【知らないとダメ!】「FTP」とは何?基礎を徹底解説!!

【知らないとダメ!】「FTP」とは何?基礎を徹底解説!!

この記事の監修者

粟飯原匠 |プロデューサー

マーケティングを得意とするホームページ制作会社PENGINの代表。教育系スタートアップで新規事業開発を経験し、独立後は上場企業やレガシー産業のホームページ制作・SEO対策・CVR改善の支援を行うPENGINを創業。「ワクワクする。ワクワクさせる。」を理念に掲げてコツコツと頑張っています。

Web制作をやるときに耳にする「FTP」。

なんとなく理解しないままにしてしまっていませんか?

そんなイメージのしづらい「FTP」をどこよりもわかりやすく紹介します!

この記事を読むことで「FTP」について人に説明できるようになりますので是非最後まで読んでくださいね!

FTPとは

まずは、FTPの概要についてしっかりと理解しましょう!

「FTP」とは、ファイル転送プロトコル!

ファイル転送プロトコルって何!?って思いましたよね。。。このあと説明していきますので一旦「FTP」の正式名称を紹介します。

「FTP」とは、File Transfer Protocolの略で、ネットワーク上でファイルを送受信するときの約束事です。

このFTPを使用しないと、サーバーとユーザー間のファイルの送受信ができません。FTP通信を使用することでサーバーとユーザー間で通信ができるようになると理解して頂ければ大丈夫です。

FTPで可能なこと

FTPで可能なことは主に2つです。

1.サーバーへのファイルやフォルダのアップロードまたはダウンロード
2.サーバー上にあるファイルやフォルダのデータ

Web制作の最後の工程として必要な「サーバーにアップロードする」という工程がありますが、その際には「FTPソフト」を使用してアップロードすることになります。

FTPについて知っておくべきこと

現在、「FTP」はセキュリティ面から使用されるケースが少なくなっています。

「FTP」は、データを送受信する際にユーザー名やパスワードなどの個人情報を一切暗号化しないため、データが何者かによって盗まれてしまう可能性があるのです。

そのため、現在では、「FTPS」,「SFTP」など他の種類のファイル転送プロトコルが使用されるケースが多くなっていますのでしっかりと理解しておきましょう!

ファイル転送プロトコルの種類

ファイル転送を行うプロトコルは、「FTP」,「FTPS」,「SFTP」,「SCP」 の4種類あります。

ファイル転送プロトコルの種類説明
FTPサーバーとユーザーのファイルの送受信の約束事(セキュリティが弱い)
FTPSFTPのセキュリティを強化したもの
SFTPFTPのファイルをSSHによって暗号化し、安全性を高める送受信の方法
SCPSFTP同様のSFTPよりも高速で送受信が可能。
※ サーバにUNIX系のシェルが必要

FTPなどとは少し異なりますが、インターネット上のプロトコルも紹介します。
インターネット上のプロトコルは、「HTTP」と「HTTPS」があり、これらのプロトコルを使用することでブラウザでサイトを表示することができています。

よくWebサイトのURLで「http//XX」や「https://XX」を見る機会があるかと思いますが、この冒頭は使用しているプロトコルの種類です。

現在は、セキュリティ強化のためほとんどのサイトがHTTPSを使用しています。

※Googleが2017年から「httpサイトへの警告の表示」などを実施していますので、必ず「https」に変更しましょう!
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/07/next-steps-toward-more-connection.html

インターネット上のプロトコル説明
HTTPWebブラウザ(ユーザーの検索など)とWebサーバーを通信するためのプロトコル。
HTTPSHTTPのセキュリティを強化したもの

まとめ

今回は、「FTP」から始まり、様々なプロトコルについて紹介していきました!

プロトコルについてしっかり理解しないと、セキュリティに影響がでてしまいますのでWeb制作を行う際には、理解して対策するようにしましょう!!