「売上が思うように伸びない」「なかなか検索されない」楽天市場のショップを運営しているとこのような課題に当たることも珍しくありません。
ユーザーに効率よく検索してもらうには、適切な商品名をつけることが重要です。
この記事では、楽天市場における商品名の文字数やガイドラインについて解説します。
楽天市場における文字数・商品名の登録ガイドライン
楽天市場では、文字数や商品名にはガイドラインが設けられています。文字数の上限として全角127文字までの制限があり、商品名についても書いてもよい文言のルールがあります。
基本的には、ユーザーの購買体験を向上させられるように、商品を探しやすい名前にすることが推奨されている点に留意しなければなりません。
そのルールを守ったうえで、ユーザーにとってメリットがわかりやすい商品名を意識することが重要です。
楽天市場における商品名の基本形
楽天市場の商品名を登録する際、基本形は以下の通りです。
- ブランド名
- 商品の名称
- 対象となる性別
- シーズン
- 仕様
- 色
- サイズ
これらの項目を可能な限り網羅し、どんなものなのかをわかりやすくユーザーに伝えることが求められます。また、キーワード同士の間は半角スペースを挿入し、英数字及び記号についても、半角と指定されています。
楽天市場では商品名がアクセス数アップに重要
楽天市場を利用するユーザーの多くが「楽天サーチ」を利用しています。そのため、楽天サーチの検索結果の上位表示を狙うことがアクセスアップへ直結します。
「楽天サーチ」の検索結果で上位表示を狙うには、商品名を工夫することです。つまり、現状で検索上位を取れていなければ、商品名を見直すことによって改善を見込める可能性が高まります。
楽天市場では商品名を登録する際の注意事項
楽天市場で商品名を登録する際、注意したいことには以下のような項目が挙げられます。
- 英数字・記号は半角で入力
- 項目ごとに半角スペースで区切る
- ブランド名は一般的に利用されているものを1つ記載する
- 特殊文字や機種依存文字の使用を控える
- ランキング受賞や雑誌掲載商品などの文言は使用しない
- 送料無料などの配送に関する文言を使用しない
- 注意喚起が複数ある場合、要素ごとに【墨付きカッコ】を付ける
楽天市場でSEO対策する商品名の決め方は5つ
楽天市場でSEO対策する商品名の決め方には、以下の5つが挙げられます。
- 重要情報から入力する
- サジェストキーワードを入れる
- 転換率の高いキーワードを加える
- ディレクトリIDとタグIDを選択する
- 季節ワードなどイベントワードを入れる
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.重要情報から入力する
商品名は文字数制限を目一杯活用して入力することが基本です。しかし、以下のように重要度が高い情報から順番に入力するように心がけてください。
- 固有商品名
- 商品ジャンルを示すビッグワード
- 商品の特徴で外せない内容
- 店舗の特徴で外せない内容
また、スマートフォンでは冒頭25文字程度までしか表示されないため、最も伝えるべき内容から書くように意識してみてください。
2.サジェストキーワードを入れる
サジェストキーワードとは、楽天サーチに特定のキーワードを打ち込み、スペースを入力するとユーザーがよく検索するキーワードが自動表示されるワードを指します。
ユーザーがよく検索するキーワードということは、商品名に盛り込むことによって、検索結果に表示される可能性が高まります。
実際にサジェストキーワードを選定する場合、商品の属性を入力して出てくるキーワードを精査して盛り込むことが重要です。
3.転換率の高いキーワードを加える
上位表示だけでなく、ユーザーにクリックしてもらうには引きがあるテキストを冒頭に記載することが重要です。
具体的には、値引きやポイントアップなどの訴求点を【墨付きカッコ】を使って盛り込んでください。
注意点としては、文字数が足りなくなるおそれがあるため、必要に応じてテキストを削りながらキーワードを調整しましょう。
4.ディレクトリIDとタグIDを選択する
商品名だけでなく、ディレクトリIDやタグIDが漏れなく設定されていることを確認してください。各IDを適切に設定することによって、商品がジャンルやタグに正しく紐づけられるようになります。
ディレクトリIDとタグIDが設定されていなければ、ジャンルを絞り込んだ検索の対象外となり、ユーザーの目に触れる機会が減ってしまいます。
5.季節ワードなどイベントワードを入れる
商品名は、季節ごとにメンテナンスすることで最大限の力を発揮します。サジェストキーワード以外にも、時期に合わせて季節ワードを盛り込むようにしてみてください。楽天市場でよく使われる季節ワードは以下の通りです。
- 正月
- バレンタイン
- ホワイトデー
- お中元
- クリスマス
しかし、注意点としては商品と関係性の薄いワードの乱用をしないことが挙げられます。最悪の場合、ペナルティ対象となってしまいます。
このような楽天SEO対策には、長い経験やノウハウが求められます。自社での対応が難しい場合、ジャグーへ相談してみてはいかがでしょうか。⇒ジャグー株式会社
楽天における商品名の文字数でよくある4つの質問
楽天における商品名の文字数でよくある質問には、以下の4つが挙げられます。
- 質問1.商品名の文字数はいくつが目安ですか?
- 質問2.商品名でキーワードの乱用はありか?
- 質問3.楽天市場でよく検索されているキーワードの探し方は?
- 質問4.楽天市場でペナルティになる商品名のキーワードは?
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
質問1.商品名の文字数はいくつが目安ですか?
検索結果へと表示される文字数は32文字です。そのため、商品名については30文字程度をひとつの目安にしてみてください。
文字数を長くしすぎた場合、途中で自動的に省略されてしまうこともあります。また、商品検索される場合、文章ではなく単語で検索されるため、重要なキーワードを単語で区切って盛り込むことが重要です。
質問2.商品名でキーワードの乱用はありか?
楽天の場合、キーワードを適切に盛り込むことは大切です。キーワードを盛り込むほどに検索ヒットする可能性が高まります。しかし、例外もいくつかある点に注意が必要です。
たとえば、以下のようなケースはペナルティの対象です。
- 同じ単語の羅列
「パソコン パソコン パソコン パソコン」
「スマートフォン スマートフォン スマートフォン スマートフォン」
しかし、以下のような単語の盛り込み方は問題ないとされています。
- サバ 鯖 さば
- カニ 蟹 かに
質問3.楽天市場でよく検索されているキーワードの探し方は?
楽天市場でよく検索されているキーワードの探し方は、以下の通りです。
- サジェストキーワードの確認
- シーズンイベントのキーワードの確認
- 楽天市場の人気キーワードの確認
- ゆらぎや類義語もチェックする
これらをチェックしてから関連性が高いキーワードがあれば、商品名に盛り込むようにしてください。しかし、関係性が薄いキーワードを乱用していると判断されると、ペナルティ対象となってしまいます。また、人気キーワードについては、カテゴリごとのランキングページを参考にすることをおすすめします。
参考:ランキング一覧
質問4.楽天市場でペナルティになる商品名のキーワードは?
楽天市場でペナルティになる商品名のキーワードには、以下のようなものが挙げられます。
- 薬機法違反
- 過剰表現
- 他店舗との比較
- 誤解を招く表記
- 商品と直接関係がないキーワード
- 隠し文字
- 同一商品の複数登録
これらのペナルティをしてしまうと、内容に応じて違反点数が課されてしまいます。ペナルティに応じてランキングに掲載制限が設けられる・契約解除につながるおそれがあるため、注意してください。
なお、以下の記事ではキーワード選定について詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。
⇒楽天市場で売れるキーワードを選定する4つの方法|商品名に入れる際のコツやおすすめツールもご紹介!
まとめ
楽天市場の商品名における文字数やルールについて解説しました。楽天市場を利用するユーザーの多くは「楽天サーチ」を利用します。また、楽天サーチで検索上位に引っかかるには適した商品名をつけることが重要です。
原則、ユーザーにとってわかりやすく、重要度が高いテキストを順番に並べることが欠かせません。そのうえで、関連性が高いキーワードを可能な限り盛り込むようにしてみてください。
しかし、自社で全て対応することが難しい場合も考えられるかもしれません。そんな場合、楽天SEOに関する知見を数多く持っているジャグーへご相談ください。店舗運営からコンサルティングまであらゆるサービスを提供しています。⇒ジャグー株式会社