「コーポレートサイトを制作したいけれど、費用の相場がわからない」「予算内で最大限の効果を出すには?」そんな悩みを抱えている方は少なくないでしょう。
コーポレートサイト制作を成功させるには、費用感を把握しながら進めることが重要です。単に安ければいいわけではなく、品質と費用対効果のバランスを取ることが求められます。
本記事では、コーポレートサイト制作の費用相場や選び方のポイント、費用対効果を高めるコツについて詳しく解説します。
制作を検討中の方はもちろん、現在のサイトを見直したいとお考えの方も、ぜひ参考にしてください。
コーポレートサイトに限らず、ホームページ制作全体の費用相場と内訳はホームページ制作費用の相場|料金の内訳と依頼先別の考え方で解説しています。
コーポレートサイトを作る目的
コーポレートサイトとは、企業の基本情報を網羅的に伝えるためのWebサイトです。会社概要や経営理念、沿革、組織図、CSR活動、採用情報などを掲載し、企業の「信頼性」「健全性」「将来性」を訴求します。
主な対象は、見込み客や採用希望者、株主・投資家などのステークホルダーです。とりわけBtoB企業にとって、コーポレートサイトは自社の商品・サービスを PRするうえで欠かせないツールといえます。
コーポレートサイトの重要性
BtoBビジネスにおいて、コーポレートサイトは極めて重要な役割を担っています。見込み客に向けて必要な情報を提供し、商談のきっかけを作るのがその主な目的です。また、競合他社との比較検討や、社内稟議の際の資料としても活用されることが少なくありません。
つまり、コーポレートサイトが見込み客のニーズを満たせていなければ、ビジネスチャンスを逃してしまう恐れがあります。そのため、ターゲットとする顧客層を意識した、戦略的なサイト設計が必要です。
サイト制作費用への理解を深めるために知っておきたいこと
コーポレートサイトの制作費用を適切に把握するには、以下3点が重要です。
- ページ数によって必要な予算が変わる
- 集客したい場合は料金が高額になる
- 依頼内容によって追加料金が必要になる
それぞれの詳細について、以下で解説します。
1.ページ数によって必要な予算が変わる
コーポレートサイトの制作費は、ページ数によって大きく変動します。そのため、サイト構築にあたっては、必要なページ数の事前見積りが重要です。
一般的なコーポレートサイトに含まれるページの例を以下に示します。自社サイトに必要な内容を洗い出してみましょう。
- トップページ
- 会社概要
- 事業紹介
- サービス案内
- お問い合わせフォーム
- サイトマップ
- プライバシーポリシー
格安のサービスでは、これらの情報が1ページにまとめられている場合もあります。また、事業規模に応じて、以下のようなページが追加で必要になることもあります。
- 社員紹介
- 採用情報
- お知らせ・ニュース
会社の成長に合わせて、これらのページを段階的に充実させていくことも検討すべきでしょう。
2.集客したい場合は料金が高額になる
見込み客の獲得を主目的とするサイトでは、以下のようなページが必要不可欠です。
- 実績・導入事例
- 資料ダウンロード
- お役立ちコラム・記事
これらのページを盛り込んだサイトの制作費は、100万円以上になるケースも珍しくありません。もちろん、最低限のページ構成に絞れば、多くの場合50万円以下に抑えられます。
3.依頼内容によって追加料金が必要になる
コーポレートサイトの制作費は、他にもいくつかの要因によって変動します。たとえば、通常よりも短い納期を求めた場合、追加料金が必要になることがあります。また、スマートフォンに対応したサイトは今や必須の要素ですが、料金に含まれているかどうかの確認が重要です。
特定のブラウザやOSへの対応も、追加料金が発生するケースがあります。画像素材や原稿の準備は、プロジェクトの価格に大きく影響します。依頼者側で用意する場合もあるため、事前の取り決めが必要です。
さらに、Webサイトを公開するために不可欠なドメインとサーバーは、通常、依頼者が用意するものですが、制作会社がサポートするケースもあるので確認しておきましょう。
コーポレートサイトを制作する費用の相場
コーポレートサイトの予算を考える際には、公開されている発注データと、自社に必要な作業を分けて確認しましょう。
Web幹事が公開する同サービス経由の発注金額データでは、コーポレートサイト制作の平均は95.6万円、中央値は50.0万円とされています。これはWeb幹事を通じた発注の集計であり、国内すべての制作案件を代表する金額ではありません。集計対象の期間・件数・税区分は、参照ページで確認できないため、自社の税抜見積額と厳密に同条件で比較できるデータではない点にも注意が必要です。
出典:Web幹事「コーポレートサイトの費用と料金相場を徹底解説!」(2026年10月15日確認)。記事の更新日と、発注データの集計期間は区別しています。
平均金額ではなく、依頼する作業をそろえて比較する
会社概要や事業紹介を掲載するサイトと、複数事業の整理、原稿制作、独自の検索機能、採用情報の設計まで行うサイトでは、必要な作業が異なります。平均より安いか高いかだけでなく、見積もりに何が含まれるかを確認することが重要です。
制作費と、公開後にかかる費用を分ける
初期制作費だけでなく、サーバー・ドメイン、保守、分析や改善にかかる継続費用も確認します。どこまで社内で対応するかを決めると、制作会社に依頼する範囲を比較しやすくなります。
PENGINのコーポレートサイト制作料金
PENGINの公開料金では、コーポレートサイト制作の目安を次のように案内しています。市場の平均ではなく、PENGINに依頼する場合の料金例です。
| ページ数の目安 | 制作料金(税抜) | 制作期間の目安 |
|---|---|---|
| シングルページ | 15万円〜 | 1.5か月 |
| 5ページ | 35万円〜 | 2〜3か月 |
| 10〜15ページ | 70万〜150万円 | 3か月 |
| 20ページ以上 | 100万〜200万円 | 3.5〜4か月 |
| 30ページ以上 | 150万円〜 | 4〜5か月 |
出典:PENGINの料金一覧(2026年10月15日確認)。ページ数の区分は公開表に沿って掲載しており、具体的な金額・期間は必要な機能、素材、制作範囲を確認して決まります。
料金の案内には、要件定義、情報設計、デザインコンセプト、デザイン、コーディングが含まれます。サーバー・ドメイン費用、写真撮影、原稿の執筆代行は別途見積もりです。
工程別では、ディレクション18万円〜、要件整理5万円〜、画面設計10万円〜、TOPデザイン8万円〜、TOPコーディング6万円〜、WordPress基本構築6万円〜、テスト・デバッグ8万6,000円〜という公開単価があります。これらをページ数別の料金へ一律に加算するのではなく、実際の見積書で作業範囲と内訳を確認してください。
なお、コーポレートサイトのシングルページ15万円〜と、別サービスのテンプレート型Webサイト制作20万円〜は、料金一覧の掲載項目が異なります。「テンプレートなら一律15万円」と読み替えず、必要な制作内容に合う項目を確認しましょう。
PENGINのコーポレートサイト制作サービスでは、制作内容と料金の目安を案内しています。
コーポレートサイト制作会社を選ぶときのポイント
コーポレートサイト制作会社を選ぶ際は、以下5つのポイントに注目しましょう。
- これまでの制作実績
- 制作会社の自社サイトの質
- サポート体制
- コミュニケーション
- 見積書や提案書の内容
それぞれの詳細について、以下で解説します。
1.これまでの制作実績
Web制作会社を選定する際は、これまでの制作実績の確認が重要です。大手企業、中小企業、官公庁など、得意とする分野は制作会社によって異なります。自社のイメージに近いWebサイトを制作している実績があるかどうかを見極めましょう。
具体的には、制作物のクオリティの一貫性、質のばらつきの有無、特定業界での実績などに着目してください。
2.制作会社の自社サイトの質
制作会社自身のホームページも、品質を判断する上で重要な指標となります。デザインの洗練度、更新頻度、レイアウトのわかりやすさなどを評価し、専門的なWeb集客や運営のノウハウが反映されているかどうかを確認しましょう。
自社サイトのクオリティが高い会社は、信頼できる可能性が高いといえます。
3.サポート体制
Web制作会社のサポート体制は、規模によって異なる場合があります。小規模な会社のサポート体制は、リソースの制約から迅速な対応が難しいケースがあります。
ただし、会社によっては少人数ならではのきめ細かなサポートを提供してくれる場合もあるため、個別のヒアリング実施が重要です。
トラブル発生時の対応能力を見極めるためにも、サポート体制の確認は欠かせません。対応速度や対応範囲を含め、具体的なサービス内容は事前の確認をおすすめします。
4.コミュニケーション
プロジェクトの成功には、ディレクターや担当者とのコミュニケーションが鍵となります。対面やビデオ会議での打ち合わせの可否、提案内容への理解度、連絡手段や頻度、制作後のサポートなど、相性の良さを確認するひと手間が望ましい結果につながります。
また、担当者が業界知識やSEOに精通しているかどうかも、品質を保証する要因の一つです。
5.見積書や提案書の内容
提案書や見積書は、制作会社の透明性を示す重要な資料です。以下のような費用の内訳が明記されているかどうかをチェックしましょう。
- ディレクション費
- 制作費
- レスポンシブ対応費
- システム構築費
- サーバー・ドメイン費
- 撮影・ライティング費
- 検証費
- 運用費
料金形態が不明瞭な会社や、見積もりの根拠を説明できない場合は注意が必要です。適正な価格かどうかを判断するためにも、見積もりの詳細は必ず確認するようにしてください。
コーポレートサイトの費用対効果を高めるためのコツ
コーポレートサイトの費用対効果を高めるためのコツとして、以下の3つが挙げられます。
- サイト制作の目的を明確化する
- 公開後の運用方法も考えておく
- 見込み顧客がチェックするポイントを理解しておく
それぞれの詳細について、以下で解説します。
1.サイト制作の目的を明確化する
コーポレートサイトは、企業の公式Webサイトとして、会社概要や企業文化を含めた情報をユーザーに提供することが目的です。
インターネットを通じて、時間や場所を問わずに情報を手軽に発信できるため、コーポレートサイトの存在意義は非常に大きいといえます。
しかし「とりあえずサイトを持ちたい」という漠然とした理由だけで制作を進めてしまうと、目的の達成が難しくなる可能性があります。
効果的なサイトを作るためには、制作の目的やゴールを事前に明確に設定することが重要です。コーポレートサイト制作の本質は、単なるサイトの制作ではなく、その後に得られる成果にあることを忘れないようにしましょう。
2.公開後の運用方法も考えておく
コーポレートサイトの運用は、公開後から本格的に始まります。サイトの価値を維持するためには、継続的なメンテナンスが不可欠です。適切な運用は、コーポレートブランディングの強化や訪問者数の増加に直結します。
具体的には、アクセス解析、コンテンツの定期的な更新、ユーザーサポートなどを、あらかじめ運用計画に組み込んでおくことが重要です。これらを事前に計画することで、サイトの効果を最大限に引き出せるでしょう。
3.見込み顧客がチェックするポイントを理解しておく
BtoBビジネスにおいて、コーポレートサイトは見込み顧客に情報を提供し、商談へとつなげるための重要なツールです。
見込み顧客は特に、企業の安定性や成長性、セキュリティ対策などを重視する傾向にあります。企業の安定した経営基盤と成長の可能性を示すことで、見込み顧客からの信頼を獲得できます。
また、情報漏洩リスクを低減するための対策は、サービスの安全性を保証するうえで極めて重要な要素です。さらに、提供するサービスに関する具体的な情報は、見込み顧客がサービス内容を理解する上で役立ちます。
これらの要素をコーポレートサイトに適切に反映できれば、見込み顧客に対して自社が信頼できるパートナーであることを効果的にアピールできるでしょう。
コーポレートサイト制作費用の相場についてよくある3つの質問
コーポレートサイトの制作費用に関して、よくある質問を3つ取り上げます。
- コーポレートサイトを公開するまでにかかる期間は?
- 依頼する前に準備しておきたいことは?
- コーポレートサイト制作後にかかる費用は?
それぞれの質問について、詳しくみていきましょう。
1.コーポレートサイトを公開するまでにかかる期間は?
制作期間は、ページ数だけでなく、必要な機能や原稿・写真の準備状況、社内確認の進み方でも変わります。PENGINの公開目安は、5ページで2〜3か月、10〜15ページで3か月、20ページ以上で3.5〜4か月、30ページ以上で4〜5か月です。希望の公開日がある場合は、必要な工程と優先範囲を見積もり時に確認してください。
2.依頼する前に準備しておきたいことは?
コーポレートサイトの制作依頼前に準備しておくべき情報は、以下のとおりです。
- 競合他社のサイト情報
- 必要な機能の要件
- 希望するデザインのイメージ
- 予算の範囲
これらの情報を初回の打ち合わせで提示することで、制作会社から、より的確な提案を期待できます。さらに、参考となるサイトのURLやワイヤーフレームを事前に用意しておくことで、制作会社の作業時間を短縮でき、コストの削減にもつながります。
ただし、経験が少ない場合は、まずは上記の基本情報を整理することから始めましょう。
3.コーポレートサイト制作後にかかる費用は?
公開後は、サーバー・ドメインの費用に加え、必要に応じて保守や分析・改善の費用がかかります。PENGINが制作したサイトの保守は、基本プラン月額15,000円、保守・分析プラン月額25,000円です。いずれも税抜で、ドメイン費用は実費別途です。他社制作サイトの保守は、仕様確認と要件整理のうえでご提案します。
まとめ
コーポレートサイトの制作費用は、サイトの規模や必要な機能によって大きく異なります。費用対効果の高いサイトを制作するためには、まず自社が伝えたい情報や目的の明確な定義が重要です。そのうえで、制作会社に相談し、適切な提案を受けることをおすすめします。
また、コーポレートサイトの価値を最大限に引き出すためには、公開後の運用計画も欠かせません。サイトの更新や管理に必要なリソースを事前に見積もり、適切な運用戦略を立てることが求められます。
本記事で紹介した内容を参考に、自社のニーズに合った費用対効果の高いコーポレートサイトを制作・運営していきましょう。
