BtoBマーケティング支援会社7選|特徴・得意領域と失敗しない選び方

BtoBマーケティング支援会社7選|特徴・得意領域と失敗しない選び方

この記事の執筆者

鈴木 将太 |CMO

大手メーカーでの企画職や個人事業の経験を持つ。現在は大手企業からベンチャー企業まで、幅広い企業のマーケティング伴走支援やWebディレクションを担当。
BtoBマーケティングを幅広く網羅し、サイト設計に深い理解を持つ。トレンドを取り入れたデザインから業界特化型のデザインまで柔軟に対応しています。

BtoBマーケティング支援会社を探すと、「おすすめ10社」「ランキング20選」のような記事が多数見つかります。

しかし、PENGINではすべての企業にとって一番おすすめの会社は存在しないと考えています。

戦略を整理したい企業と、SEOの実行リソースが足りない企業、Webサイトまで作り直したい企業、MAや営業連携に課題がある企業では、選ぶべき支援会社が違うからです。

この記事の結論
BtoBマーケティング支援会社は、知名度やランキングではなく、自社のボトルネック × 不足リソース × 支援会社の得意領域・役務範囲で選びます。

BtoBマーケティング全体の考え方はBtoBマーケティングとは?で、施策選定についてはBtoBマーケティングの手法で詳しく解説しています。

BtoBマーケティング支援会社に依頼できること

支援会社によって範囲は異なりますが、代表的には次のような業務を依頼できます。

  • マーケティング戦略・KPI設計
  • 市場・競合・顧客調査
  • Webサイト・LP制作、CVR改善
  • SEO・LLMO・コンテンツ制作
  • Web広告運用
  • ホワイトペーパー・導入事例制作
  • MA / CRM導入・運用
  • メールマーケティング
  • インサイドセールスや営業連携
  • マーケティング組織の設計・内製化支援

重要なのは、「BtoBマーケティング会社」という名前だけでは役務範囲が分からないことです。

戦略コンサルティングを中心とする会社もあれば、SEOなど特定施策に強い会社、CMSと運用支援をセットで提供する会社、Web制作からマーケティング実行まで対応する会社もあります。

まず確認する|自社にはどのタイプの支援会社が必要か

戦略・組織設計を整理したい

マーケティング活動の方向性自体が曖昧、営業との連携や組織設計から見直したい場合は、戦略・組織設計に強い会社が候補になります。

戦略から実行まで一緒に進めたい

施策の優先順位はある程度分かるものの、社内に実行リソースが足りない場合は、SEO、広告、コンテンツなど複数施策を横断して実行できる会社が向きます。

Webサイト・LPまで改善したい

BtoBマーケティングでは、サイト改善、LP制作、フォーム改善、バナー制作などクリエイティブ実装が頻繁に発生します。制作会社とマーケティング会社を分けるか、一気通貫で任せるかを判断します。

SEO・コンテンツを伸ばしたい

課題が検索流入やコンテンツ制作に明確にあるなら、SEO・コンテンツマーケティングを得意とする会社が候補です。

MA・CRM・営業連携を整えたい

リードは獲得できているのに商談化しない、MAを導入したが使いこなせていない場合は、MA/CRMや営業プロセス設計に強い会社を選びます。

BtoBマーケティング支援会社7選

以下はランキングではありません。自社で足りない役割を見つけられるよう、7社の支援領域、提案後の実装を誰が担うか、料金・契約条件の公開情報を整理しています。

この記事は株式会社PENGINが制作し、自社も比較対象に含めています。各社の情報は2026年10月13日時点の公式サイトをもとに記載しています。「公開情報で確認できず」は、対象のサービスを提供していないという意味ではありません。依頼する内容と条件は、各社への相談時に確認してください。

会社支援の型・主な領域提案後の実装料金の公開情報契約・利用条件の公開情報
株式会社才流戦略・組織設計の伴走。顧客理解から実行の進め方まで施策実行の伴走。制作物を同社が制作する範囲は要確認金額は公開情報で確認できず契約期間は公開情報で確認できず
株式会社LANYデジタル施策を横断。SEO・広告・コンテンツ・MAなどLP・サイト・記事制作の別メニューあり。契約に含む範囲は要確認月額固定型が基本。プロジェクト単位も可。金額は資料で案内基本6か月から。状況に応じた柔軟な対応の記載あり
テクロ株式会社SEO・LLMO/AIO・HubSpotを中心とした支援制作業務はオプションで代行基本プラン月額40万円。オプション月額4万円〜。税区分の記載は確認できず契約期間は公開情報で確認できず
ferret One(株式会社ベーシック)ツールと人的支援の組み合わせ。サイト・CMS・MA/SFA・運用などサイト制作・運用代行のサービスあり料金表は資料ダウンロードで案内。公開ページの金額は確認できずツールのみ・ツールと支援・支援のみを選択可能。契約期間は要確認
シンフォニーマーケティング株式会社組織・ABM・データ・グローバルを含むBtoBマーケティング実務はマネージドサービスによるアウトソーシングで支援金額は公開情報で確認できず契約期間は公開情報で確認できず
株式会社ファインドユニーク戦略設計と実行支援。SEO・コンテンツ・MA・Web/LP制作などサイト・コンテンツの制作を支援個別見積もり。金額は公開情報で確認できず契約前に条件を提示。期間は公開情報で確認できず
株式会社PENGINWeb制作とマーケティング実行。SEO・広告・CVR改善など分析・設計から制作・改善の実装まで対応。範囲はプラン・見積もりで確認ライト月額10万円〜/スタンダード月額25万円〜/プロジェクト伴走月額40万円〜。いずれも税抜最低契約期間3か月。スタンダードは課題に応じて施策を組み合わせる

「支援の型」は各社の公式情報をもとにしたPENGINの整理であり、会社の優劣や対応範囲のすべてを示す分類ではありません。

料金欄は、同じ仕事を発注したときの価格比較ではありません。助言、制作・運用代行、ツールの利用では購入する内容が異なります。特にferret Oneは、ツール利用と人的支援の組み合わせによって費用が変わるため、支援費だけのプランと同列に比べないでください。

1. 株式会社才流|戦略・顧客理解・組織設計から見直したい企業向け

株式会社才流
出典:株式会社才流

才流は、BtoBマーケティングに特化し、顧客理解に基づく戦略策定から施策実行の伴走、自走できる組織づくりまでを支援しています。

マーケティング部門と営業部門の連携、施策の妥当性、組織の属人化など、個別施策だけでは解決しづらい上流課題を整理したい企業に向いています。

同社の公式ページでは、発注側が確保する時間の目安を3か月で20〜50時間としています。支援を依頼するときは、社内の担当者がどの情報を準備し、どの会議や実行に参加するかも確認しましょう。

向いている企業

  • 戦略・顧客理解から再設計したい
  • マーケと営業の連携を改善したい
  • 社内にマーケティングの型を残したい

公式サイト:才流|BtoBマーケティング・セールスの戦略支援

2. 株式会社LANY|SEO・広告・コンテンツを横断し、商談・受注まで改善したい企業向け

株式会社LANY
出典:株式会社LANY

LANYは、BtoBマーケティング支援として戦略立案からWebサイト改善、コンテンツ、SEO、広告、MA等までを包括的に支援しています。

個別施策ではなく、リード獲得から商談・受注までを一貫して見たい企業の候補になります。

料金体系は月額固定型を基本とし、プロジェクト単位の支援にも対応すると案内されています。契約は基本6か月からで、状況に応じた柔軟な対応も示されているため、依頼範囲とあわせて相談時に確認してください。

向いている企業

  • SEO・広告・コンテンツを横断して改善したい
  • リード数だけでなく商談・受注まで見たい
  • デジタルマーケティング全体を伴走してほしい

公式サイト:LANY|BtoBマーケティングコンサルティング

3. テクロ株式会社|SEO・LLMO・HubSpotを中心にリード・商談を伸ばしたい企業向け

テクロ株式会社
出典:テクロ株式会社

テクロはBtoB企業を対象に、SEO、LLMO/AIO、HubSpot導入・活用などの支援を提供しています。公式サイトでは、基本プラン月額40万円と料金も公開しています。

Webマーケティング領域で課題が明確で、コンテンツやSEO、MAを中心にリード・商談を増やしたい企業と相性があります。

制作業務を代行するオプションは月額4万円〜です。税区分の記載は確認できないため、見積もりでは税区分とオプションに含まれる作業を確認してください。

向いている企業

  • SEO・コンテンツを強化したい
  • LLMO/AIOも含めて検索接点を改善したい
  • HubSpotを導入・活用したい

公式サイト:テクロ|BtoBマーケティング支援サービス一覧

4. ferret One|BtoBサイト制作と運用をツール+伴走支援で進めたい企業向け

ferret One(フェレットワン)
出典:ferret One

ferret Oneは、BtoB向けCMSを基盤に、マーケティング戦略設計、サイト制作、施策実行、運用支援まで提供しています。

サイトを作って終わりではなく、自社で更新・運用しながらマーケティングを継続したい企業に向いています。

利用形態は、ツールのみ、ツールと支援の併用、支援のみから選べます。人的支援には定期ミーティングの案内もありますが、どこまで制作・運用を任せるかと、ツールにかかる費用を分けて確認する必要があります。

向いている企業

  • BtoBサイトをリニューアルしたい
  • サイト更新を社内で回せるようにしたい
  • CMSと伴走支援をまとめて導入したい

公式サイト:ferret One|マーケティング伴走支援

5. シンフォニーマーケティング株式会社|エンタープライズの組織・ABM・データ活用を整えたい企業向け

シンフォニーマーケティング株式会社
出典:シンフォニーマーケティング株式会社

シンフォニーマーケティングは、B2Bマーケティングに特化し、戦略・組織設計、ABM、デマンドセンター、MA/CRM連携、データマネジメント、グローバルマーケティングなどを支援しています。

部門横断の組織設計やABM、データ基盤など、大規模で複雑なマーケティング課題を抱える企業に向いています。

公式ページでは、戦略・戦術を立案するだけのコンサルティングは行わず、実務もアウトソーシングで支援すると説明しています。組織づくりを相談する場合も、設計と日々の実務のどこまでを依頼するか確認しましょう。

向いている企業

  • エンタープライズ企業
  • ABMやデマンドセンターを立ち上げたい
  • 組織・データ・営業連携を含めて再構築したい

公式サイト:シンフォニーマーケティング|B2Bマーケティングコンサルティング

6. 株式会社ファインドユニーク|BtoBマーケティングを戦略設計から実行まで任せたい企業向け

株式会社ファインドユニーク
出典:株式会社ファインドユニーク

株式会社ファインドユニークは、大阪を拠点に、BtoB企業の新規顧客獲得や売上拡大を支援するWebマーケティング会社です。「売上につながるか」を重視し、マーケティング戦略の設計から施策の実行まで、一貫して伴走する点が特徴です。

SEO・LLMO対策やWeb広告による集客に加え、ホワイトペーパーを活用した見込み顧客の獲得、MA(マーケティングオートメーション)の導入・運用による見込み顧客の育成にも対応。Webサイト制作も含め、企業の課題や予算に応じて施策を組み合わせ、商談・受注につながる仕組みづくりを支援します。

社内に専任担当者やノウハウが不足している企業にとって、戦略づくりと実務の両面を相談できるパートナーです。

向いている企業

  • BtoBマーケティングをこれから強化したい
  • SEOやWebサイト制作などをまとめて相談したい
  • 社内のマーケティング人材・リソースが不足している

公式サイト:株式会社ファインドユニーク

7. 株式会社PENGIN|Web制作とマーケティング実行を一気通貫で進めたいBtoB企業向け

株式会社PENGIN

PENGINは、BtoB企業向けにマーケティング戦略設計、Webサイト・LP制作、SEO、LLMO、CVR改善、広告運用、メール、MA活用などを支援しています。

特徴は、マーケティング支援だけでなく、Web制作会社としてサイトやLP、バナーなどのクリエイティブ実装まで同じチームで進められることです。

向いている企業

  • BtoBサイトやLPの制作・改善も必要
  • SEO、CVR、広告などを分断せず進めたい
  • 専任マーケターやPMが潤沢ではなく、一つの窓口で進めたい
  • 戦略だけでなく実装まで依頼したい

一方、PENGINは次のようなケースには必ずしも最適ではありません。

  • 大規模な純戦略コンサルティングだけを求める
  • オフライン営業組織改革のみを求める
  • 超大規模な広告運用だけを求める
  • デザインだけ、実装だけなど、設計を伴わない制作作業のみを求める

BtoBマーケティング伴走支援の料金は、ライトが月額10万円〜、スタンダードが月額25万円〜、プロジェクト伴走が月額40万円〜です。いずれも税抜の目安で、最低契約期間は3か月です。スタンダードでは、掲載された施策をすべて一律に実施するのではなく、課題に応じて選び、組み合わせます。

広告媒体費・外部ツール利用料・大規模なWebサイト制作費は別途です。支援内容に応じて定例会議を行い、案件に応じて事業情報の共有、提案・原稿の確認と承認、素材の確認、必要なツール権限の付与などをお願いする場合があります。詳細は料金一覧をご確認ください。

PENGINの伴走型マーケティング支援

BtoBマーケティング支援会社の選び方

1. 自社の事業目標とボトルネックを整理する

「マーケティングを強化したい」だけでは、最適な支援会社は決まりません。

リード不足なのか、CVRなのか、商談化なのか、Webサイトの訴求なのか、組織・データなのかを整理します。整理の進め方はBtoBマーケティング戦略の立て方で解説しています。

2. 支援範囲と社内リソースをセットで確認する

戦略だけ依頼して社内で実行できるのか、実装まで外注する必要があるのかを確認します。

社内に強いPMやマーケ責任者がいるなら複数の専門会社を使い分ける方法もあります。一方、社内の統合力が弱い場合は、ベンダーを増やしすぎると部分最適になりやすいため、一気通貫型の会社が向くことがあります。

3. 自社に近い支援実績を見る

「大手企業の実績が多い」だけではなく、業界、商材、企業規模、課題が自社に近い事例があるか確認します。

成果数字を見る場合も、PVやリード数だけではなく、商談・受注へどうつながったかまで確認できると理想です。BtoBマーケティングの成功事例も参考にしてください。

実績を見るときは、伸びた数字だけでなく、何を数えた数字かを確認してください。PENGINが公開している医療系SaaSの支援事例では、月間CV数が約30件から約300件に増えたと記載していますが、CVは問い合わせ・資料ダウンロード等の合計です。CVRや問い合わせ件数だけが10倍になったという意味ではありません。

また、店舗向け決済システム企業の支援事例の実リード数「前年同月比約160%」は、2025年8月の単月の記述です。年間の成果を示す「前年比」とは分けて読む必要があります。いずれも複数の施策を組み合わせた支援の結果であり、特定の施策だけの効果として比較しないことが大切です。

4. 提案段階では、事業を理解しようとしているかを見る

提案段階で完璧に支援会社を見抜くのは難しいため、過度に複雑な評価基準は必要ありません。

PENGINでは、少なくとも次の2点を確認するとよいと考えています。

  • 事業を理解するための質問が多いか
  • 課題と解決策を一緒に考えてくれるか

最初から特定施策ありきではなく、自社の状況を理解しようとしてくれる会社かを見ることが重要です。

5. 費用は月額だけで比較しない

同じ50万円でも、戦略だけなのか、記事・広告・サイト改修まで含むのかで役務はまったく違います。

支援費だけではなく、社内で必要になるPM工数、制作費、別ベンダー費用まで含めた総コストで比較します。

料金を掲載する場合は、各社が公式に公開している情報だけを使い、非公開企業の金額を推測しない方が安全です。

たとえば2026年10月13日時点で、テクロは基本プラン月額40万円(税区分の記載は確認できず)、PENGINはBtoBマーケティング伴走支援のライト月額10万円〜・スタンダード月額25万円〜・プロジェクト伴走月額40万円〜(税抜)を公開しています。ただし、支援範囲が異なるため金額だけの単純比較はしません。

見積もりでは、月額・プロジェクト総額・ツール利用料のどれか、税区分と初期費用、最低契約期間、広告媒体費・ツール費・制作費を含むかをそろえて確認しましょう。契約期間もLANYは基本6か月から、PENGINは最低3か月と異なります。支援会社への支払いだけでなく、自社で担う作業と、別途依頼する制作の費用も判断材料にしてください。

支援会社へ依頼する前に整理しておきたい5項目

問い合わせ前に、最低限次を整理しておくと提案の精度が上がります。

  1. 事業目標
  2. 現在の課題・ボトルネック仮説
  3. 社内でできること / できないこと
  4. 予算と検証期間
  5. どこまで外部へ任せたいか

すべて明確でなくても問題ありません。むしろ、これらを一緒に整理することも支援会社の役割の一つです。

まとめ|支援会社は「会社ランキング」ではなく自社との適合で選ぶ

BtoBマーケティング支援会社を選ぶときに重要なのは、「有名な会社はどこか」ではありません。

自社の事業目標 → 現在のボトルネック → 不足リソース → 必要な支援範囲を整理し、それを補える会社を選びます。

戦略に強い会社、SEOに強い会社、組織設計に強い会社、サイト制作とマーケティングを一気通貫で支援する会社では、役割が異なります。

支援範囲の違いは、実際の事例を見ると判断しやすくなります。サイトリニューアルからSEO・CVR改善までを一貫して支援した事例では、どこまでを外部に任せ、どのような進め方をしたのかを紹介しています。

BtoBマーケティングの課題整理から相談できます
「支援会社を比較しているが、自社にはどのタイプが合うか分からない」という段階でも問題ありません。PENGINでは、Web制作やSEOなど特定施策を前提にせず、事業状況と現在のボトルネックから一緒に整理します。
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