【徹底比較】2023年おすすめのテスト管理ツール12選！導入するメリットとデメリットも解説します！

システム開発において、テスト工程の管理に手間や時間がかかるケースが課題となっています。現状Excelなどで管理しているケースが多く、全体的なテスト管理に手間取っているケースが見られます。本記事ではテスト管理をスムーズに進めるためのテスト管理ツールについて詳しく説明していきます。

テスト管理ツールとは？

テスト管理ツールとは、1つのシステムでテスト管理において必要な情報をすべて管理できるツールです。進捗状況やその他の情報を一括で管理することから、情報共有がしやすくなります。さらに、ファイルをなくすことによって、業務効率化の向上にもつながります。

テスト管理ツールを導入する2つのメリット

テスト管理ツールを導入することで次の2つのメリットが挙げられます。

• ファイル管理の必要がなくなる
• 包括的な管理を実現できる

メリットごとの詳しい内容を解説します。

1.ファイル管理の必要がなくなる

テスト管理ツールを導入することで、ファイル管理の必要がなくなります。Excel等のファイルを使っている場合と比べて、ファイル管理ツールを活用することでファイル管理が不要になります。ツールにおいて、テスト管理の必要な情報がすべて揃うため修正があった場合スムーズな対応が可能です。

2.包括的な管理を実現できる

テスト管理ツールを導入することで、包括的な管理を実現できます。そのため、バグがあった場合でもインシデント管理システムと連携することで、一括で管理できるようになるのです。

テスト管理ツールを導入するデメリット

テスト管理ツールを導入するデメリットとしては、初期費用など毎月の支払が発生することです。しかし、業務効率化につながるため長期スパンで考えると人件費などコスト削減につながる可能性があります。

おすすめのテスト管理ツール12選

1.TestRail

引用：テスト管理ツール TestRail | ソフトウェア品質保証 | テクマトリックス株式会社

TestRailの特徴

• ブラウザで利用
• 業務効率化
• APIを連携可能

TestRailはブラウザを使って活用するテスト管理ツールです。そのため、アプリなどのインストールは不要です。テストを実行した結果を一元で管理できるため業務効率化につながります。

その他にもさまざまな機能が揃っており、例えばテスト結果において優先順位を設定したり、実行にかかった時間を確認できたりする機能などが挙げられます。この他にもAPIと連携することで幅広い活用方法があります。

2.TestLink

引用：TestLink Open Source Test Management｜TestLink

TestLinkの特徴

• テスト仕様書をデータベースに保存できる
• テスト実行した結果を保存可能
• 外部APIと連携可能

TestLinkはテスト仕様書をデータベースに保存できるため、あとから仕様書の内容で変更された部分や問題のある点を確認しやすい特徴があります。

また、テストを実行した内容の保存も可能です。成功や失敗以外に、テストの進捗状況の把握をスムーズにすることが可能です。さらに、剥ぐトラッキングシステムとの連携もできます。外部APIと連携が可能であり、サイネージやホームページなどを使ってさまざまな活用方法があります。

3.Zephyr

引用：SMARTBEAR｜Zephyr

Zephyrの特徴

• さまざまな規模に対応
• 3種類のプラン
• 大手企業に実績

ZephyrはJIRAプラグインのテストを管理するツールであり、さまざまな規模に対応しています。それぞれのチームは異なる適切な方法でテスト管理をするためサイズに合わせて拡張可能です。さらに、次の3種類のプランがあります。

• Zephyr Squad
• Zephyr Scale
• Zephyr Enterprise

ZephyrがMicrosoftやGoogle、Canonなどの大手企業に導入されていることから安心して活用可能です。

4.Qase

引用：Qase

Qaseの特徴

• 開発者向けのテスト管理ツール
• 4種類の料金プラン
• 20,000以上のチームが活用

Qaseは開発者向けのテスト管理ツールです。テストスイートとよばれるグループにテストケースを編成し、重要度等の条件においてプロパティの定義が可能です。

また、Woltやchatfuel、JOBTARGETといった20,000以上のチームがQaseを活用しています。さらに、次のように4種類の料金プランがあるのも特徴です。

• Free
• Startup
• Business
• Enterprise

3人のユーザーまでは無料で利用可能であり、Startupは50人まで、Businessプランは250人まで利用可能です。Enterpriseは問い合わせが必要です。

5.PractiTest

引用：PractiTest

PractiTestの特徴

• 一元化で管理
• 3種類の料金プラン
• プライバシーやセキュリティを守る

PractiTestは自動テストやマニュアルテストを一元化できるテスト管理ツールです。プロセス全体を調整できることから、チームの生産性を高めることができるのです。

サラリーエンドツーエンドの可視性を得ることができ、テストの進捗状況も把握できます。次の3種類のプランがあり、業務内容に合わせて適切なものを選べます。

• PROFESSIONAL,
• ENTERPRISE,
• UNLIMITED

PractiTestは世界中の企業が信頼して導入しており、セキュリティや信頼性において特化しています。AWSのテクノロジーパートナーでもあります。

6.qTest

引用：qTest｜RSRicksoft

qTestの特徴

• よりスムーズな品質保証
• アジャイル開発チームに選ばれている
• クラウド型とサーバー型がある

qTestは品証プロセスを早くすることにより従来と比べて効率的に進めることが可能です。このことから、アジャイル開発チームやDevOpsにとって評価の高いテスト管理ツールとなっています。

クラウド型とサーバー型があるため、業務内容や目的などに合わせて選ぶことが可能です。料金はホームページに記載されていないため問い合わせる必要があります。

7.TestFLO

引用：TestFLO｜Deviniti’

TestFLOの特徴

• JIRAのプラグインで活用できるテスト管理ツール
• 大手企業の実績多数
• ユーザー数により料金が変わる

TestFLOはJIRAのプラグインで活用できるテスト管理ツールです。Spotifyやアップル、Deloitteなど多くの大手企業がテスト管理として活用しています。

次のようにユーザー数によるプランが4段階あり、それぞれ料金が異なります。料金はいずれも1年間での価格です。

8.CrossQualia

引用：CrossQualia｜CrossGAMES

CrossQualiaの特徴

• 一元管理
• 通知機能が豊富
• 進捗状況を可視化

CrossQualiaは管理ツール内の項目において一元管理をしてダッシュボードでスムーズに確認できます。数値を確認することで、次の施策に活用するなどさまざまな利用方法があるのです。

さらに、テストケースや不具合があった場合の報告などを一元管理して通知機能を活用することも可能です。進捗状況を可視化できるので、現在のテスト状況を把握できるので、不具合があった場合は迅速に対処できます。

9.QASymphony

引用：QASymphony｜Trisentis

QASymphonyの特徴

• JIRAプラグインを提供
• 案件管理
• 迅速な対応

QASymphonyはJIRAプラグインを提供をしていることで、GitHubに登録している自動テストを呼び出すことで継続的にデリバリが可能なテスト管理ツールです。

品質向上を目的とした案件管理からリリースまで一括して管理が可能です。リリースまで迅速におこなうことができるため開発業務全体的に業務効率化はコスト削減につながります。

10.TestLodge

引用：TestLodge

TestLodgeの特徴

• 料金設定が明確
• 案件とケースを紐づけやすい
• 30日間の無料トライアル

TestLodgeは、ケースや実行結果の数に応じて料金が設定されます。そのため、使わないのに料金だけかかるといったことがありません。

また、案件とケースをスムーズに紐づけられるため1つのツールに必要な情報を集約して一元化することが可能です。30日間の無料トライアルがあるため、まずは使ってみるとよいでしょう。使い勝手や自社に合っているかどうかを判断できます。

11.Test Collab

引用：Test Collab

Test Collabの特徴

• 自動テスト実行が可能
• 大手企業が導入
• 安価な価格設定

Test Collabは要件要求から自動テストまで実行可能であり、効果的にテストを進めることから不具合の発生に即座に対応できるテスト管理ツールです。

12年間の運用実績があり、userfulやGRUBHUB、MOODY’ｓなど世界の大手企業が導入している実績があります。安価な価格設定をしており、1つのアカウントに対して必要なのは月間で25ドルです。

12.XQual

引用：XQual

XQualの特徴

• クライアントアプリを活用
• シンプルな概要
• 30日間の無料体験あり

XQualはクライアントアプリをインストールすることによってテストを進めるテスト管理ツールです。シンプルな概要であり、リリースのコンポーネントから、テスト結果を比較して分析するまでスムーズに進めることが可能です。

30日間の無料体験を提供しているため、使い勝手を試したり自社に合うかどうかを判断したりすることが可能です。

まとめ

テストにはさまざまな工程があり、管理だけでも手間や時間がかかっているケースがあります。そこで、テスト管理ツールを活用することで、スムーズなテスト管理をおこなうことが可能です。管理ツールによっても特徴が異なり、自社に合うタイプを選ぶことが重要です。