LP制作費用の相場は?依頼先・作業範囲別の目安と見積もりのチェックポイント
ランディングページ(LP)の制作費用を調べると、数万円から100万円を超えるものまで、幅広い金額が見つかります。同じ1ページでも、テンプレートに原稿を流し込む制作と、ターゲットの調査・訴求設計から始めるオリジナル制作では、必要な作業が異なるためです。
費用を比較するときは、金額だけではなく「何を制作会社に任せるのか」「公開した後、誰が改善するのか」を確認することが欠かせません。
この記事では、公開された発注データをもとにした費用の目安、依頼先・作業範囲による違い、BtoB企業が特に確認したい項目を整理します。記事後半では、PENGINの公開料金も紹介します。
LP制作費用の相場はいくら?公開された発注データから確認
費用の参考になるのが、Web幹事が公表したLP制作の発注データです。2022年1月〜2023年12月に、同サービス経由で発注された新規LP制作案件166件の集計では、平均発注金額は55.4万円、中央値は40.0万円でした。
これはWeb幹事経由の発注案件の集計であり、国内すべてのLP制作発注を代表する統計ではありません。また、調査対象の発注時期は2022〜2023年であるため、2026年現在の見積価格そのものを表すものでもありません。予算感を把握するための過去の参考データとしてご覧ください。
| 項目 | 調査結果 |
|---|---|
| 平均発注金額 | 55.4万円 |
| 中央値 | 40.0万円 |
| 対象 | Web幹事経由で発注された新規LP制作案件166件 |
| 集計対象期間 | 2022年1月〜2023年12月 |
出典:Web幹事「LP(ランディングページ)制作の平均費用相場(2024年版)」(2024年公表)
この数字を見ると、数十万円規模の発注事例が多いことが分かります。ただし、同じ価格でも、原稿・写真・広告設定・公開後の改善などが含まれるかは案件によって異なります。実際に比較する際は、費用と納品範囲をセットで見ましょう。
依頼先によって費用の考え方が変わる
LPは、フリーランス、小規模の制作会社、戦略設計や広告運用まで対応する制作・マーケティング会社などに依頼できます。依頼先の規模だけでなく、担当者の専門性や含まれる工程によって費用は変わります。
| 依頼先・進め方 | 合いやすいケース | 見積もりで確認したいこと |
|---|---|---|
| フリーランスや少人数の制作体制 | 原稿や素材が揃っており、デザイン・実装など依頼範囲を明確にできる | 進行管理、修正回数、公開対応、保守の有無 |
| LP制作を中心とする制作会社 | 構成案からデザイン・実装まで任せたい | 戦略設計、原稿作成、計測設定の範囲 |
| マーケティングも担う制作会社 | 新規リード獲得や広告成果を見据え、訴求設計から相談したい | 競合・顧客調査の内容、広告・LPOとの役割分担 |
「大手だから高い」「フリーランスだから安い」と一律には判断できません。どの工程を誰が担うのか、見積書で確認することが大切です。
LP制作で費用が変わる主な6つの要因
1. 戦略設計・情報設計を依頼するか
ターゲットや訴求内容が決まっている場合と、商品の強みや顧客の課題を整理する段階から依頼する場合では、設計工数が異なります。
特にBtoBのLPでは、資料請求を集めたいのか、商談の相談を増やしたいのかによって、掲載すべき情報が変わります。制作を始める前に、目的と対象者をすり合わせておきましょう。
2. 原稿制作・コピーライティングの範囲
原稿を発注側が用意するのか、制作会社が構成案や見出し案を作るのか、本文の執筆まで担うのかで費用が変わります。
「ライティング対応」と書かれていても、構成提案、原稿の編集、ゼロからの執筆、取材・インタビューは別の作業です。見積もり時には、どこまで含まれるかを具体的に確認してください。
3. デザインの自由度とページの長さ
テンプレートを使った制作と、ブランドや商材に合わせてオリジナルデザインを作る制作では、デザイン工数が異なります。また、比較表・図解・長い説明セクション・アニメーションなどが増えるほど、設計と実装に時間がかかります。
見た目の豪華さを優先するのではなく、訪問者の疑問に答えるために必要な情報を基準に判断しましょう。
4. 写真・イラスト・動画などの素材
商品撮影、人物撮影、図解、動画、広告バナーなどを新たに制作する場合、費用が増えることがあります。既存の素材を提供できる場合は、制作工数を抑えられる可能性があります。
ただし、BtoBの無形商材では、サービスの流れや導入後の状態を説明する図解が有効な場合もあります。素材を減らすことだけが費用対効果の改善ではありません。
5. 実装・公開・計測設定の範囲
納品物がデザインデータだけなのか、HTML・CSSによる実装やCMSへの組み込みまで含むのかで金額が変わります。
スマートフォン表示、フォームとの連携、アクセス計測、テスト環境、ブラウザ確認などが見積もりに含まれているか確認しましょう。基本的なスマートフォン対応を「追加料金」とするかどうかは事業者によって異なります。
6. 公開後のLPO・広告運用を含めるか
LPは公開して終わりではありません。広告文とLPの内容のずれ、CTAの分かりやすさ、フォームの入力負担などは、実際のデータを見て改善を検討できます。
ただし、LPの初期制作費と、公開後の広告運用費・LPOの継続費用は別に考えるのが分かりやすい方法です。制作契約に継続改善が含まれていると決めつけず、期間・作業・実装費用を分けて確認してください。
業界によってLP制作費用は違う?
Web幹事の同じ2024年公開調査では、業界別の平均発注金額も公表されています。
| 業界 | 平均発注金額(当該調査) |
|---|---|
| 美容・ネイル・エステ・マッサージ | 56.4万円 |
| コンサル・士業 | 60.4万円 |
| 生活関連 | 36.6万円 |
| 情報処理・SIerサービス(BtoB) | 79.8万円 |
出典:Web幹事のLP制作費用調査(2024年公表)。調査対象は同サービス経由の2022〜2023年の発注案件166件です。各業界の標本数・制作範囲をそろえた比較ではないため、「この業界なら必ずこの価格になる」という意味ではありません。
実際の見積もりでは業界名そのものより、商品・サービスの説明に必要な情報、撮影・取材の有無、検討者の意思決定の複雑さなどが影響します。
BtoB企業がLPを外注するときに確認したいこと
BtoBのLPは、単に申込ボタンを目立たせればよいわけではありません。資料請求の段階で情報収集している人もいれば、複数社を比較して具体的な相談先を選んでいる人もいます。
「誰から、どんな問い合わせを得たいか」を明確にする
資料請求を増やしたい場合と、具体的な商談相談を増やしたい場合では、CTAや入力項目の設計が異なります。問い合わせ件数だけでなく、対象業界・企業規模・担当部門など、自社が求めるリードの条件を整理しておきましょう。
価格・支援範囲・導入事例を比較しやすくする
BtoB商材では、LPを見た担当者が社内で検討を進める場合があります。サービスの対象企業、できること・できないこと、利用条件、実績、相談後の流れなどを明示すると、発注判断に必要な情報を提供しやすくなります。
広告とLPのメッセージをそろえる
広告が「費用を知りたい」という期待でクリックされるなら、LPの冒頭でも料金の考え方に触れるなど、広告の訴求と着地先の内容を一致させることが重要です。広告で約束していない成果をLPで断定することも避けましょう。
公開後の改善体制を決めておく
例えばPENGINのPro-D-use様の公開インタビューでは、半年間に4つのサービスLPをリニューアルし、ブログページのCVR改善も実施した結果、問い合わせ数が約20%増加したと紹介されています。これはLPの単独効果ではなく、LPとブログを含む支援全体についての顧客の報告です。
LP公開後の検証や改善まで必要な場合は、最初の制作費用とは別に、どの範囲を継続的に支援してもらうかを決めましょう。
PENGINのLP制作料金の目安
PENGINでは、目的や制作方法に応じて、LPのテンプレート制作とオリジナル制作を提供しています。
| プラン | 公開料金の目安 | 主な検討ケース |
|---|---|---|
| テンプレート制作 | 20万円〜(税抜) | テストマーケティングなど、用意された制作方法を活用したい場合 |
| オリジナル制作 | 40万円〜(税抜) | 商材の特徴やターゲットに合わせた訴求設計・デザインを重視する場合 |
料金の根拠:PENGINの料金・お見積り・LP制作サービス。掲載額は目安であり、実際の費用は制作範囲や素材の準備状況などに応じてお見積もりします。
PENGINでは、オリジナル制作の場合に構成・ライティング案の作成にも対応しています。ただし、本文執筆の代行や取材などが基本料金に含まれるかは、依頼内容ごとに確認が必要です。制作期間も、必要な工程と素材提供状況を踏まえて見積もり時に確認してください。
新規のLP制作について詳しく知りたい方は、PENGINのLP制作サービスをご覧ください。既存LPやWebサイトを継続的に改善したい場合は、サイト分析・CVR改善支援で支援内容と料金をご案内しています。
LP制作の見積もりで確認したい7項目
LP制作会社を比較するときは、金額を横並びにするだけでなく、少なくとも次の項目を同じ条件で確認することをおすすめします。
- 成果目標:資料請求、問い合わせ、購入など、何を目標に設計するか
- 企画・設計:市場・競合調査、訴求整理、構成案、ワイヤーフレームの範囲
- 原稿・素材:誰が原稿を作り、撮影や図解をどこまで用意するか
- デザイン・実装:テンプレートかオリジナルか、スマホ表示、フォーム連携を含むか
- 修正・納品条件:修正回数、データ納品、公開作業、動作テストの範囲
- 公開後の支援:保守・計測・LPO・広告運用の契約範囲と費用
- 契約・スケジュール:着手条件、素材提供期限、検収、追加費用の条件
特に、当初の見積もりには含まれていない作業が、制作途中で必要になることがあります。追加作業の見積もり方法も確認しておくと安心です。
LP制作費用を抑えるときの考え方
必要な情報に優先順位を付ける
LPに盛り込む情報が多いほどよいわけではありません。ターゲットが知りたい情報と、申込前に必要な根拠を優先して整理すると、不要な制作工数を抑えられます。ただし、BtoB商材の信頼性を伝える実績や条件を、費用だけを理由に削らないよう注意が必要です。
原稿・写真など、用意できる素材を先に整理する
ロゴ、製品写真、既存パンフレット、営業資料、FAQ、顧客の声などを整理して渡すと、制作側が情報を収集し直す手間を減らせます。一方で、原稿の質や構成に課題がある場合は、編集・ライティングを依頼する価値もあります。
テンプレートで十分かを検討する
検証したい訴求が明確で、表現やレイアウトの自由度を強く必要としないなら、テンプレート制作は有力な選択肢です。独自の商材説明や比較検討に複雑な情報設計が必要なら、オリジナル制作との違いを見積もりで確認しましょう。
初期制作と継続改善の予算を分ける
制作に予算のすべてを使い切るより、公開後の測定・改善に使える予算を確保した方が適切な場合があります。改善が必要かどうかは公開後のデータで判断し、不要な継続契約を最初から決めつける必要はありません。
LP制作費用に関するよくある質問
Q. LP制作の費用はどれくらいですか?
依頼先と作業範囲によって異なります。参考として、Web幹事経由の2022〜2023年の発注案件166件では、中央値が40.0万円でした。これは2026年の市場価格を保証する数字ではありません。PENGINの現行公開料金は、テンプレート制作が20万円〜、オリジナル制作が40万円〜(いずれも税抜)です。
Q. 原稿制作や写真撮影も基本料金に含まれますか?
会社やプランによって異なります。構成案、見出し案、本文の執筆、取材、撮影は別々の作業です。どこまで含まれるかを見積書で確認してください。PENGINへの依頼でも、原稿執筆代行などの追加作業は個別に費用・範囲を確認します。
Q. LP制作の期間はどのくらいですか?
必要な調査、原稿・写真素材の準備、デザインや実装の内容によって変わります。希望公開日が決まっている場合は、素材の支給時期と確認工程を含めて制作会社へ相談してください。
Q. LP制作費には広告費やLPO費用も含まれますか?
制作費とは別に見積もる会社もあります。広告媒体への出稿費、広告運用手数料、改善施策の設計・実装などを分けて確認すると、総予算を把握しやすくなります。
Q. 新しいLP制作と、既存LPの改善はどちらに依頼すべきですか?
新規制作ならLP制作会社、既存ページの問い合わせ率やフォーム完了率を改善したい場合はLPO・CVR改善支援が候補になります。今のLPを活かして改善できるか、作り直す必要があるかを先に確認することが重要です。
まとめ|費用だけでなく、依頼範囲と公開後の運用まで比較する
LP制作費用は、依頼先や制作工程によって大きく変わります。単に見積金額を比べるのではなく、企画、原稿、素材、デザイン、実装、計測、改善のどこまで含まれるかを同じ条件で確認することが重要です。
BtoB向けLPでは、問い合わせの数だけでなく、どのような企業・担当者から相談を得たいのかも、初期の情報設計に反映しましょう。
PENGINではLPの新規制作と、公開後のサイト分析・CVR改善を提供しています。支援範囲や予算感について検討している方は、サービスページの公開情報をご確認ください。
