「商品検索されてもページへのアクセスが少ない」ショップを運営していると、このような悩みに直面することがあります。
その際、クリック率を高めるための施策ができていないことが考えられるかもしれません。この記事では、クリック率を高めるための5つの施策と楽天が提供しているポイント獲得サービスについてご紹介します。
クリック率とは?
クリック率とは、CTR(Click Through Rate)とも呼ばれ、楽天市場では商品検索結果に表示されたうちの何%がサイトへ訪れたのかを示す指標です。
もしも、商品が検索結果の上位に表示されたとしても、クリックされなければ、いつまで経っても売上にはつながりません。
そのため、クリック率を改善するための取り組みは重要です。
楽天市場でクリック率を上げる5つの施策
楽天市場でクリック率を上げる施策には、以下の5つが挙げられます。
- 施策1.サムネイル画像を改善する
- 施策2.商品名を最適化する
- 施策3.レビュー数を増やす
- 施策4.スマホユーザーが閲覧しやすい仕様にする
- 施策5.特定のジャンルに絞って出品する
ここではそれぞれに分けて詳しく解説しますので、詳しく見ていきましょう。
施策1.サムネイル画像を改善する
検索結果画面では、サムネイル画像がもっとも目立つ存在です。ユーザーの興味や関心を惹けるように、競合サイトとの差別化を図ることが求められます。
具体的には、以下のようなポイントを意識的に改善します。
- 権威性を示す
- 強みやメリットをアピールする
- ベネフィットを訴求する
- 特典を明確に記載する
複数パターンのサムネイル画像を作成し、ABテストを行いながら最適化を目指すようにしてください。
施策2.商品名を最適化する
楽天市場のキーワード検索は、商品名を最適化することが重要です。商品名を最適化するには、関連キーワードを選定して盛り込むことが求められます。
キーワードには、検索される頻度が高い「ビッグキーワード」と検索される頻度の少ない「スモールキーワード、ミドルキーワード」があります。
商品名を最適化するポイントには、以下の要素を意識してください。
- 商品名は最大全角127文字
- 商品名、ブランド名、サイズ、型番を盛り込む
- 文字数に余裕があれば、イベント名や割引・クーポンに関する情報を入れる
なお、以下の記事ではキーワード選定やツールについて解説しているため、あわせてご覧ください。
⇒楽天市場で売れるキーワードを選定する4つの方法|商品名に入れる際のコツやおすすめツールもご紹介!
施策3.レビュー数を増やす
レビュー数は楽天SEO対策に大きな効果があるとはいえません。しかし、ユーザー目線から考えると、多くのレビューを獲得している商品をクリックしたくなる心理的効果があります。
たとえば、同じ商品が並んでいた場合、レビューが0件と100件のものがあったとします。その場合、100件のレビューを獲得している商品の方が多くの人に選ばれていることをユーザーは視覚的に理解できます。
レビューを集めるには、レビュー投稿してくれた購入者へ次回の買い物に使えるクーポンを付与することが有効です。
施策4.スマホユーザーが閲覧しやすい仕様にする
楽天市場でお買い物をするユーザーの多くは、スマホを使用しています。商品管理をする際、パソコンを使うことが多いかもしれませんが、スマホユーザーが商品ページを閲覧しやすいように調整することが欠かせません。
RMS上からスマホページのテキストやサムネイルを微調整し、実際に自分のスマホから表示されている内容を確認することが重要です。
施策5.特定のジャンルに絞って出品する
ショップが提供している商品ジャンルは、幅広いほど多くのユーザーの目に触れそうな気がします。しかし、できるだけ絞り込んで専門性を高めるようにすることをおすすめします。
自分のショップよりも大きな店舗は無数にありますが、これらの店舗に負けないためには「〇〇といえば△△」とユーザーに印象付けることが重要です。
ひとつのジャンルに絞り込み、それに関する商品を網羅する専門性を担保することによって、唯一無二の存在に近付くことができます。
最初から1つに絞り込むのが怖いと思う場合、3つ程度に絞って効果測定しながら進めてみてください。
また、出品ジャンルを絞り込むことによって、経営資源を集中させる効果もあります。
クリックによってポイントを付与できる楽天サービス6選
クリックによってポイントを付与できる楽天サービスには、以下の6つが挙げられます。
- クリックしてポイント
- 楽天スーパーポイントスクリーン
- 楽天ポイントモール
- 楽天ラッキーくじ(アプリ版)
- 楽天ラッキーくじ(PC・スマホ版)
- メールdeポイント
ここではそれぞれに分けて詳しく解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.クリックしてポイント
「クリックしてポイント」は、ユーザーがバナー広告をクリックするだけで楽天ポイントを獲得できるサービスです。
1つのバナーにつき1ポイントを獲得できますが、日によっては複数のバナーが更新されることもあるため、複数のポイントが得られる場合もあります。
しかし、こちらは楽天カード所有者限定のサービスである点に注意が必要です。
2.楽天スーパーポイントスクリーン
「楽天スーパーポイントスクリーン」は、表示された広告をクリックしただけで楽天ポイントを獲得できます。さらに、簡単なアンケートに回答することによって、より多くのポイントを得ることも可能です。
また、専用アプリもインストールできます。ポイント獲得以外にもお得なクーポンやゲームなどの要素が詰め込まれていることが特徴です。
3.楽天ポイントモール
「楽天ポイントモール」は、2020年3月より開始されたサービスです。スタンプラリーやゲームを楽しみながら楽天ポイントを得られます。
そのほかにも、ページ内にあるGALLERYコーナーにあるバナーをクリックすることによって、楽天ポイントを獲得することが可能です。
しかし、こちらには専用アプリがないため、ユーザーはブックマークを追加してアクセスする必要があります。
4.楽天ラッキーくじ(アプリ版)
「楽天ラッキーくじ」は、毎日4つの抽選に参加できるポイント獲得サービスです。アプリ版の楽天ラッキーくじは、参加できる抽選回数は少ない傾向にありますが、PC・スマホ版よりも当選本数が多く設定されているため、当選確率が高いことが特徴だといえます。
また、くじの特典内容は以下の通りです。
- 5,000ポイント:1本
- 500ポイント:10本
- 1ポイント:1,000本
5.楽天ラッキーくじ(PC・スマホ版)
楽天ラッキーくじには、PC・スマホからアクセスできるものもあります。毎日無料で参加できるコンテンツが10本以上あり、最高で10,000ポイントを獲得できる場合もあります。
アプリ版よりもあらゆる特典内容が設定されている傾向にありますが、ユーザーはブラウザ上から数多くの抽選回数に挑戦できることが特徴だといえます。
6.メールdeポイント
「メールdeポイント」は、楽天ポイナビ内にある専用のメールボックスに広告付きのメールが届くポイント獲得サービスです。
メールを開くと広告バナーが設置されており、1通につき1ポイントが獲得できます。頻繁にメールが届くわけではありませんが、受信したメールを開く度にポイントが獲得できるユーザーにとってお得なサービスです。
楽天のクリックでよくある2つの質問
楽天のクリックでよくある質問には、以下の2つが挙げられます。
- 質問1.CTR(クリック率)の平均値は?
- 質問2.クリック率の計算方法は?
ここではそれぞれに分けて詳しく解説しますので、詳しく見ていきましょう。
質問1.CTR(クリック率)の平均値は?
クリック率の平均値は、ジャンルによって大きく異なります。人気ジャンルであれば3〜4%程度、旅行関連では4%を超える場合もあるようです。
何もない状態からクリック率を意識して対策するのであれば、まずは1.5%程度を目標にすることをおすすめします。そこから徐々に対策を講じて、さらに高められるように取り組むことが理想的です。
質問2.クリック率の計算方法は?
クリック率の計算方法は、広告のクリック数を表示回数で割ります。計算式にすると以下の通りです。
- クリック数/表示回数=クリック率
たとえば、表示回数が100回のときにクリック数が3回だった場合、クリック率は3%と計算できます。クリック率は、キーワードや広告に出稿した成果を判断することに役立てることができます。
まとめ
楽天市場でクリック率を高めるための施策について解説しました。クリック率を高めるには、まず検索結果の上位にヒットするために楽天SEO対策が欠かせません。そのうえで、ユーザーの興味関心を惹くサムネイルを制作することや、安心感を高めるためのレビューを獲得することが重要です。
しかし、これらの施策を効率的に行うには、経験とノウハウが欠かせません。もしも、社内リソースでこれらの対策を実施するのが難しい場合、楽天市場でショップ運営サポート経験が豊富にあるジャグーへ相談してみてはいかがでしょうか。⇒ジャグー株式会社