BtoBサイトリニューアルの進め方!成功事例やノウハウもご紹介
 
							「BtoBサイトをリニューアルして、成果を実感したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
BtoBサイトは、企業同士がサービスや商品を紹介し、営業や取引に活用するために運営されるWebサイトです。
サイトのリニューアルは、より効率的に新規顧客の獲得や競合との差別化、信頼性の向上を実現できる有効な手段となりえます。
ただし、闇雲に見た目だけを変えても成果にはつながりません。
本記事では、BtoBサイトリニューアルで成果を出すための進め方や注意点、具体的な事例と実践ノウハウを分かりやすく解説します。
既存サイトの成果に悩んでいる担当者や、これから本気で成果を出したい方は、ぜひ参考にしてください。
なお、最新の成功事例や実際のリニューアル手順は、解説動画でもわかりやすく紹介しています。
より具体的なポイントや制作会社選びのコツを知りたい方は、動画も参考にしてください。
BtoBサイトのリニューアルは”目的の言語化”が重要!

BtoBサイトのリニューアルを成功させるには、「サイトリニューアルをすることによって、何を達成したいのか」という目的の明確な言語化が必要です。
目的が曖昧なまま進めると、「デザインをおしゃれにしたい」「アクセス数を増やしたい」といった手段が目的化し、成果に結び付きにくくなります。
たとえば「問い合わせ数を前年比120%に増やす」「資料請求を毎月○件獲得する」といった具体的な事業成果を指標に設定しましょう。
そのうえで、各種KPIを整理し、公開後のマーケティング施策まで見据えることで、BtoBサイトのリニューアルは成功に近づきます。
自社内で目的や指標を定めにくい場合は、マーケティングの知見を持つWeb制作会社に早めに相談することをおすすめします。
BtoBサイトリニューアルで失敗しない外注先選びのポイント4つ
BtoBサイトのリニューアルを成功させるためには、信頼できる外注先選びが欠かせません。
失敗を防ぐためには、以下の4つのポイントに留意しましょう。
- 費用の安さだけで外注先を選ばない
- 自社の業界や規模に近い案件の経験があるか確認する
- 要望に沿った具体的な提案ができるか見極める
- 伴走できるサポート体制を持っているかをチェックする
以下で詳細を解説しますので、参考にしてください。
ポイント1:費用の安さだけで外注先を選ばない
外注先を費用重視で選ぶと、納品の品質やサポートの充実度が犠牲になる可能性があります。
安価な制作会社やフリーランスでは、ヒアリングや企画・設計力が不足し、満足のいく結果を得られない可能性が高くなります。
BtoBサイトのリニューアルはサイト公開をもって完了しますが、成果を生み出すためには公開後の運用・改善が重要です。
リニューアル段階から、公開後のマーケティング戦略・戦術を見据えた設計と構築が必要となるため、できるだけ早いタイミングで信頼できる制作会社に相談するのが理想です。
また、費用が安いからといって小規模な制作会社やフリーランスに依頼すると、担当者との連絡が途絶え、サーバー情報がわからなくなるなどのトラブルにつながるリスクが高くなります。
価格だけでなく、Webマーケティングの知見や信頼性、対応力、運用支援まで含めて総合的に判断することが、結果的に費用対効果の高い選択になるでしょう。
ポイント2.自社の業界や規模に近い案件の経験があるか確認する
外注先の制作実績を確認するときは、デザインの見た目だけでなく、自社と近い業界・規模の制作実績があるかを確認しましょう。また、「成果を上げているか」に注目するのもよいでしょう。
自社と近い業界や規模の企業で制作実績があり、かつ、具体的な成果を出しているWeb制作会社であれば、自社のサイトリニューアルにおいても成果を出せる可能性が高まります。
業界特有のニーズや商習慣(取引の流れや業界の慣例)を理解している会社なら、無駄なやり直しや進行トラブルが少なくなる点もポイントです。
経験豊富なパートナーは、的確な提案ができるうえ、成果を重視したリニューアルをスムーズに進めてくれるでしょう。
ポイント3.要望に沿った具体的な提案ができるか見極める
理想の外注先は、単にデザインを整えるだけでなく、成果に直結する提案ができるパートナーです。
事前のヒアリングで課題や目的を深く理解したうえで、ワイヤーフレーム(サイト構成の設計図)やデザインのラフ案などを提示し、「どうやって成果を出すか」を根拠をもって説明できる会社を選びましょう。
単なる「おしゃれなサイト」「かっこいいサイト」ではなく、「問い合わせ数を増やす導線設計」や「SEO対策」、「ターゲットにマッチしたクリエイティブ」など、目的に沿って根拠のある提案をできるかどうかが判断の分かれ目です。
ポイント4.伴走できるサポート体制を持っているかをチェックする
BtoBサイトのリニューアルは、公開して終わりではなく、公開後の運用・改善のフェーズで成功するかどうかが決まります。
そのため、SEO対策やCVR改善、コンテンツ制作、効果測定など、公開後も継続的に支援してくれる制作会社を選ぶことが重要です。
保守・運用やアクセス解析、ヒートマップ分析などを踏まえた改善提案を定期的に行ってくれるパートナーを選定することが、成果を維持・向上させるうえで大切なポイントとなります。
目先のサイト公開ではなく、長期的な関係を築けるパートナーを選ぶようにしましょう。
BtoBサイトリニューアルの進め方6ステップ
BtoBサイトのリニューアルは「何をどの順番で、誰と進めるか」が成果を大きく左右します。
各ステップの必須項目と任意項目、制作会社の役割は、以下を参考にしてください。
| ステップ | 必須 or 任意 | 制作会社の関与度 | 
| ①リニューアル目的・要望の言語化 | 必須 | 制作会社と一緒に検討することも可能 | 
| ②既存サイトの分析 | あると良い | 制作会社の支援を受けると効果的 | 
| ③リニューアル方針の言語化 | あると良い | 制作会社と共同で整理すると方向性が明確になる | 
| ④ワイヤーフレーム作成 | 必須 | 制作会社が主導して作成 | 
| ⑤デザイン作成 | 必須 | 制作会社が主導して作成 | 
| ⑥サイト構築・公開 | 必須 | 制作会社が全面的に対応 | 
一般的に、上記の①〜③の工程(目的・分析・方針整理)は「企業側の準備段階」として扱われ、制作会社が関与しないケースも少なくありません。
しかし、PENGINではこの初期段階からサポート可能で、ヒアリング・既存サイトの分析・課題の可視化まで伴走します。
そのため「目的があいまいなまま進行して、後から設計やデザインを修正する」といった失敗を防ぎ、初期段階から成果を見据えたリニューアルが可能です。
以下で、各ステップの詳細を解説します。
ステップ1:リニューアルの目的や要望を言語化する
BtoBサイトリニューアルでは「目的や要望の言語化」が不可欠です。
目的が曖昧だと成果に直結せず、社内外で認識がズレてプロジェクトが迷走してしまいます。
見た目やシステムの刷新だけにとらわれず、「問い合わせ数を前年比で増やす」「月間の資料請求数を増やす」など、できる限り具体的な目標を設定しましょう。
自社で言語化するのが難しい場合は、ヒアリング力や戦略設計の支援に強い会社を選ぶことも成功のポイントです。
例えば、弊社PENGINでは、クライアントの事業内容やターゲットだけでなく、営業の流れやオペレーション、クライアントの競合優位性まで掘り下げてヒアリングし、マーケティング・セールスの流れの中でBtoBサイトが果たすべき役割を明確にしてからサイトの設計に取り組みます。
Web制作会社に、事業内容やターゲット、営業の体制・オペレーションまで深く理解してもらうと、サイトリニューアルの目的をより明確に導き出せます。
ステップ2:既存サイトを分析する
既存サイトをしっかり分析すると、リニューアル後に“どこをどう改善するべきか”が明確になります。
やみくもに刷新するのではなく、現状の課題や強みをデータから発見すれば、的確な施策を打てるのが大きなメリットです。
分析では、以下のような内容をSEOツールやアクセス解析ツール、ヒートマップツール、MAツール(マーケティングオートメーションツール)などのデータをもとに整理・分析します。
- 流入キーワードやページごとの順位
- ページごとのCVR(コンバージョン率:最終的な成果に至った割合)
- ユーザーのWeb行動(どのような経路でサイト内を移動したか)
- アクセス数(訪問者数やPV数)
- ユーザー属性別のお問い合わせ内容
ステップ3:リニューアル方針を言語化する
リニューアル方針の言語化は、「目的(ゴール)」を達成するためにどのようなサイト設計と施策をとるかを、実務レベルで具体化する重要なステップです。
たとえば、以下の強化などを明確にします。
- ターゲット設定や主要導線
- 強化すべきページやコンテンツ内容
- SEO対策(検索エンジン最適化)
- CVR最適化(コンバージョン率向上)
- UI/UX(ユーザーの操作性・体験)
「エリアキーワードで上位獲得する」「事例ページ強化によるCVR改善」など、具体的な施策と目標を整理し、発注側と制作会社が同じ方向性を持って進められるようにしましょう。
方針を具体化すれば、現実的かつ成果に直結したサイト設計が可能となります。
ステップ4:ワイヤーフレームを作成する
ワイヤーフレームはサイト全体の設計図のようなものです。この工程で、ページ構成や情報の配置、ユーザー導線などを具体的に設計します。
この段階でサイト全体の構造を可視化し、関係者が共通認識を持つことで、後のデザインや構築がスムーズに進みます。
主に制作会社が担当しますが、発注者側も内容を十分に確認することが重要ですし、発注者側に原稿の作成や校正などの作業も発生するため、作業の工数を確保しておくと安心です。
Webサイト制作に慣れていない方にとっては、見慣れない資料のため、確認が大変だとは思いますが、この段階でしっかりとサイトの設計を固めておかないと、後から修正が発生し余計な工数や費用がかかってしまう可能性があります。
疑問点や不明点は制作会社にしっかりと確認し、手戻りが発生しないようにがんばりましょう!
ステップ5:デザインを作成する
ここでいうデザインとは、サイトの見た目を画像データとして作り上げる工程です。
デザイン自体は制作会社が担当し、トレンドやターゲット層、成果導線も加味して提案から完成まで進行するのが一般的な流れです。
発注側は、自社のビジョンや希望、参考事例などを明確に伝え、フィードバックや修正意見を反映しながら納得できるデザインを共同で仕上げていきます。
たとえば、「訴求したい要素」や「避けたいイメージ」は具体的に伝えるのがポイントです。
自社では判断が難しい部分も制作会社のサポートで一歩ずつ形にできるため、成果に直結するデザインが完成します。
ステップ6:サイトを構築し公開する
サイト構築とは、作成したデザインを実際に動くWebサイトとして形にする工程です。
このステップでは、専門技術を持つ制作会社がコーディングやシステム開発を担当し、公開直前には問い合わせ動線や表示速度、リダイレクト設定などを細部までチェックします。
発注者側は、「確認した通りのデザインや内容になっているか」「フォームやリンク動作・表示崩れがないか」などを検証する必要があります。
サイトリニューアルのステップはここで完了となりますが、成果を維持・向上させるためには、公開後も定期的にサイトを見直し、データをもとに改善を繰り返すことが重要です。
BtoBサイトの運用・改善業務を丸ごと伴走型でサポートできる制作会社に依頼すれば、リニューアル後も安定して成果を伸ばせるでしょう。
弊社PENGINではBtoBサイトの制作から成果向上までをワンストップで支援するサービスを提供しております。
ご興味をお持ちの方はお気軽にご相談ください。
PENGINのBtoBサイト制作サービス「ビズサイト!」
BtoBサイトリニューアルでCVRを最大化するためのノウハウ3選
BtoBサイトの成果を左右するのは、「どれだけ問い合わせやアクションへつなげられるか」です。
ここでは、CVRを最大化するためのノウハウとして、すぐに実践できる以下の3つを紹介します。
- 信頼感と安心感を高める
- 離脱を防ぐサイト動線を設計する
- フォームを使いやすくする
これらの施策は自社でも実践できますが、継続的なデータ分析と運用改善が必要となるため、多くの場合は専門的なノウハウを持つ制作会社やマーケティング支援会社に依頼するのが効率的です。
以下で、それぞれの具体的な進め方を解説します。
また、CVRの目安や分析手法に関しては「CVR改善とは?初心者でもわかる手法・施策・ツールを徹底解説」も参考にしてください。
ノウハウ1:信頼感と安心感を高める
BtoBサイトでは「この会社なら任せられる」と思わせる信頼構築が重要です。
企業間取引では、1件の成約につながるまでに複数の関係者が慎重に検討するため、信頼度が購買判断を左右します。
具体的には、以下のような社会的信用を可視化するのが有効です。
- 導入事例・顧客の声の掲載
- 担当者写真の表示
- 受賞歴や認証マーク
これらの情報を整理し、ブランドトーンと統一して掲載すれば、信頼の厚みを演出できます。
ただし、掲載順序やビジュアル表現を間違えると逆効果です。
信頼の訴求ノウハウを持つ制作会社に依頼すれば、ブランドと成果を両立したデザインを実現できる可能性が高まります。
ノウハウ2:離脱を防ぐサイト動線を設計する
ユーザーが目的ページに迷わず到達できる導線設計は、CVR向上の要です。
訪問者が途中で離脱するのは「目的までの道筋がわかりにくい」のが、最大の理由です。
まずは、ページ階層を整理し、CTA(行動喚起ボタン)を適切な位置に配置するような行動を導くデザインを整えましょう。
ポップアップやチャットボットを併用すれば、迷ったユーザーもスムーズに次の行動へ移れます。
ただし、要素を詰め込みすぎると混乱を招きかねません。
ユーザー行動を可視化して、最短で成果につなげるには、ユーザー分析ツールを活用できる制作会社に依頼するのが効果的です。
ノウハウ3:フォームを使いやすくする
フォームは「最後の壁」とも呼ばれるCVR改善最大の焦点です。
離脱が多発するのは、入力項目の多さや操作のしづらさが原因となります。
改善には、以下の施策が有効です。
- 入力項目の最小化
- リアルタイムエラーチェック
- 自動入力などEFO(エントリーフォーム最適化)
フォーム構造をユーザー心理に合わせて設計すれば、問い合わせ数は大幅に向上します。
ただし、ユーザー心理を踏まえたUI設計やA/Bテストの実施には経験が必要です。
データ分析から改善案までワンストップで支援できる制作会社と連携すれば、短期間で確実に成果を引き上げられるでしょう。
BtoBサイトリニューアルの成功事例3選
最終的な成果を出すサイトは、明確な戦略と設計、そして専門性を持った支援により実現します。
ここではPENGINが手がけたBtoBサイトリニューアルの具体的事例を3つ紹介します。
どれも、課題解決から成果創出まで一貫したサポートが可能なPENGINならではの実例です。
事例1:問い合わせ件数がリニューアル後に120%増加|株式会社Pro-D-use様

経営コンサルティング会社・株式会社Pro-D-use様は「サイト全体やブログからのCVRを高めたい」という課題を抱えていました。
PENGINは、要件を丁寧に整理し、サービスLPの構成最適化やCTA(行動喚起ボタン)の徹底強化など、課題に即したロジカルな改善施策を提案・実装。
その結果、お問い合わせ数はリニューアル後20%増加し、実際の成果となって表れています。
「コンサルティングだけでなく、分析・企画・デザイン・実装まで一気通貫で支援してくれた」と、高くご評価いただきました。
この事例は、パートナー選びひとつで課題解決が着実に実現できることを示しています。
関連記事|株式会社Pro-D-use様 LP改善 インタビュー
事例2:営業活用とデータベース機能を拡充|ダイナミック企画株式会社様

ダイナミック企画株式会社様は、「旧サイトのデザインやコンテンツ管理が使いづらい」「スマホ非対応」「営業現場で活用しにくい」といった悩みを抱えていました。
PENGINは、ヒアリングを通じてキャラクターや作品が一目で分かりやすく、印象に残るようなサイトへと刷新。
作品一覧をわかりやすく掲載することで、営業現場でも資料作成や社内共有がしやすくなり、結果的に一覧がデータベースのような役割も果たす形となりました。
これにより、「見せる」だけでなく「使える」実用性を兼ね備えたWebサイトとして生まれ変わり、営業活動にも活かされています。
関連記事|ダイナミック企画株式会社様 コーポレートサイトリニューアル インタビュー
事例3:信頼構築と成果報酬モデルを実現|株式会社AdOps様

株式会社AdOps様は、「事業成長にともなって既存サイトのコンテンツと実態の乖離が大きくなっている」というご課題をお持ちでした。
「会社の強み・ブランドを再定義したい」という背景でご相談いただき、サイトリニューアルを始動。
徹底的なヒアリングとコンセプト設計、複数のデザイン提案とワイヤーフレームのすり合わせを通じ、企業の理念や独自性が伝わるサイトを目指しました。
結果として代表の曽宮様直々に「これ以上ない」と胸を張れる仕上がりになったとのお声をいただいています。
この事例は、明確な目的や高い要望をしっかりと形にした、リニューアルの一例です。
関連記事|株式会社AdOps様 採用サイト・コーポレートサイトフルリニューアル
BtoBサイトのリニューアルは目的を明確にすることからはじめよう
BtoBサイトのリニューアルは、「なぜリニューアルするのか」を起点に現状分析・戦略設計・サイト制作・公開後の運用改善まで一貫して行うことで、本質的な成果につながります。
成約率向上や営業効率化など、企業ごとにリニューアルのゴールは異なりますが、重要なのは「課題を発掘し、構造化するノウハウ」と「足りないリソースを補い成果を出す運用力」です。
PENGINは、70ページ以上の綿密ヒアリング資料を用いて現場目線で要望を抽出し、戦略立案からデザインイメージ提案、実装支援まで責任を持って伴走できる点が強みです。
「抽象的な要望しかない」「目的があいまい」「迷いが多い」という状態でも、無料相談でゴールまでイメージできる提案をいたします。
まずは無料相談で、理想のリニューアル像をお聞かせください。
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