この記事を書いた人
粟飯原 匠
こんにちは!
PENGINでマーケティングを担当しているケインです😊
今回は、Webサイト制作やシステム開発のプロジェクトマネージャー・ディレクターとして活躍されているホンマさんにインタビューしました!!
インタビュー記事は全3回に分けて連載していきます。
この記事ではホンマさんがWeb業界に入る前について取り上げます。
今Web業界に興味がある方、他業種からWeb系職種を目指している方にとって、何かヒントになれば幸いです。
それではいってみましょう!!
【ホンマさんのプロフィール】
・大学時代に派遣で様々な仕事を経験する
・引っ越し屋さんで働きながら、デビューを目指してバンド活動
・求職者支援訓練校の講師としてHTML/CSSを120名以上に教える
・BAにPM候補として入社
・現在、個人事業主として多数のプロジェクトにPM・ディレクターとして関わる傍ら、クリエイターのためのコミュニティ『シナカフェ』を運営中
ホンマさんのツイッターアカウント:https://twitter.com/hirohom2
クリエイターズシナジーカフェ(シナカフェ):https://csc.innovasica.jp/
経験を重視した学生時代
ケイン:こんにちは!本日はよろしくおねがいします!
ホンマ:よろしくおねがいします!
ケイン:ホンマさんは、学生時代にいろいろな仕事を経験されたんですよね?
まずはそのあたりの話からお伺いして良いですか??
ホンマ:はい。
僕は学生時代に東京の下北沢に住んでいました。飲食店のアルバイトをしている学生が多かったんで、自分も飲食店でバイトをしてたんですけど、「僕は飲食店の仕事に向いてない」と確信を持って、いろいろな仕事をしようと思ったんです。
ケイン:それで派遣に登録をして仕事をしたと。
ホンマ:そうです。
「自分はどんな仕事に向いてるんだろう?」って当時考えていて、とりあえず複数の派遣に登録して、いろんな仕事をしてみようと思って。
その中で一番楽しかったのが運送業の仕事だったんです。派遣に登録していると、指名されることもあるんですけど、引っ越し屋さんからよく指名されたりもしました。
ケイン:そうなんですね。
引っ越し屋さんはけっこう長かったんですか??
ホンマ:長かったです。
引っ越しの仕事はすごく楽しくて、天職だと思ってやってました。
30歳手前で腰を痛めて辞めましたが、ずっと続けたいと思ってやっていました。
ケイン:僕も何度か引っ越しのバイトやったことありますけど、めちゃくちゃしんどくないですか?!
ホンマさん、すごい体力あるんですね?
ホンマ:いや、体力ないですよ。
引っ越しの仕事に必要なのは、段取りとか計画性とか、どちらかというと知的な作業です。僕は全員の疲労感が平等でその日を終えられるように考えてやっていました。
ケイン:(…そうなの??)
ホンマさんはマネジメントに向いていたってことなんですかね。
じゃあ、その引っ越し屋さんでの経験が今に活きている部分とかあるんですかね??
ホンマ:そうですね!
ほぼ引っ越し屋の時の経験で生きていると言っても過言ではないです!
ケイン:では、そのあたりのことを詳しく聞かせてください!
大切なことはすべて引っ越し屋さんで学んだ
ホンマ:繁忙期直前にアルバイトとして入ったんですが、繁忙期空けからリーダーとして仕事をするようになりました。
ケイン:ふむふむ。
ホンマ:リーダーになると、自分主体で1日のスケジュールを決めないといけないんです。もちろん、スケジュールの大枠は会社が作成していて、それに沿って行動するんですけど、次の現場に時間通り到着するためには「何をどんな手順でどのくらいのスピードでやらないといけないのか」を自分の頭の中で組み立てないといけない。
ケイン:なるほど、時間どおりに動けるように細かいスケジューリングは自分で立てないといけないんですね。
ホンマ:そうなんです。
引っ越しって、大きく分けると「お客さんとコミュニケーションを取りながら家から物を出し入れする人」「トラックの荷台で荷物を出し入れする人」「その間を荷台を持って往復する人」という3つの役割があって、その日の人員によって適切な配置が変わるんです。
引っ越しの仕事には、それこそ高校生からおじいちゃんまでいろいろな人が来るし、お客さんも常にちがうので、その日の人員とお客さんに合わせてそれらをマネジメントしないといけない。
ケイン:なるほど。
スケジュール管理や人員の適切な配置はまさにプロジェクトマネジメントっぽいですね。
ホンマ:ナレッジの溜め方や先々を予測することの重要性も、このときの経験で学びました。
今はクライアントからのメールを見ると、「だいたいこいういタイプかな」っていう予測ができるので、起こりうるトラブルを事前に想定して対策を打つことができるようになったんですけど、それも引っ越しの仕事の経験が活きていると思います。
人材を適材適所に配置しないといけないので、「この人はお客さんの対応をさせても大丈夫だな」とか、「この人は仕事できるけどお客さんに合わせるのが苦手だな」とか、気をつけないといけない。
また、お客さんの新居にお客さんよりも先に入る仕事でもあるので、お客さんの傾向もある程度ぱっと見の第一印象で判断しないと余計なトラブルになったりもするので。
ケイン:(…僕のこともすべて見透かされてる??)
それはPMやディレクターをやるうえで非常にアドバンテージになる経験ですね。
ホンマ:そうですね。
引っ越し辞めてWebの仕事しても一緒です。お客さんがどういう人なのかを予測して、それに合わせて対応していくとうことを意識しています。
ケイン:(…ホンマさんの原点は引っ越し屋さんにあったのかぁ)
ホンマ:あとは、人を育てるということも楽しかったですね。
適材適所を考えつつ、人をどう育てるといいのかを考えるのも僕には向いていました。
他にも、Webにつながることで言えば「お客さんの生活を作ってる感」があるということでうね。
物を家の中に運び入れるだけじゃなくて、その先のお客さんの生活をイメージして配置していくということが必要なんですね。
ケイン:たしかに、Webもただ作ればいいわけではなくて、その先のお客さんのことをイメージして長く使ってもらえるように配慮する必要がありますよね。
ホンマ:あとは、金額面ですね。
引っ越しって基本的に現金を現場で受け渡しするんですね。なので、事業所に帰るまで、かなりの額のお金を持っていることになるんですよ。
そのときに「個人の働きが会社の売上にどう貢献しているか」がリアルに具体的にわかったので、自信になりましたし、やりがいも感じられました。
ケイン:なるほど、それが今の仕事にもつながっていると。。
ホンマ:そうですね。
お客さんのことを考えること、仕事を自分で組み立てること、あとマネジメントなどはすべて引っ越しの仕事で学んだことでやっていますね。
ケイン:そうだったんですね。
そう考えると、Web業界未経験の人でも転職後に活かせる経験って何かしらありますね。
ホンマ:どんな経験も活きないものはないと思ってます。
特に失敗から学ぶことは物凄く多いし、可能な限り失敗はしてもいいと思います。あとは、そこから学ぶ姿勢を持っていることが大事ですね!
ケイン:ありがとうございます!!
では、次にWeb業界を目指したきっかけやPM・ディレクターとして大切にしていることなどを聞いていければと思います!
今回は以上となります。
引き続き、ホンマさんの経験や考え方についてまとめていきます。
次回はホンマさんがWeb業界に入るまでの経緯や大切にしている考え方・仕事へのスタンスなどを取り上げていければと思います。
それでは、次回もお楽しみに!!