システム開発は、プロジェクトの規模によっては多くの人数で動くことになります。

その場合、メンバー内での認識合わせや情報共有を行うためには、まずシステム構成図を作ることが重要となってきます。

今回は、システム構成図を作成する目的と、書き方についてご紹介致します。

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    システム構成図とは?

    システム構成図とは?

    システム構成図とは、システムの全体像を示した構成図です。

    システム構成図には、データベースやサーバー、クライアントPC等、システムに必要なハードウェア周りや、システム内の大きなデータの流れ、通信経路などを記載します。

    システムがどのような仕組みのもと運用・利用されているかを図として明示することで、システム全体を把握出来るようになっています。

    システム構成図を作成する目的

    システム構成図を作成すると、以下のようなメリットがあります。

    プロジェクトメンバー間での開発状況の把握や、認識合わせが容易になる。

    システム構成図によってシステム全体の規模を把握出来るため、どのような機能を、どこに追加する必要があるのかが明確になってきます。

    そして、その構成図をプロジェクトメンバーが確認することで、開発状況を振り返ることが出来るため、認識合わせも容易になります。

    構成図なしに開発を進めてしまうと、メンバー間の情報伝達も滞ってしまい、ヒューマンエラーが頻発してしまうリスクも高まります。

    開発、そしてリリース後の運用保守業務を円滑に進めるためにも、システム構成図は開発に必要な設計図という認識を持って作成しましょう。

    プロジェクトメンバー間での認識合わせには、システム構成図の他に、プロジェクト体制図もあると効果的です。

    プロジェクト体制図については、こちらの記事でも詳しく紹介しているのでぜひご確認ください

    クライアントへの情報共有にも利用できる

    システム構成図があることによって、どういう仕組みでシステムを開発するか、何を作らなければいけないか等を、クライアントへ視覚的に伝えることが出来ます。

    図として視覚的に示されていると、開発の知識がない方でも漠然としたイメージは理解することが出来るため、認識齟齬のリスクも低減されます。

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      システム構成図の書き方

      システム構成図の書き方

      システム構成図の書く流れを、ご紹介します。

      1. システムの全体像を書き起こす

      まずは、システムの全体像を書き起こします。

      システム操作に必要なクライアントPCや、システムを運用するためのサーバーなどのハードウェア周りや、データベース、通信経路がどのようになっているか等をまとめましょう。

      システムの全体像を書き起こして明示することで、開発に携わっていないメンバーでもシステムの流れを掴めるようになります。

      2. 色分けやアイコンの活用で見やすくする

      システム構成図は、開発メンバーはもちろんですが、クライアントも確認する場合があります。

      そのため、誰に対しても見やすい図であることを念頭に置いて作成しなければなりません。

      強調すべき部分や関連度によって色分けを行ったり、イメージしやすいようにアイコンを活用することが効果的です。

      システム構成図の例:上記サンプルを含むGoogleスライドのフォーマットをこちらのページからダウンロードできます。

      3. 各システムの詳細情報をまとめる

      システム構成図には、各システムの詳細情報もまとめておきましょう。

      例えば、記載するべき情報の1つとして、セグメントの分割状況があります。

      セグメントとは、ネットワークを構成する範囲の単位であり、本番環境と開発環境でセグメントを区切って運用する場合があります。

      本番環境と開発環境でシステムが稼働する環境が異なる場合には、セグメントの分割状況を正確にまとめておくことは必要です。

      また、システムが外部サービスを利用している場合は、システムが外部サービスへどのように接続しているのかも確認しましょう。

      システムに複数のサーバーが利用されている場合は、それぞれのサーバーの配置や役割もまとめておくとなお良いです。

      4. まとめた詳細情報を別紙に記載する

      まとめた詳細情報をシステム構成図の中に盛り込むと、量によってはかえって煩雑となってしまい、見づらくなってしまいます。

      システムの規模に応じて、構成図の中に書くべき情報を選定することが重要です。

      構成図には最低限必要な情報を記載して、まとめた詳細情報については別紙に記載する等工夫しましょう。

      +α 今後のためにテンプレ化しておく

      システム構成図の作成は、システム開発には非常に重要な要素となっています。

      システム構成図を一度作成したら、今後別のシステムを開発する場合にも流用出来るように、共通部分はテンプレ化しておきましょう。

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        システム構成図のサンプル

        システム構成図のサンプル

        システム構成図は、対象のシステムの規模によって、書くべき情報や要素は異なってきます。

        全てを1から作り始めるのもよいですが、システム構成図に適したアイコン素材が無料で提供されているので、活用してみてください。

        アイコン素材ダウンロードサイト「icooon-mono」

        https://icooon-mono.com/

        こちらは様々なアイコン素材をダウンロード出来るサイトです。

        PC、サーバー、データベースや人型アイコン等、システム構成図の作成に有用なアイコンが豊富に揃っています。

        フリー素材、無料素材のDigipot

        https://www.digipot.net/?p=1323

        またこちらのサイトでは、システム構成図に有用なアイコンの他、システム構成図のサンプルをパワーポイント素材としてダウンロード出来ます。

        個人・商用利用がフリーなので、参考資料として活用することをおすすめします。

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          サンプルを参考にシステム構成図を作成してみよう

          システム構成図を作成すると、視覚的にシステムの全体像を明示出来るため、プロジェクトメンバー間のシステムに対する認識の統一や、クライアントへの情報伝達には非常に有効な手段です。

          無料公開されているアイコン素材やシステム構成図のサンプルを参考に、自身でシステム構成図を作成してみましょう。