「楽天市場で売上を伸ばしたい」「SEO対策を講じたい」

このように考えるショップ運営者は少なくありません。そこで重要となるのが「キーワード選定」です。本記事では、楽天SEO対策で重要となるキーワードの重要性から選定方法、おすすめツールまで解説します。

楽天市場で売上を伸ばしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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楽天SEOにおける「キーワード」の重要性

楽天SEOにおける「キーワード」の重要性には、以下の2つが挙げられます。

  1. 商品が検索結果に表示されない
  2. 適切に活用することで売上アップを期待できる

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

商品が検索結果に表示されない

楽天市場では、キーワードを商品名に適切に関連付けさせなければアルゴリズムが認識しないため、検索結果には表示されません。たとえば、ユーザーが「マグボトル」と検索した場合、アルゴリズムは商品名・説明文に「マグボトル」が含まれているものを選び、ランク付けして表示します。

そのため、高品質の商品だったとしても、適切なキーワードが含まれていなければピックアップされません。また、検索結果に表示されなければ、ユーザーに商品ページを見てもらえる機会も少なくなり、売上向上は見込めません。

検索アルゴリズムは、盛り込まれたキーワードを元に商品を識別します。そのため、商品に合ったキーワードを選び、商品名や説明文に入れることが重要です。

適切に活用することで売上アップを期待できる

商品に応じたキーワードを活用することで、売上アップを期待できます。楽天市場を利用する多くのユーザーは、キーワード検索によって欲しい商品を探しています。そのため、ウィンドウショッピングのように、サイト内を回っているようなユーザーは少なく、特定の商品を探している場合がほとんどです。

ユーザーから商品ページを見つけてもらうには、楽天市場内で検索した結果に表示させる必要があります。効果的に検索結果に表示させるには、検索頻度が高いワードと詳細なキーワードを組み合わせることが大切です。

楽天SEOの検索対象になる項目

楽天市場の検索対象になる項目は以下の通りです。

  • 商品名
  • (PC用・モバイル用)キャッチコピー
  • (PC用・モバイル用)商品説明文
  • (PC用・モバイル用)販売説明文

これらの項目には、商品に適したキーワードを必ず盛り込むようにしてください。特に、楽天の検索アルゴリズムは商品名が検索順位に大きく影響します。

そのため、キャッチコピー及び商品説明文だけではなく、商品名にもキーワードを入れてください。また、重要なキーワードは、商品名の前半部分に入れることがポイントです。

商品名の文字数制限は127文字となっていますが、検索結果には前半の25〜30文字しか表示されません。もし、検索上位を獲得できたとしても、キーワードを商品名の後半に入れると、ユーザーが気付かずに流れていってしまうおそれが高まります。

1人でも多くのユーザーにクリックしてもらうには、重要なキーワードを前半に盛り込むことが大切です。

なお、以下の記事では検索上位のポイントとなる楽天SEOのアルゴリズムについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

【完全版】楽天SEOのアルゴリズムに影響する7つの要素|上位化するためのポイントや注意点も解説!

楽天SEOにおけるキーワードの種類は3つ

楽天SEOにおけるキーワードの種類は、以下の3つが挙げられます。

  1. 1語のみで検索される「ビッグワード」
  2. 2語で検索される「ミドルワード」
  3. 3語から構成される「スモールワード」

ここではキーワード別にその内容を詳しく解説します。

1語のみで検索される「ビッグワード」

ビッグキーワードは、1語で検索されるキーワードです。一語のみとなっているため、検索ボリューム数も非常に多く、上位表示されると多くの人の目に触れます。

たとえば、腕時計を扱うショップであれば「腕時計」「ウォッチ」などが狙いたいキーワードです。現時点で販売実績がある商品は、ビッグキーワードを中心に狙います。

2語で検索される「ミドルワード」

ミドルキーワードは、2語を組み合わせて検索されるキーワードです。たとえば、腕時計やウォッチであれば「腕時計 男性」や「ビジネス ウォッチ」などが挙げられます。

実際に検索してみるとよくわかるかもしれませんが、ビッグキーワードで検索したときよりも表示される商品数は減少します。つまり、ユーザーがより具体的に欲しい商品が決まっている場合にミドルワードで検索しているといえます。

ミドルキーワードを設定する場合は、それほど販売実績のない商品に対して盛り込むようにしてください。販売実績が十分でない中でビッグキーワードを設定してしまうと、目安CPCが高まってしまい、費用対効果を示すROASが低下してしまいます。

3語から構成される「スモールワード」

スモールキーワードは、3語から構成される検索ワードです。同じく腕時計やウォッチを例に挙げると「腕時計 男性 プレゼント」や「ビジネス ウォッチ フォーマル」などが挙げられます。

スモールワードで検索するユーザーは、ある程度欲しい商品が決まっている状態です。ここでRPP広告として表示されると、高確率でクリックから購入まで進みます。

そのため、販売実績がない・これから販売実績を増やして行こうと考えている商品に対してスモールキーワードを盛り込むようにしてください。

楽天市場で売れるキーワードを選定する4つの方法

楽天市場で売れるキーワードを選定する方法には、以下の4つが挙げられます。

  1. 楽天サジェストを参考にする
  2. Googleトレンドを活用する
  3. 検索上位の店舗を参考にする
  4. RMSで「商品別検索キーワード」を開く

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.楽天サジェストを参考にする

楽天サジェストを利用すると、手軽にキーワードを調査できます。楽天サジェストとは、楽天市場内の検索窓にビッグキーワードを入力した際、下部へ表示される検索候補のことです。

楽天ユーザーが頻繁に検索するキーワードとして上位10個が表示される仕組みが採用されています。つまり、楽天サジェストからキーワード選定した場合、ユーザーに検索されやすいキーワード設定につながるといえます。

また、検索したあとにページ下部へ表示される「関連する検索キーワード」から設定するのも方法の1つです。

2.Googleトレンドを活用する

楽天市場の検索だけではなく、Googleトレンドを活用してみるのもおすすめです。ブラウザからGoogle検索してみても構いませんが、Googleトレンドを使用してみてください。

Googleトレンドは、キーワードが設定した期間内にどれくらい検索されていたのかをグラフで可視化するツールです。たとえば、以下のような項目を詳細に知ることができます。

  • 人気度の動向
  • 地域ごとのキーワード人気度
  • 関連トピック
  • 関連キーワード

これらの情報を瞬時に取得し、可視化してくれます。また、検索上昇率についてもチェックできるため、最近注目されているキーワードの発見も期待できます。

3.検索上位の店舗を参考にする

検索上位に表示されるライバル店のキーワードの使い方を参考にしてみてください。楽天SEOの観点からすると、検索上位に表示されている商品は頻繁に購入されていると予測できます。参考にする際、以下のポイントを確認してみてください。

  • ミドル・スモールキーワードの使い方
  • キーワードの順番
  • 検索結果に表示される前半の文字列に何を書いているか

4.RMSで「商品別検索キーワード」を開く

RMSで「商品別検索キーワード」を利用すると、どのようなキーワードでショップへ訪れているのかをチェックできます。そこから、売れているキーワードなどを検索順位ツールへ登録してください。

順位の推移を追いかけて、キーワードの盛り込み方を改善していきます。しかし、自社でのキーワード選定が難しい場合もあるかもしれません。そんな場合、楽天市場の出店・運営代行を行う業者に依頼することをおすすめします。

たとえば、ジャグーが提供している「運営代行プラン」では、RMSでは細かく割り出せないリピート分析も独自のノウハウで可視化することが可能です。施策の善し悪しを定量的に捉えることによって、顧客のLTVを論理的に分析できるようになります。

参照:楽天市場 – ジャグー株式会社

選定したキーワードを商品名に入れる際の5つのコツ

選定したキーワードを商品名に入れる際のコツには、以下の5つが挙げられます。

  1. 需要が高まる季節関連のキーワードを含める
  2. 商品にマッチしたキーワードを含める
  3. 文頭に興味を惹く単語を入れる
  4. 隠し文字の使用は避ける
  5. 記号は使いすぎない

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.需要が高まる季節関連のキーワードを含める

イベントやシーズンごとに需要が高まるキーワードは、必ず含めるようにしましょう。効果がある期間は限定されてしまいますが、検索数は飛躍的に増加し、アクセス数の増加を見込めます。

たとえば、お中元やクリスマス、年末年始などのキーワードは押さえておきたいトレンドワードです。年末にはイベントが集中する傾向にあるため、商戦に突入する前からキーワードを盛り込み、上位表示を狙うようにしてください。

2.商品にマッチしたキーワードを含める

商品にマッチしたキーワードを含めてください。キーワードには、3種類あることは先に解説した通りです。

1語のビッグキーワードは検索されやすく、ヒットする商品の幅も広い傾向にあります。しかし、簡単に広告表示できません。そのため、戦略的にミドルキーワードやスモールキーワードを盛り込む必要があります。

たとえば、靴であればメンズ・レディースごとに「靴 メンズ」「靴 レディース」と適切なキーワードに振り分けて検索結果に表示されます。このように商品の特徴を理解し、適切なキーワードを盛り込むことで、表示されやすくなり購入につながります。

3.文頭に興味を惹く単語を入れる

RPP広告は、検索結果として表示されるため、ライバルショップとの比較が発生します。たとえ、最前列に表示されても、商品の魅力をユーザーが感じなければ、クリックにはつながりません。

広告を表示することが目的ではなく、ユーザーに購入してもらうことがゴールです。そのため、ユーザーにクリックしてもらえるような施策を講じてください。たとえば、商品名の前半部分に「ポイント還元率◯倍」や「1週間限定◯%OFF」のようなコピーを盛り込むとクリック率を高められます。

4.隠し文字の使用は避ける

隠し文字の使用は避けてください。隠し文字の使用とは、背景と同色の白文字を使って視認できない形でキーワードを盛り込むことです。

白い文字を使用し、キーワードを羅列する行為は、無関係なキーワードの羅列と同じように、楽天市場のガイドライン違反につながります。ペナルティをもらうと、検索結果に表示されなくなるため注意が必要です。

5.記号は使いすぎない

多くのキーワードを並べる際、重要なものを記号で強調することは目に留めてもらうために重要です。たとえば、「送料無料」や「公式」のような単語は【】や☆などの記号を使って目を惹くようにします。

しかし、使いすぎには注意が必要です。特殊文字や機種依存文字を使いすぎると、読みにくくなるだけでなく、検索結果に適切に表示されなくなるおそれが高まります。

楽天SEOのキーワード選定で役立つ3つのツール

楽天SEOのキーワード選定に役立つツールには、以下の3つが挙げられます。

  1. ラッコキーワード
  2. キーワード プランナー
  3. 楽天検索順位チェッカー

ここではそれぞれのツールの特徴について解説します。

1.ラッコキーワード

引用:ラッコキーワード

ラッコキーワードは、気になる単語を検索窓に入れれば関連するサジェストワードを簡単に抽出できるツールです。単語によっては300以上のサジェストワードを抽出できる場合もあり、楽天市場の検索だけでは網羅できないキーワードも拾えます。商品に最も関連するキーワードを入力して、キーワードを収集する際に活用してみてください。

2.キーワード プランナー

キーワードプランナーは、Googleアカウントを持っていれば利用できるツールです。本来は、ターゲットとするユーザーに自社の広告を表示するためキーワードを選定するツールですが、楽天SEO対策にも活用できます。

商品やサービスに関連する単語を入力すれば、関連性が高いキーワードを見つけられます。また、将来的な数値予測もできるため、キーワード選定したときの表示回数の目算を立てることも可能です。

引用:キーワード プランナーで最適なキーワード選択 – Google 広告

3.楽天検索順位チェッカー

引用:楽天検索順位チェッカー|ネクストエンジン

楽天検索順位チェッカーは、楽天SEOに大きく影響を及ぼす販売個数・アクセス・転換率・レビューを確認できるツールです。

一般的には、出店者が自分自身で確認しなければなりませんが、こちらのツールを使えば、自動で数値を収集できます。また、運営ノウハウを配布しているため、数値の味方から実際の対策にまで活用することが可能です。

4.検索伝令くんLight

引用:楽天の検索順位チェックツール「検索伝令くんLight」 | コマースデザイン

検索伝令くんLightは、自分自身で確認しなければならない検索順位を自動化できるツールです。

指定キーワードを登録するだけで毎日メールで通知してくれます。また、前日対比も併せて教えてくれるため、自分で調べる手間を省くことが可能です。

これまで何となくチェックしていた順位を可視化することにもつながり、検証や施策を検討する場合にも役立ちます。

楽天SEOのキーワードでよくある3つの質問

楽天SEOのキーワードでよくある質問には、以下の3つが挙げられます。

  • 質問1.楽天市場内のキーワードボリュームの計測する方法は?
  • 質問2.売れるキーワードを選定した後にやるべきことは?
  • 質問3.キーワード以外に楽天SEOで重要となる要素は?

ここではそれぞれに分けて解説します。

質問1.楽天市場内のキーワードボリュームの計測する方法は?

楽天市場内のキーワードボリュームの計測は、キーワード検索を使います。具体的な手順は以下の通りです。

  1. RMS管理画面5-1の広告管理画面へ入る
  2. 「サーチワード広告の申込/入稿」をクリック
  3. おすすめワードの個所で指定のキーワードで検索する
  4. PCで表示される場所検索回数

こちらの完全一致で購入の箇所に金額があり、この価格を10で割ったものが期間中の検索数です。

質問2.売れるキーワードを選定した後にやるべきことは?

RMSで売上を伸ばす商品名を分析し、設定できたあとは「検索順位チェックツール」へ登録します。商品数は豊富にあることが想定されるため、手作業の作業では追いつきません。

検索順位チェックツールにキーワードを登録しておけば、自動的に検索順位を調べて、毎日結果を通知してくれます。この場合、先ほどご紹介した「検索伝令くん」を活用してみてください。

質問3.キーワード以外に楽天SEOで重要となる要素は?

楽天SEOはキーワード以外にもさまざまな要素が順位に影響しています。最新要素は「動画」です。動画がある商品ページは、設置されていない商品ページよりも順位が高い傾向にあります。

もちろん、この傾向はほかの要素とも密接に関係していると考えられるため、一概に動画を設置するだけで順位が高くなるとは断言できません。しかし、楽天SEOに有効だという可能性は高いため、動画を用いた商品説明を増やしてみてもよいかもしれません。

まとめ

楽天キーワードの重要性や選定方法について解説しました。楽天キーワードは商品ページを上位表示させるために欠かせない要素です。しかし、効果を得るには数値の把握と分析、施策の実行を繰り返していかなければなりません。

もしも、キーワード選定や施策実行を自社だけで対応できない場合、楽天市場に強みがある外注業者へ相談してみるのも手段のひとつです。ジャグー株式会社では、毎月10社限定のサイト分析を実施しているため、自社の課題を明確化することができます。「キーワード対策が上手くいかない」などのような場合は、ぜひ一度ご相談ください。