「Amazonに出店したいけれど、必要な費用がわからない」このような悩みを抱えている方は、少なくありません。

この記事では、出店プランごとに必要となる費用から出店するステップ、成功するためのポイントまで詳しく解説します。

出店に関する疑問や不安を解消し、Amazonでのビジネスを成功させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【プラン別】Amazonの出店費用

【プラン別】Amazonの出店費用

Amazonの出店プランには「大口出品」と「小口出品」の2種類があります。月に50個以上出品する場合は、大口出品プランを選ぶと費用効率が高まります。

また、販売手数料はカテゴリーにより異なりますが約15%が必要です。AmazonはほかのECモールと比較すると、月額固定費は安いですが、売れた分の販売手数料が大きいことが特徴だといえます。

ここではそれぞれのプランごとの違いについて解説しますので、詳しくみていきましょう。

大口出品の場合

大口出品は、月間4,900円の登録料が必要です。基本成約料はかかりません。また、前述したように月間50点以上の販売が見込める場合に適しているプランです。

さらに、大口出品プランを選ぶと、一括出品や在庫管理ツール、広告管理レポートが利用できるようになります。そのため、本格的にAmazonで販売したい場合におすすめします。

小口出品の場合

小口出品は、月額登録料金はかかりません。しかし、商品が売れるごとに基本成約料100円が必要です。大口出品プランとは異なり、既存の商品ページに出品します。

また、出品できる商品に制限があるだけでなく、大口出品で利用できるアカウント機能がほぼ使えない点に注意が必要です。

そのため、まずは少量から商品を出品したい場合におすすめします。

出品にかかる手数料

いずれのプランを選んでも販売された商品に「基本料と販売手数料」がかかります。販売手数料は商品ジャンルによって異なりますが、8〜15%です。また、販売手数料は商品代金の総額に対して発生します。出品にかかる手数料については、以下の表を参考にしてみてください。

項目料金
出品プランの利用手数料大口出品:月額4,900円/小口出品:1商品あたり100円
販売手数料販売価格の8〜15%
カテゴリー成約料(日本)80〜140円
配送料自己発送かFBAによる配送で変動
在庫保管手数料FBA利用時に発生
その他手数料大量出品手数料、返金手数料など

参考:料金プラン、配送手数料、料金シミュレーター | Amazon出品サービスの料金

Amazonの手数料に関する詳しい内容は、以下の記事で解説しています。
Amazonでの販売にかかる手数料とは?計算方法や手数料を抑えるコツを徹底解説します!

Amazonの出店方法は7ステップ

Amazonの出店方法には、以下の7つのステップがあります。

  • ステップ1.アカウント開設に必要な書類を用意する
  • ステップ2.出品者アカウントを開設する
  • ステップ3.会社や個人の情報を入力する
  • ステップ4.クレジットカード情報を登録する
  • ステップ5.ストア情報を登録する
  • ステップ6.振込先の銀行口座を登録する
  • ステップ7.Amazonカタログに商品を登録する

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。

ステップ1.アカウント開設に必要な書類を用意する

Amazonの出品者アカウントを解説する際、必要な書類には以下のようなものが挙げられます。

  • 顔写真入りの身分証明書
  • 過去180日以内に発行された各種取引明細書
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • クレジットカード
  • 銀行口座

また、法人の場合は登記簿謄本に記載されている情報が必要です。これらの書類に不備がないように注意してください。

ステップ2.出品者アカウントを開設する

必要書類を手元にそろえたら、Amazonへアクセスして「さっそく始める」ボタンをクリック、出品者アカウントを開設します。

先に準備したメールアドレスなどの情報を入力してください。必要事項を入力するとメールアドレスあてに確認コードが届き、認証が求められます。

この際、詳しい業種選択画面へと遷移するため、適切に項目を埋めていくようにしてください。

ステップ3.会社や個人の情報を入力する

会社や個人情報の入力が求められます。法人の場合は、登記簿謄本を参考にして法人番号や所在地などの会社情報を記入してください。さらに、運用者の国籍や住所、電話番号などを入力します。

また、特定商取引法に基づく店舗情報や売上金受取口座の設定が必要です。これらに加えて返送先住所や配送料に関する項目を埋めるようにしてください。

ステップ4.クレジットカード情報を登録する

出品プランの利用手数料の支払いには、クレジットカードが必要です。そのため、クレジットカードがなければAmazonでの出品はできませんので、注意してください。

しかし、売上が手数料を上回る場合は、相殺された金額が振り込まれます。

ステップ5.ストア情報を登録する

クレジットカード情報の登録までが済めば、ストア名や商品コード、ブランド所有者の確認が求められます。

これらの項目を入力後、本人確認書類をアップロードして認証を受けると、ストア情報の入力は完了です。

ステップ6.振込先の銀行口座を登録する

銀行口座は売上の振込先として登録が欠かせません。登録しなければ、売上があっても入金されませんので注意が必要です。

先にクレジットカードを登録しているため、「済ませた」と考えてしまいがちですが、自身で登録しなければならないことを覚えておいてください。

ステップ7.Amazonカタログに商品を登録する

出品者登録が済めば、セラーセントラルから商品名を検索して、出品します。商品登録は以下の5ステップです。

  • セラーセントラルを開く
  • カタログ・商品登録をクリックする
  • 商品名を検索して登録する
  • 出品する
  • 保存して終了する

これらのステップにより、Amazonでの出店が可能になります。

Amazon出店を成功に導く5つのポイント

Amazon出店を成功に導くポイントには、以下の5つが挙げられます。

  • カートボックスを獲得する
  • FBAを活用する
  • 商品の見せ方を工夫する
  • スポンサープロダクト広告を利用する
  • 出店代行サービスを活用する

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。

1.カートボックスを獲得する

Amazonでは、同型番商品の場合は複数出品者が同じ商品ページに出品する形態です。そのため、ショッピングカートボックスの獲得が売上に影響します。

カートボックスの獲得条件は、以下のとおりです。

  • 大口出品
  • 最安値
  • 評価と実績
  • 配送プラン(FBA優先)
  • 在庫数

上記の条件を満たし、もっとも高い評価を得ている出品者がカートボックスを獲得します。

2.FBAを活用する

FBAとは、Amazon倉庫で商品を保管し、注文後の梱包から発送、返品に至るまでの業務フローを代行するサービスです。

商品ページにて、「Amazonが発送します」「Amazonプライム対象商品」と表示されるため、信頼感を与えやすく購入率アップが期待できます。

また、検索結果の上位表示にも影響を与えます。FBAを利用するには手数料が必要ですが、業務効率化や販売率向上に効果があるサービスです。

AmazonのFBAに関する詳しい情報は、こちらで解説していますので参考にしてみてください。
【初心者必見】FBA(フルフィルメント by Amazon)とは?活用するメリットやデメリットを解説!

3.商品の見せ方を工夫する

Amazonでオリジナルブランドの商品を出品する場合、商品説明文や写真など見せ方を工夫してください。具体的には、説明文で商品を利用するメリットをわかりやすく伝え、魅力的な商品画像を準備します。

大口出品プランを選択すると、商品紹介用のコンテンツが作成可能です。魅力的なランディングページを活用することにより、購入率の向上が期待できます。

4.スポンサープロダクト広告を利用する

スポンサープロダクト広告は、優先的に上位表示される有料広告です。クリック時にのみ課金されるため、効率よく広告できる手法だといえます。

また、こちらの広告は「自動ターゲティング」と「入札金額管理」の2種類の機能があるため、費用対効果を見極めて使い分けると、より効果的です。

Amazonの広告運用に関する詳しい情報は、こちらで解説していますので参考にしてみてください。
【2023年最新版】Amazonにおける広告運用のコツ8選|おすすめの代行会社もご紹介!

5.出店代行サービスを活用する

出店代行サービスは、はじめてAmazonに出店する際にも活用できます。ページの作成だけでなく、複雑な運用ルールや画像の登録、運営におけるあらゆる手続きを代行可能です。

ECサイト運営はやることも多く、運営にまで手が回らないこともよくあります。出店代行なら、運営まで依頼可能です。また、AmazonだけでなくほかのECサイトの運営知識やノウハウを活用してくれるため、売り上げアップも期待できます。

Amazonの出店代行を得意とするジャグーでは、お見積もりは無料です。経験豊富なノウハウや実績も持っていますので、代行サービスをお考えの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
ジャグー株式会社

Amazonの出店費用でよくある3つの質問

Amazonの出店費用でよくある質問には、以下の3つが挙げられます。

  • 質問1.Amazonの出店審査は厳しい?
  • 質問2.Amazonの出店審査を通過するためのポイント?
  • 質問3.Amazon出品大学とは?

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しくみていきましょう。

質問1.Amazonの出店審査は厳しい?

Amazonの出店審査は、特定のカテゴリーやブランドにおいては、厳しい傾向にあります。たとえば、高級ブランドや健康食品などのカテゴリーを取り扱う場合は、厳格な審査がされているといわれています。

また、審査基準には担当者による差も見られるため、事前準備をしっかりとして、出店審査に臨むようにしてください。

質問2.Amazonの出店審査を通過するためのポイント?

Amazonの出店審査を通過するためのポイントには、以下のようなものが挙げられます。

  • 出店ガイドラインとポリシーを確認する
  • 明確な事業計画と販売戦略を提示する
  • これまでの販売実績や顧客評価の資料を準備する
  • 正確な書類と情報を提供する

これらのポイントを押さえて、審査を受けるようにするとスムーズに通過する確率を高められます。

質問3.Amazon出品大学とは?

Amazon出品大学とは、出品に関するコツや知識を提供するオンライン講座です。動画や図をもとに、出品方法などを具体的かつわかりやすく解説しています。

Amazon出品大学は、大口出品・小口出品いずれのプランからでも利用可能です。Amazonで販売経験がない方は、講座受講後に出品することをおすすめします。

まとめ

Amazon出店費用について解説しました。Amazonで成功するには、事前の計画と戦略が必要です。そのため、自社の出品数やかけられるコストを試算し、適切なプランで運用していくことが求められます。

しかし、自社のリソースが不十分・ノウハウがない場合があるかもしれません。そのような課題がある方は、Amazon出店サポート実績が豊富にある弊社ジャグーまでお気軽にご相談ください。
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