【初心者向け】ホームページ制作に必要なドメインとは?取得方法までまとめて解説!

【初心者向け】ホームページ制作に必要なドメインとは?取得方法までまとめて解説!

この記事の監修者

粟飯原匠 |プロデューサー

マーケティングを得意とするホームページ制作会社PENGINの代表。教育系スタートアップで新規事業開発を経験し、独立後は上場企業やレガシー産業のホームページ制作・SEO対策・CVR改善の支援を行うPENGINを創業。「ワクワクする。ワクワクさせる。」を理念に掲げてコツコツと頑張っています。

  • ドメインとは何か知りたい
  • ドメインの取得方法や選ぶ時の注意点が知りたい

ドメインはホームページを制作する上で、多くの場合必要になる「住所」のようなものです。

とはいえ、初めてのWebサイト制作で、そもそもドメインが何か分からない、どうやって取得するかも分からない・・・SEOや、ホームページとどんな関係性があるのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、初めてホームページ作りに挑戦する方に向けてドメインの基礎知識について解説します!

ホームページとドメインの関係性

ドメインとは、ホームページを家とした場合、「住所」にあたるものです。Web上の住所は、本来「IPアドレス」と呼ばれる、暗号のようなものですが、ドメインは人間でも認識できるよう文字に変換されています。

Web上にホームページが存在していても、住所が分からないとお客様が訪ねてこれないため、所在を証明するためにも、ドメインが必要になるのです。

ホームページ制作の方法によっては、ドメインの取得が必要ない場合もありますが、そのような場合でも、制作ツール自体のドメインを借りるなど、どのような形であってもドメインは必要になります。

ドメインとは?

では、ドメインがどの部分を指しているかというと、「https://pengi-n.co.jp/blog/homepage-domain」の場合、「pengi-n.co.jp」です。

ここからは、他の共起語との違いについて解説していきましょう。

URLとの違い

URLとは、ドメインの上位概念で、URLの中にドメインが含まれていることになります。

具体的に、下記5つの要素に分けて、URLの構成と、それぞれの役割を解説していきましょう。

スキーム

スキームとは、「https://」にあたる部分のことです。

スキームは、情報リソースを取得する手順を示すもので、URLの先頭に置かれます。

「https://」の他にも、様々なスキームがありますが、「https://」はWeb上の」情報が暗号化され、サイバー犯罪を防止できるので、セキュリティ対策やGoogle検索順位アップにもつながるのが利点です。

ホスト

ホストは「www」にあたる部分のことで、サーバーにつけられた識別名称のことです。

ドメインの前に置かれ、ドメインとは、「.(ドット)」で区切られます。

ドメイン

ドメインは、Web上における住所のことで、もっとわかりやすく言えば「マンション名」の部分にあたります。

そのため、該当のWebサイトにたどり着くための唯一無二の文字列であり、他社が同じ文字列のドメインを指定することはできません。

ディレクトリ

ディレクトリとは、サーバー内のフォルダの位置を表したものです。

1つのWebサイト上に、下層ページを設けたりする場合につかわれ、ドメインをマンションと例えるならば、ディレクトリは部屋番号にあたります。

ファイル

ファイルとは、サーバー内のページのことです。

例えば、ブログサイトなどで、2ページ目に行く場合に利用されます。

サーバーとの違い

ドメインが住であれば、サーバーは土地にあたります。

サーバーにもいくつか種類がありますが、ホームページをブラウザに表示させているのは「Webサーバー」です。Webサーバーには、HTMLや画像等、ホームページを構成しているデータを保管しています。

ユーザーから表示のリクエストがあれば、応答するという重要な役割を担うため、ドメインは、サーバーに紐づけておく必要があります。

独自ドメインとは

独自ドメインとは、ホームページを制作するユーザー自身が決められる、オリジナルのドメインのことです。

ドメインを住所というならば、独自ドメインは、自分だけの所有物として「一軒家」と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

独自ドメインを取得するメリット

独自ドメインはには下記のメリットが考えられます。

  • 信頼につながる
  • ブランディングにつながる
  • メールアドレスが持てる

信頼につながる

独自ドメインは、各企業ごと、店舗ごとのサービスやブランドに合わせてドメインを決められるため、「ちゃんとした会社」という印象を持ってもらいやすいのが利点です。

フリーのドメインは誰でも取得できる一方、独自ドメインの取得にはコストがかかるため、ホームページをしっかりと運営していることの証明にもなるのです。

ブランディングにつながる

ホームページの名前と、ドメインの名前をそろえておくと、ユーザーからの認知を獲得しやすく、覚えてもらいやすい為、ブランディングにもつながります。

メールアドレスがもてる

ドメイン次第ではありますが、ドメイン取得時に、オリジナルのメールアドレスを取得できる場合があります。

お問い合わせを受けた場合の返信用メールに利用する可能性があるなど、用途が決まっている際はメリットにつながるでしょう。

独自ドメインの料金相場

独自ドメインの料金相場は、設定するドメインの種類によって違うため、年間数百円~数千円とふり幅があります。

ただ、企業で良く利用されている「Company」を表す「com」や、日本「Japan」を表す「jp」などの代表的なドメインは、高額になる傾向にあります。

.com.jp.co.jp.net
料金相場1,400円1,600円4,000円1,600円
おすすめする業種企業企業日本国内登記の企業ネットワークサービス提供企業

ドメインにこだわらないのであれば、「xyz」など、特に意味を持たない文字列のドメインの場合年間数十円~で利用できることが多いです。

サブドメインとの違い

サブドメインとは、ユーザー自身が決められ、目的に応じて使われるドメインのことです。URLで言えば、独自ドメインの前に位置します。

サブドメインは、ドメインサービスからではなく、本体のドメインを登録しているサーバーの管理画面で設定し、一般的には1つの企業が新しいサービスを始めた際に、ドメインの評価を受け継いでサイトを立ち上げたい場合に利用します。

すでに、利用しているドメインを軸として展開できるため、新しくドメインを取得するよりもSEO的にも評価を得られやすいのが特徴です。

共有ドメインとの違い

共通ドメインとは、複数のユーザーで共有して利用するドメインを指します。

例えば、ブログサービスやサーバー会社のサービスを使って、かんたんにWebサイトを立ち上げられるツールがありますが、そのようなツールの場合は共通ドメインを利用する場合が多いです。

独自ドメインの取得方法

独自ドメインは、下記の手順で取得します。

  1. ドメイン登録サービスに登録する
  2. ドメイン名を決める
  3. トップレベルドメインを決める

ドメイン登録サービスは、有名なところで言えば、お名前.comムームードメインスタードメインなどがあげられます。ドメイン名は、自社の名前や店舗の名前をアルファベットにしている場合が多いです。

トップレベルドメインは、「.jp」や「.com」の場合は、代表的なドメインのため、数千円程度かかる可能性もありますが、こだわらなければ年間数十円で利用できるものもあります。

サーバー・ドメインについて詳しく知りたい方はこちら

独自ドメイン取得時の注意点

独自ドメインは、業種によって取得できないドメインがあるなど、取得条件が付いている場合があります。

例えば、「.co.jp」のドメインであれば、株式会社や合同会社等、日本に登記登録している企業しか取得できません。また、「.or.jp」社団法人や、医療法人等の、特典の法人組織のみ取得できるとしています。

そのほかにも「.go.jp」は政府機関、「.ac.jp」は学校関連などの条件が設けられている場合があるので、事前に取得したいドメインに取得条件が付いていないか確認が必要です。

ドメイン名の決め方

ドメインは、一度Webサイトを開設すると、変更できないので、慎重に決める必要があります。

下記の3つを意識してみましょう。

  • SEOワードを意識する
  • なるべく短くする
  • Webサイトとの関連性を意識する

SEOワードを意識する

Google検索結果で上位に表示させるために、コンテンツだけでなくURLもSEOワードを意識しておくのがおすすめです。

例えば、自社の名前や店舗の名前等、実際に検索したときにかかりやすいKWを入れてみましょう。

なるべく短くする

URLが長いとユーザーに覚えてもらいにくいので、2~3語を超えないよう意識します。

Webサイトとの関連性を意識する

コンテンツと関連性のないドメインにすると、ユーザーの混乱を招く可能性もあります。

そのため、一般的には会社やサービス名等、Webサイトのタイトルにあたるようなワードにしましょう。

ドメインの構造について

ドメインの中には「pengi-n.co.jp」の「.co.jp」のように、1つのドメインを「.」で区切っているものもあります。

ここからは、「pengi-n.co.jp」を例に、ドメインの構造について解説します。

トップレベルドメイン(TLD)

トップレベルドメインとは、「pengi-n.co.jp」の中で、最後のドットの右側にあたる「jp」にあたる部分です。

トップレベルドメインは、これから解説する、国コードトップレベルドメイン(ccTLD)と、分野別トップレベルドメイン(gTLD)に分けられます。

国コードトップレベルドメイン(ccTLD)

国コードトップレベルドメインとは、その名の通り、国や地域ごとに割り当てられたトップレベルドメインのことです。日本の場合は「.jp」がトップレベルドメインになります。

「.jp」の中でも、いくつかの種類に分かれるので、下記にて解説します。

  • 汎用型JPドメイン名:「.jp」
  • 属性型JPドメイン名:「.co.jp」「.ac.jp」
  • 都道府県別JPドメイン名:「tokyo.jp」
  • 地域型JPドメイン名:「chiyoda.jp」

分野別トップレベルドメイン(gTLD)

分野別トップレベルドメインとは、分野別に割り当てられたトップレベルドメインのことで、ジェネリックトップレベルドメインとも呼ばれています。

jpなど、国ごとにしか利用できないドメインとは違い、世界中の誰でも利用できるのが特徴です。例えば、企業が利用できる「.com」や「.net」など、22種類存在します。

セカンドレベルドメイン(SLD)

セカンドレベルドメインとは「pengi-n.co.jp」で言うと「co」にあたる部分のことです。「com」や「net」がトップレベルドメインの場合「pengi-n」がセカンドレベルドメインになります。

サードレベルドメイン

サードレベルドメインとは「pengi-n」で言うと「pengi-n」にあたる部分です。

まとめ

本記事では、ドメインの基礎知識について解説しました。

ブログサイト作成ツール等、あるサービス上からWebサイトを公開できるツール等では、独自ドメインを設定できることは少ないですが、外注などで企業サイトを作成する場合は、独自ドメインの取得が必要になります。

今回解説したドメインの決め方や手順を参考にすると、センス良く、SEOでも評価が得られやすいドメインを作成できるはずです。