「認知拡大につなげたい」「低予算で広告をはじめたい」このように考える方は少なくありません。
しかし、広告を出稿するには適切な媒体設定や予算編成、ターゲット層の明確化などを実施しなければなりません。
この記事では、低予算から利用できるYahoo!広告のメリットやはじめ方、広告効果を高めるコツについて、運用サポート実績が豊富にあるジャグーが解説します。
これから広告を出稿したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Yahoo!広告とは?
Yahoo!広告とは、Yahoo! JAPANに出稿できる広告を指し、検索広告とディスプレイ広告の2種類が存在します。
Yahoo! JAPANは日本最大級のWebサイトとなり、月間利用者数は1位を誇ります。
そのため、Yahoo!広告では月間約8500万人のアクティブユーザーに対して広告配信が可能です。
参考:Yahoo!広告
Yahoo!広告の特徴
Yahoo!広告の特徴には、以下のようなものが挙げられます。
- ユーザーへのリーチ数が高い
- 幅広いサービスを提供しているため、多世代への訴求できる
- 初心者にも利用しやすいサポート体制が整っている
Yahoo!のリーチ率は、スマートフォンで83%、パソコンから64%の数値を誇り、月間約790億ページビューの実績があります。
Google広告との違い
Google広告との違いとしては、主にユーザー層と掲載先が異なります。Google広告は若者層が多く利用するGoogle検索に表示され、Yahoo!広告は40代以上のPCユーザー利用が多いYahoo!検索に表示されます。
また、Yahoo!は検索以外の多様なコンテンツを提供していることから、Google以外のサービス利用者も多い傾向です。
具体的な掲載先の違いは以下のとおりです。
- Yahoo!広告:Yahoo! JAPAN検索結果、Yahoo! JAPAN提携先サイト、Yahoo!ニュース、Yahoo!知恵袋などのサービスページ
- Google広告:Google検索結果、Google提携先サイト、YouTube、Gmail、Google Financeなど
Web広告はサービスごとのユーザー層や強みを活かし、適切な媒体選びにより効果を挙げやすくなります。
Yahooショッピングの広告については、こちらの記事で詳しく解説しています。
⇒【初心者向け】 Yahoo!ショッピング広告とは?種類や効果を高めるポイント、費用相場を徹底解説!
Yahoo!広告の種類は2つ
Yahoo!広告の種類には、以下の2つが挙げられます。
- 検索広告
- ディスプレイ広告(YDA)
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。
1.検索広告
検索広告は、Yahoo! JAPANから検索されたキーワードから、表示された検索結果ページへ出稿される広告です。
ユーザーが検索したキーワードに対して広告を表示するため、興味や関心が強い層に向けて配信できます。
また、掲載期間や料金の目安は以下のとおりです。
- 掲載期間:出稿者によって自由に設定可能(1日〜数年単位)
- 料金目安:1つの広告キャンペーンに対して1〜80,000円
2.ディスプレイ広告(YDA)
運用型
Yahoo!広告ディスプレイ広告運用型(YDA)は、Yahoo! JAPANと提携パートナーサイトに表示する広告です。
以前は「Yahoo ディスプレイ アドネットワーク(YDN)」と呼ばれ、現在も「YDN」と呼ばれる場合があります。
Yahoo!ドメイン外の提携サイトであるLINEや朝日新聞デジタル、食べログなどに掲載可能です。
また、掲載期間や料金の目安は以下のとおりです。
- 掲載期間:出稿者によって自由に設定可能(1日〜数年単位)
- 料金目安:クリック課金方式
予約型
予約型とは、トップページのファーストビューに掲載される広告です。露出度が高く、多くのユーザーにリーチできることが特徴となり、認知度アップやブランディング目的に適しています。
インプレッション保証型課金システムが採用されており、掲載には高額の費用が必要です。また、出稿アカウントはYahoo!認定代理店アカウントや一部のYahoo!ビジネスアカウントに限定されています。
掲載期間や料金の目安は以下のとおりです。
- 掲載期間:事前に期間・表示回数を指定する
- 料金目安:500万円〜
Yahoo!広告のメリットは5つ
Yahoo!広告のメリットには、以下の5つが挙げられます。
- 低予算で始められる
- リターゲティング広告との相性が良い
- 広告配信先の信頼性が高い
- サポート体制が充実している
- 予算を配分しやすい
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。
1.低予算で始められる
Yahoo!広告は、日々にかけられるコストやキャンペーン全体の予算を設定できます。そのため、自社がかけられる広告費に応じて低予算からの運用が可能です。
また、Google広告は競合が多く、特定キーワードのクリック単価が高くなりがちですが、Yahoo!広告ではクリック単価を抑えやすい傾向にあります。そのため、ジャンルによっては効率的なパフォーマンスが期待できます。
2.リターゲティング広告との相性が良い
リターゲティング広告とは、一度サイトを訪れたユーザーに絞って広告を表示する手法です。
Yahoo! JAPANは多く利用されるポータルサイトとなるため、あらゆるサイトへ訪れるスタートページとなり得ます。
そのため、Yahoo!広告はリターゲティング広告と相性が良く、再訪ユーザーへの露出頻度を高める効果が期待できます。
3.広告配信先の信頼性が高い
Yahoo!広告の配信先は、Yahoo! JAPANと提携する大手企業のサイトが中心です。
一方、Google広告はGoogle以外にもYoutubeやGoogle Playなど、あらゆる個人のスペースに表示される可能性があります。
Google広告と比較すると、Yahoo!広告の配信先は一般的に信頼性が高いものが多く、ユーザーに対して安心感を与える効果が期待できます。
4.サポート体制が充実している
Yahoo!広告では広告出稿者に対して、基礎知識を「公式ラーニングポータル」から無料で提供しています。
また、はじめて広告を運用する人を対象にした「初期設定サービス」や「設定代行サービス」を無料で実施しています。
これらのように、サポート体制が充実していることは、運用経験がない人にとって大きなメリットです。
5.予算を配分しやすい
Yahoo!広告では、検索広告とディスプレイ広告の管理画面及びアカウントが分かれており、予算管理しやすい点が特徴です。
また、予算設定は1日単位で自由に設定できます。しかし、システム上、設定した予算が完全に使い切れない可能性があるため、管理画面を確認してメンテナンスすると、日々の予算配分を最適化できます。
Yahoo!広告のデメリットは3つ
Yahoo!広告のデメリットには、以下の3つが挙げられます。
- 広告文の審査が厳しい
- クリック費用が高額になるケースがある
- タグ入れが必要になる場合がある
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。
1.広告文の審査が厳しい
Yahoo!広告では広告出稿時・出稿後にシステムと目視による審査が実施されています。
審査基準は以下のとおりです。
- キーワード適合性
- 誹謗中傷・権利侵害の有無
- ユーザー誤解の防止
- 社会規範・公序良俗への適合性
- Yahoo!ガイドラインの遵守
Google広告と比べて広告文への審査が厳しく、掲載停止が起こりやすい点がデメリットです。
しかし、審査に落ちたとしても、広告文を修正すれば再申請できます。
2.クリック費用が高額になるケースがある
Yahoo!広告は、クリック課金方式が採用されています。広告表示のみでなくクリックされた時にのみ課金されるため、無駄がありません。
しかし、人気キーワードはクリック単価が高額な傾向にあるため、予算設定次第で「表示されにくい・広告費の高騰」のような事態が起こりがちです。
そのため、検索ボリュームの小さいキーワードを狙うようにすると、効果は限定的となってしまいますが、クリック単価を下げやすくなります。
3.タグ入れが必要になる場合がある
Googleアナリティクスなどの分析ツールで、Yahoo!広告の効果測定をする際にタグ入れが必要です。
これは、Yahoo!検索とYahoo!広告の流入を区別するために、特定パラメーターを設定しなければならないというのが理由です。
Googleアナリティクスの無料ツールなどを使用してURLを生成すると、管理に手間がかかります。もしも、社内でこれらの手間をかけられない場合、Yahoo!広告の支援実績が豊富にあるジャグーまでお気軽にご相談ください。
⇒ジャグー株式会社
Yahoo!広告の始め方は4ステップ
Yahoo!広告の始め方は、以下の4ステップです。
- ステップ1.Yahoo! JAPAN ビジネスアカウントを取得する
- ステップ2.広告管理ツールにログインする
- ステップ3.支払いに関する情報を入力する
- ステップ4.キャンペーンを作成して審査を受ける
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。
ステップ1.Yahoo! JAPAN ビジネスアカウントを取得する
Yahoo! JAPANビジネスアカウントをまずは取得します。Yahoo! JAPAN ビジネスアカウントの取得には、以下の情報が必要です。
- 会社名
- 住所
- 業種
- 運用サイトのURL
- 管理者名
- メールアドレス
これらを入力後、SMS認証または音声ガイダンスによる認証が求められ、パスワードを設定すると、アカウントの取得完了です。また、パスワードは必ず控えておくようにしてください。
ステップ2.広告管理ツールにログインする
広告管理ツールへIDとパスワードを入力することでページへログインします。そこから広告配信に必要な設定をしてください。
また、配信開始後の自動運用機能「かんたんDAS」も利用可能です。1日の予算や入札戦略、ドメインなどの入力により、これに沿った運用が自動で実施できます。また、これらの設定は後から編集が可能です。
ステップ3.支払いに関する情報を入力する
支払い用銀行口座またはクレジットカードなどの支払いに関する情報を入力します。その際、管理権限を持つユーザーのみが支払い設定が可能です。
銀行振込は、確認するまでに3営業日を必要とするため、即時反映されるクレジットカードの利用をおすすめします。
利用できるクレジットカードは、以下の発行会社です。
- VISA
- Master Card
- JCB
- ダイナース
- American Express
ステップ4.キャンペーンを作成して審査を受ける
キャンペーンを作成し、出稿するキーワードや1日の予算を設定し、審査を受けます。審査には約3営業日がかかり、審査通過後に広告配信が開始されます。
Yahoo!広告は、Google広告と比較すると審査時間が長くかかるため、広告出稿を検討している場合は早めに行動するようにしてください。
また、審査基準についても厳しく定められているため、事前にガイドラインを確認し、それに沿った広告文を作成するように注意しなければなりません。
Yahoo!広告の効果を高める3つのコツ
Yahoo!広告の効果を高めるコツには、以下の3つが挙げられます。
- 定期的に効果を測定する
- 広告のターゲットを決める
- ヘルプやサポートを活用する
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。
1.定期的に効果を測定する
広告の効果を客観的に把握するには、定期的な効果測定が必要です。効果測定の実施により、広告の機能性や効果的な方法を把握できます。
また、得られた情報を元に広告の分析・修正を実施すれば、効果を高められます。
Yahoo!広告では、さまざまな環境で効果測定できるように設計されているため、定期的に管理画面から数値を確認してください。
2.広告のターゲットを決める
Yahoo!広告の効果を最大化するには、対象となるターゲット層を明確に設定する必要があります。
特に、キーワードや関心を持つ人々の行動傾向(性別・職業・収入など)を把握すると広告効果を高められます。
ターゲットに合わせた広告配信時間帯などを見極めて、集客や固定客獲得につなげるように活用してみてください。
3.ヘルプやサポートを活用する
広告の利用に際し、不明点や疑問点があればヘルプやサポートを活用してみてください。広告運用に関する基礎知識の正しい理解が、効果的な運用につながります。
また、専門用語やシステムの理解が難しい場合もサポートを受けられます。広告のマーケティング効果を最大限に発揮させるためにも、サポート体制の活用がおすすめです。
まとめ
この記事では、Yahoo!広告に関して解説しました。Yahoo!広告は幅広いターゲット層へリーチしやすく、広告掲載先の信頼度についても高い手法です。
Yahoo!広告の活用によって、新規獲得はもちろん認知拡大にも役立ちます。効果を最大化するには、自社が求めるターゲット層を明確にしなければなりません。
もしも、自社がどのようにYahoo!広告を活用したいのか明らかでない場合、サポート実績が豊富にあるジャグーまでお気軽にご相談ください。
⇒ジャグー株式会社