LP作成ツールには、無料で利用できるツールから有料のツールまで幅広い種類があります。搭載されている機能も多種多様なため、自社に導入するLP作成ツール選びに悩まれている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、おすすめLP作成ツール10選や選び方、LP作成ツールを利用するメリット・デメリットを中心に解説します。LP作成ツールの導入を検討されている方はぜひご覧ください。
そもそもLP(ランディングページ)とは、Web広告や検索エンジンなどから遷移してきたユーザーが最初に閲覧するWebページです。ユーザーのアクションを促すことを目的として制作されます。
LPは、商品やサービスに対する「問い合わせ」や「資料請求」「購入」などを促す目的に特化しているため、LPの質の高さは「CVR(コンバージョン率)の高さ」で判断されます。効果が出やすいLPの特徴は、以下の4つです。
- ページの表示速度が速い
- テキストデータが挿入されている
- CTAの頻度が適切
- ユーザーが欲している情報がページ上部にある
Googleの調査によると、ページの読み込み時間が1秒から3秒まで遅くなった場合、直帰率が32%増加することがわかりました。さらに、10秒遅くなった場合の直帰率は123%まで増加します。そのため、ページに遷移したユーザーの満足度を高めるには、ページの表示速度が重要な要素です。
また、テキストデータは「広告品質評価」の指標の1つです。極端にテキストデータが少ないLPは品質が低いと判断されるため、画像だけでなくテキストデータも挿入する必要があります。
さらに、ユーザーを次のアクションに誘導する「CTA」は適切な頻度で設置するのが効果的です。たとえばCTAが多すぎる場合、ユーザーに不信感を抱かせてしまう可能性があります。反対に、少なすぎると「CVのモチベーションが高まったタイミングにCTAボタンがない」といった、本来得られたCVを逃してしまう恐れがあります。そのため、構成や訴求に応じてCTAを設置しましょう。
ほかにも、LPはページ下部へスクロールするほど閲覧数が少なくなります。そのため「ユーザーが欲している情報」や「最も訴求したい内容」はページ上部に記載し、閲覧してもらえる確率を高めましょう。
参考:Google「Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed」(20231221)
LPとHPの違い
LPとHP(ホームページ)の違いは「目的」と「構成」です。
HPは、自社や商品に関する情報を幅広く伝えることがおもな目的です。複数のページで構成されており、HP内を回遊することを前提に作られています。
一方LPは、ユーザーの「購入」や「お問い合わせ」などのアクションを促すことが目的です。1ページのみで完結しており、スクロールするだけで必要な情報を得られるように構成されています。ほかのページへのリンクがないため、コンバージョンに至るまでの流れが作りやすいのが特徴です。
LP作成ツールを利用するメリット
LPは外注だけでなく、作成ツールを活用して内製する方法もあります。LP作成ツールを利用するメリットは、次の3点です。
- デザインやコーディングの知識がなくても作成できる
- 外注よりもコストが抑えられる
- 情報の更新が自社でできる
デザインやコーディングの知識がなくても作成できる
LP作成ツールを利用すると「デザイン」や「コーディング」といった専門的な知識がなくても作成できます。
LPを一から制作する場合「HTML」や「CSS」などに関する知識が必要です。LP制作に必要な知識がある社員がいない場合は「新たに知識を習得する」「デザイナーやコーダーを採用する」といったコストがかかります。
LP作成ツールではデザインテンプレートが活用できるため、ノーコードでLPの制作が可能です。
外注よりもコストが抑えられる
LP作成ツールには「無料で気軽に利用できるツール」から「有料で機能豊富なツール」まで、さまざまな種類があります。そのため、自社が目指すLPのクオリティによってはコストを抑えて制作できます。
一方、LPの制作を制作会社に外注した場合は「制作費」や「運用管理費」などがかかるため、数十万円以上の費用がかかります。ただし「オリジナリティの高いLPが制作できる」「運用までサポートが受けられる」といったメリットがあるため、LP制作に割ける予算を考慮したうえで「ツールの使用」か「外注」かを判断するとよいでしょう。
情報の更新が自社でできる
LPの制作を外注した場合「商品に関する情報を更新したい」といった場面では、外注先に連絡して対応してもらう必要があります。そのため「コミュニケーションコストがかかる」「対応まで時間がかかる可能性がある」といったデメリットがあります。
一方、LP作成ツールではLPの記載内容の変更が自社で行えるため、ユーザーに対して最新の情報が提供できます。さらに「掲載内容に問題があった場合は迅速に対応できる」「改善施策を柔軟に展開できる」といったメリットもあるため、LPの効果最大化につながります。
LP作成ツールを利用するデメリット
LP作成ツールを利用するデメリットは次の2点です。
- オリジナリティーの高いLPの作成は難し
- サービスが終了する可能性がある
オリジナリティーの高いLPの作成は難しい
LP作成ツールは、利用できるデザインテンプレートの種類が限られています。そのため、オリジナリティーの高いLPの制作は難しく「同じツールで制作した他社のLPとデザインが被る」といったリスクがある点がデメリットです。
オリジナリティーのあるLPを目指す場合は「デザインの自由度が高い」「テンプレート数が豊富」といったLP作成ツールを選びましょう。
サービスが終了する可能性がある
LP作成ツールを提供している企業の経営状況や方針の転換などが原因となり、サービスが終了する可能性があります。この場合、作成したLP自体がなくなってしまうため、自社のビジネスに深刻な影響を及ぼします。
LP作成ツールを導入する際は、運営企業の「信頼性」や「安定性」を確認したうえで利用するツールを選びましょう。ほかにも「代替のツールを用意する」「定期的にバックアップをとる」といった方法でリスクに備える方法もあります。
LP作成ツールの選び方
LP作成ツールを選ぶ際は、次の3つのポイントを意識しましょう。
- 操作しやすいか
- 自社に必要な機能があるか
- 必要なサポートが受けられるか
操作しやすいか
LP作成ツールのなかには「機能が豊富なため管理画面が複雑」「メニューが日本語表記に対応していない」といった種類もあります。そのため「操作が難しくないか」「全ての担当者が操作できるか」といった点を確認したうえで選びましょう。
操作が難しいLP作成ツールを導入した場合「制作作業が属人化する」「修正・情報の更新に時間がかかる」などのリスクがあります。
そのため有料のツールを導入する際は「無料プラン」や「トライアル」などで使用感を確認したうえで導入するツールを決めましょう。
自社に必要な機能があるか
LP作成ツールには「ページ作成機能」や「分析機能」などの機能が備わっています。ツールによって機能に差があるため「自社が求める機能」が備わっているかを確認しましょう。
LP作成ツールのおもな機能は以下のとおりです。
ページ作成機能 | ノーコード編集 | テキスト・画像の挿入や配置がマウス操作で可能 |
デザインテンプレート | 業種別などのデザインテンプレートを搭載 | |
フォーム作成 | 問い合わせフォームの作成・設置が可能 | |
独自ドメインの取得 | プランによっては独自ドメインの取得が可能 | |
分析機能 | ダッシュボード | 「訪問者数」などのアクセス解析が可能 |
外部ツール連携 | MAやSFA、コミュニケーションツールとの連携が可能 | |
そのほかの機能 | 予約公開 | LPの公開日時の事前設定が可能 |
スケジュール管理 | 商談時間などの時間管理が可能 | |
決済 | オンライン上での決済体制の整備が可能 |
たとえば自社にデザイナーやコーダーがおらず、HTMLやCSSなどのコードを使用せずにLPを作成したい場合は「ノーコード編集」が可能なツールを選ぶ必要があります。また、デザインにこだわりたい場合は「デザインテンプレート」の種類が豊富なツールを選ぶとよいでしょう。
自社の状況やLPで宣伝したい商材に応じて、自社に必要な機能を見極めましょう。
必要なサポートが受けられるか
「LP作成」や「ツールの操作」に不慣れな場合、自社にとって必要なサポートが受けられるかを確認しましょう。
LP作成ツールによっては、有料プランのみが問い合わせに対応してもらえるケースがあります。また海外の企業が提供しているツールの場合、日本語でのサポートに対応できないケースもあります。そのため、ツールの機能や費用だけでなく「検討しているプランでどこまでサポートが受けられるか」「希望する言語でのサポートが可能か」といった点も確認しましょう。
なお、ツールを提供する企業のなかには「コミュニティの運営」や「動画講座などのコンテンツの提供」を実施している企業もあります。自社にとって必要なサポートを明確にしたうえで、希望するサポートが得られるツールを選びましょう。
おすすめLP作成ツール10選
ここからは、おすすめのLP作成ツールを「無料プランもあるツール」と「有料プランのみのツール」に分けて紹介します。
【無料プランもあり】LP作成ツール7選
無料プランから有料プランまであるLP作成ツールは、以下の7つです。
ツール名 | 特徴 | 費用 |
STUDIO | 利用者数35万人以上のLP作成ツール ノーコードで自由にデザインできる 無料・有料のテンプレートも使用可能 | 0円~5,980円 |
ペライチ | 会員数50万人以上のLP作成ツール 豊富なテンプレートからデザインが選べる 「個別サポート」をはじめとしたサポート体制が充実 | 0円~6,910円 |
MOSH | 登録事業者数のべ6万人以上のLP作成ツール 個人でサービスを販売したい方向け レイアウトのデザインのカスタマイズ不可 | 初期費用・月額費用:なし※決済手数料:3.5%※サービス手数料3.0%+99円 |
ジンドゥー | 用途・好みに応じて2種類のツールから選べる クリエイターツールでは細かいカスタマイズが可能 作成されたサイトは世界中で3200万にのぼる | 0円~5,330円 |
フォームメーラー | 個人から大企業、官公庁などのアカウント登録数55万 LPだけでなく高機能なフォームの作成も可能 30分程度でLPが作成できる | 0円~7,920円 |
Canva | 「Canvaドメイン」や「独自ドメイン」などで公開可能 LP専用の「テンプレート」や「作成機能」は備わっていないフォームを設置する際はリンクをLP上に設置する | 0円~3,000円 |
WordPress | LPの作成に特化した「テーマ」が利用できる 「サーバー」や「ドメイン」を用意する必要 | 無料 |
STUDIO
引用:STUDIO
STUDIOは、LPを自由にデザインして制作できるツールです。一からデザインできるため、オリジナリティーのあるLPが作成できます。
レイアウトの組み替えだけでなく、ピクセル単位の大きさ調整もマウス操作で行えます。また、カーソルを合わせると画像の動きが変化するアニメーションもノーコードで組み込み可能です。
無料・有料のテンプレートから選べるうえに、プロがデザインしたテンプレートも用意されています。そのため「一から自分でデザインしたい」「デザインに自信がなくテンプレートを利用したい」といったニーズに応えられるLP作成ツールです。
ヘルプの説明は日本語である一方で、メニューは英語表記のため注意が必要です。
特徴 | 利用者数35万人以上のLP作成ツール ノーコードで自由にデザインできる 無料・有料のテンプレートも使用可能 |
費用 | Free:0円Starter:1,480円 / 月CMS:3,280円 / 月Business:5,980円 / 月 |
日本語サポート | 対応 |
ペライチ
引用:ペライチ
ペライチは、豊富なテンプレートから好みのデザインを選んでLPを作成できるツールです。「アクセス解析機能」では直近3か月間のPV数とUU数が確認できるため、戦略的な運用が可能です。
サポート体制が充実しており「無料セミナー」や「個別サポート」も実施しています。また「使い方動画」や「解説記事」もあるため、パソコンの扱いに不慣れな方でも安心して利用できます。
なおプランごとに作成できるページ数が決まっており、無料で作成できるのは1ページのみです。
特徴 | 会員数50万人以上のLP作成ツール 豊富なテンプレートからデザインが選べる 「個別サポート」をはじめとしたサポート体制が充実 |
費用 | フリープラン:0円ライトプラン:1,465円 / 月 レギュラープラン:2,950円 / 月 ビジネスプラン:3,940円 / 月 プロフェッショナルプラン:6,910円 / 月 |
日本語サポート | 対応 |
MOSH
引用:MOSH
MOSHは、個人でサービスを販売したい方に適したLP作成ツールです。オンラインレッスンやサロン、コミュニティといった「サブスクリプションサービス」や、講座やオンラインスクールの展開も可能です。
「顧客管理」や「予約・決済システム」「会員ページ」などの機能が備わっており、申し込んだ顧客への対応も管理画面上で行えます。
初期費用・月額費用が無料であり、1回の決済ごとに「決済手数料」と「サービス手数料」がかかるシステムです。ただしデザインのカスタマイズができないため、画像やサービス内容で差別化する必要があります。
特徴 | 登録事業者数のべ6万人以上のLP作成ツール 個人でサービスを販売したい方向け レイアウトのデザインのカスタマイズ不可 |
費用 | 決済手数料:3.5% / 決済1回ごと サービス手数料3.0%+99円 / 決済1回ごと |
日本語サポート | 対応 |
ジンドゥー
引用:ジンドゥー
ジンドゥーは、用途・好みに合わせて「AIビルダー」と「クリエイター」の2つのツールから選んでLPを作成するツールです。「AIビルダー」では、ナビの質問に答えるだけでAIによってLPが作成されます。一方「クリエイター」では、選んだレイアウトをもとにHTMLやCSSでカスタマイズ可能です。
無料プランの場合は5ページまで作成可能であり「モバイル最適化」や「お問い合わせフォーム」などの基本的な機能がそろっています。「クリエイター」では必要な機能に応じて、5種類のプランから選択可能です。
特徴 | 用途・好みに応じて2種類のツールから選べる クリエイターツールでは細かいカスタマイズが可能 作成されたサイトは世界中で3200万にのぼる |
費用 | クリエイター FREE:0円 PRO:1,200円 / 月 BUSINESS:2,600円 / 月 SEO PLUS:4,250円 / 月 PLATINUM:5,330円 / 月 AIビルダー PLAY:0円 START:990円 / 月 GROW:1,590円 / 月 |
日本語サポート | 対応 |
フォームメーラー
引用:フォームメーラー
フォームメーラーは、LPだけでなく高機能なフォームも作成できるツールです。「ランディングページ作成機能」では用途別にテンプレートが用意されており、写真や文章を変更するだけで完成します。またフォームには「入力漏れのチェック機能」や「LP離脱時のアラート表示」などの機能が備わっています。
LPの見出しや画像、レイアウトはクリック操作で簡単に編集できるため、30分程度で作成可能です。ビジネスの規模に応じて5つのプランから選ぶことができ、いずれのプランも無料で14日間試せます。
特徴 | 個人から大企業、官公庁などのアカウント登録数55万 LPだけでなく高機能なフォームの作成も可能 30分程度でLPが作成できる |
費用 | Free:無料Lite:1,485円 / 月 Entry:1,980 / 月 Standard:3,960円 / 月 Premium:7,920円 / 月 |
日本語サポート | 対応 |
Canva
引用:Canva
グラフィックデザインツール「Canva」では、簡易的なLPが作成できます。ただし「LP専用のテンプレート」や「作成機能」はないため「Webサイト」カテゴリのデザインを使用して作成する必要があります。
完成したLPは無料のCanvaドメインで公開可能です。Freeプランでは無料ドメインが5つまで使用できます。一方、Proプランではドメイン数が無制限となります。さらに「独自ドメインの取得」や「外部で取得したドメインの設定」も可能です。
なおCanvaには、フォームの作成・埋め込みのための機能がありません。問い合わせフォームを設置するには、別で用意したフォームページへのリンクをLP上に設置する必要があります。
特徴 | 完成したLPは「Canvaドメイン」や「独自ドメイン」などで公開可能 LP専用の「テンプレート」や「作成機能」は備わっていない フォームを設置する際はリンクをLP上に設置する |
費用 | Canva Free:0円 Canva Pro:1,500円 / 月 Canva for Teams:3,000円 / 月 |
日本語サポート | 対応 |
WordPress
WordPressでもLPの制作が可能です。WordPress自体は無料でダウンロードできる一方で、ブラウザで表示させるには「サーバー」や「ドメイン」を用意する必要があります。
WordPressにはLPの作成に特化した「テーマ」があります。WordPressテーマの場合は、LPの「構成」や「デザイン」が形成されているため、すぐに制作をスタートできるのが特徴です。
LPに特化したテーマの1つに「Colorful」があります。
引用:Colorful
Colorfulは直感的な操作で、パズルのようにLPが作成できます。全118種類の豊富なデザインプレートがあるうえに、LPの成約率を高める「ボタン設置装飾機能」や「カウントダウン機能」などの25種類以上の機能もあります。
特徴 | 販売本数15,000本突破 直感的な操作でパズルのようにLPが作成できる 全118種類の豊富なデザインプレートを用意 |
費用 | 通常版:9800円 上位版:12,800円 |
日本語サポート | 対応 |
【有料プランのみ】LP作成ツール3選
有料プランのみのLP作成ツールは以下の3つです。
ツール名 | 特徴 | 費用 |
Make LP | 構成のテンプレートがあるためLP制作がすぐに始められる 作成のLPのデータがHTMLで書き出し可能 PDFマニュアルや問い合わせフォームにてサポート | 2,970円 |
LP One | BtoBマーケティング向けのLP作成ツール LPの複製・量産が容易で幅広い施策の展開が可能 主要なMA・SFAと連携できる | 2,970円 |
CVX | 公開後の運用・改善まで役立つ機能を搭載 穴埋めに近い感覚でLPが作成できる 細部までこだわりたい方向けにHTMLやCSSの直接編集にも対応 | 要問い合わせ ※無料トライアルあり |
Make LP
引用:Make LP
Make LPは、ドラッグ&ドロップやテキスト入力、簡単な操作だけで要素の追加・削除が可能なLP作成ツールです。構成のテンプレートが用意されているため、LP制作がすぐに始められます。そのため「準備期間の短いプロジェクト」や「デザイナーやコーダーの確保が難しい」といった場面でも活用できます。
メールフォームを含めたLPをHTMLデータ形式で書き出せるため、レンタルサーバーやクラウドにアップロードすれば、すぐにLPの運用が可能です。
特徴 | 構成のテンプレートがあるためLP制作がすぐに始められる 作成のLPのデータがHTMLで書き出し可能 PDFマニュアルや問い合わせフォームにてサポート |
費用 | 2,970円 / 月 |
日本語サポート | あり |
LP One
引用:LP One
LP Oneは、BtoBマーケティング向けのLP作成ツールです。テンプレートやパーツを組み合わせて編集するだけで、CTAつきのLPが簡単に作成できます。効果検証を重ねた「勝ちパターンの情報構成」がテンプレートにセットされているため、誰でも成果の出やすいLPが作成できます。
また、BtoBマーケティングでよく使われる「フローチャート」や「Q&A」などのパーツが用意されており、ドラッグ&ドロップで追加できます。LPの複製・量産が容易なため「課題別」「ターゲット別」「商品別」などにLPを作成し、施策を展開することも可能です。
さらに「Salesforse製品」や「Hubspot」をはじめとしたMA・SFAとの連携も可能なため、リード獲得から受注まで管理できます。
特徴 | BtoBマーケティング向けのLP作成ツール LPの複製・量産が容易で幅広い施策の展開が可能 主要なMA・SFAと連携できる |
費用 | 2,970円 / 月 |
日本語サポート | あり |
※2023年12月22日時点
CVX
引用:CVX
CVXは、LPの制作から公開後の運用までの機能が充実しているLP作成ツールです。ページ制作だけでなく「A/Bテスト」や「ページ分析」「クリエイティブ改善」まで可能なため、LPのCVR最適化に役立ちます。
またLPデザインプレートは約200種類搭載されているため、穴埋めに近い感覚で簡単にLPの作成が可能です。「画像のリサイズ・トリミング」や「テキストの書き換え、行間・字間の調整」などもツール上で可能なため、時間や手間をかけずに編集できます。
さらにHTMLやCSS、JavaScriptの直接編集にも対応しているため、細部までこだわりたい場合はページを作り込むことも可能です。
特徴 | 公開後の運用・改善まで役立つ機能を搭載 穴埋めに近い感覚でLPが作成できる 細部までこだわりたい方向けにHTMLやCSSの直接編集にも対応 |
費用 | 要問い合わせ※14日間無料トライアルあり |
日本語サポート | あり |
LPの作り方7ステップ
ここからは、LPの作り方を7ステップで解説します。「LPを作成するのに、なにから始めたらよいかわからない」という方は、LP作りの際にお役立てください。
- 目標を設定する
- ペルソナを設定する
- 構成を作成する
- コンテンツを作成する
- デザインする
- コーディングする
- 公開する
1.目標を設定する
まずは「LPを作成する目的」を設定しましょう。具体的には「LP上でユーザーにどのようなアクションをしてほしいか」といった点を明確にします。
LPにおける目標には「資料請求」や「商品購入」「無料登録」などがあります。自社の商材に応じて設定しましょう。
次に、目標を達成するための「KGI」と「KPI」を設定します。たとえばKGIが「LPからの資料請求30件」の場合、KGIを達成するために必要な「アクセス数」や「クリック率」などを算出し、KPIの数値として設定しましょう。
2.ペルソナを設定する
次に、LPのターゲットとなる「ペルソナ」を設定しましょう。ターゲットによって、効果的なデザインや訴求方法が異なります。
ペルソナの設定時には「性別」や「年齢」「居住地」「家族構成」「どのような悩みを解決したいか」などを詳細まで決めておきましょう。
3.構成を作成する
LPにおける目標とペルソナを設定したら、LPの構成を作成しましょう。構成では、ターゲットに「商品購入」をはじめとしたアクションを起こしてもらうには「どのような要素をどの順番で伝えるか」を設計します。
LPはおもに「ファーストビュー」「ボディコピー」「クロージング」の要素で構成されます。ファーストビューは、LPに遷移してきたユーザーが最初に目にする箇所のため「いかに興味を引きつけて離脱させないか」が重要です。
ボディコピーは「商品がどのようにユーザーの役に立つか」を説明する箇所です。商品に関する具体的な情報や、ユーザーの不安を払拭するために客観的な情報などを伝えます。
クロージングは、これまでの要素で購買意欲を高めたユーザーにアクションを起こしてもらう箇所です。たとえば「商品購入ページに移動するCTA」や「資料請求の申し込みフォーム」などが挙げられます。
4.コンテンツを作成する
LPの構成を作成したら、LP内のキャッチコピーや文章を作成します。相手にメリットが伝わるような文章で「ユーザーのどのような悩みが解決できるか」「どのような効果が期待できるか」といったポイントを意識します。ステップ2で作成した「ペルソナ」に合わせた表現を取り入れた文章を作成しましょう。
5.デザインする
コンテンツを作成したら、設定したペルソナに効果的な「文字」や「文字サイズ」「配色」などのデザインを決定します。「どのような色を好むのか」「どのように視線が移り変わるか」などをユーザー目線で考えながらデザインしましょう。
6.コーディングする
デザインが完成したら、HTMLやCSSを利用してサイトへ実装するためのコーディングを行います。なお、LP作成ツールを使用する場合は不要なケースがほとんどです。
7.公開する
コーディングが完了したら、作成したLPを公開します。公開後も「Googleアナリティクス」をはじめとしたツールを活用し、効果測定しながら改善を重ねましょう。
LPの内製が難しい場合は外注する方法も
LPを内製するには「目標・ペルソナの設定」や「コンテンツ・デザインの作成」などの作業が必要です。そのため、LPの内製が難しいと感じた場合は、制作会社に外注する方法もあります。
株式会社PENGINは、BtoBに特化したLP制作サービス「AGARU CVR」を提供しています。
100社以上のサイト改善実績をもとに「BtoBのCVR向上」に特化したLPのテンプレートが制作されています。テンプレート形式のため、開発コストが不要であり「画像素材」「テキスト」「カラー」を変更するだけで、最短3日でLPが完成します。
また、管理画面からほぼすべての文言編集が可能です。お客様自身で文言を手軽に変更していただけるため、制作会社とのコミュニケーションコストを削減しつつLPが改善できます。さらに「AGARU CVR」を活用したマーケティング支援から戦略設計まで、マーケティングの支援実績豊富な人材が対応します。
「LPがCVに結びつかず売上が上がらない」「LPのABテストをスピーディーに実行したい」など悩みがある方は「AGARU CVR」の利用をご検討ください。
まとめ
LP作成ツールには、無料で利用できるツールから有料で豊富な機能が搭載されているツールまでさまざまな種類があります。担当者の知識・LP作成の習熟度によって、ツールに求める機能やサポート体制が異なるため、自社の状況に応じて導入するLP作成ツールを選びましょう。