelは、テストの設計から工程までに必要な基礎的な内容に加えて、分析する能力が求められます。複数の選択肢から選ぶタイプで、試験時間は180分です。試験範囲は次のようになっています。

テストマネージャー65問
テストアナリスト60問

180分で125問解く必要があるため、迅速な判断力が求められます。

2.IT検証技術者認定試験(IVEC)

IT検証技術者認定試験(IVEC)

引用:IT検証技術者認定試験(IVEC)

ソフトウェアの検証に関連する知識が必要なIT検証技術者認定試験(IVEC)には、次の3つのレベルがあります。

  • エントリーレベル
  • ミドルレベル 
  • ハイレベル

エントリーレベル

IT検証技術者認定試験(IVEC)のエントリーレベルは、テスト実行やテストケース準備、環境準備などが主な内容となっています。

ミドルレベル 

IT検証技術者認定試験(IVEC)のミドルレベルでは、テスト実装やテスト詳細設計、テスト報告に関する知識が求められます。さらに、仕様管理や網羅性設計、仕様の把握、モニタ設計など幅広い分野について理解していることが必要です。

ハイレベル

IT検証技術者認定試験(IVEC)のハイレベルでは、テストアーキテクチャ設計やテスト評価、さらにテスト要求分析に関する知識や理解が必要です。このほかにも、テストの新技術開発や品質コンサルタント、テスト要求分析などにおける技術や能力を身に付けるようにしましょう。

3.基本情報処理技術者試験

基本情報処理技術者試験

引用:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

基本情報処理技術者試験は、ITエンジニアに必要な知識を幅広く求められる資格です。ソフトウェアの開発方法やテスト技法、ネットワークの仕組みなどを勉強する必要があり、資格を持っていることにより基礎知識が身に付いている事をアピールできます。合格率は決して高くなく、取得のためにスクールなどに通う人も少なくありません。

4.ソフトウェア品質技術者資格認定

ソフトウェア品質技術者資格認定

引用:JCSQE ソフトウェア品質技術者資格認定

ソフトウェア品質技術者資格認定は、ソフトウェアの品質における知識を全般的に勉強することが必要です。セキュリティや品質モデル、品質マネジメント、リスクマネジメントなど幅広い知識が求められます。ソフトウェア品質技術者資格認定には次の2段階があります。

  • 初級ソフトウェア品質技術者資格
  • 中級ソフトウェア品質技術者資格

初級ソフトウェア品質技術者資格

初級ソフトウェア品質技術者資格は、ソフトウェアのテストを進めるために求められる基本的な概念を把握することが必要です。実務経験は求められず、あくまで知識を持っていれば合格できる資格です。ソフトウェア品質知識体系ガイドから出題されることが多く、記載されている内容を把握するようにしましょう。

中級ソフトウェア品質技術者資格

中級ソフトウェア品質技術者資格は、初級ソフトウェア品質技術者資格に求められる知識を活かした実践的なスキルが求められます。資格を習得していることで、実践するための知識があることを証明できるのです。

さらに、様々な状況においてどのようなことをするべきか記述する部分もあります。そのため、様々な想定をしておくことが求められます。

まとめ

まとめ

ソフトウェアテスト関連の資格にはさまざまな種類があります。それぞれのテストにおいて求められる技能や知識は異なり、資格を取得することでそれらの技能を持っていることを証明することになります。しかし、資格取得が最終ゴールではなくそれらの知識を現場で活かすことが重要です。