「売上が思うように伸びない」「売上を伸ばす方法を知りたい」このように考える方は少なくありません。
Amazonで売上を伸ばせないのには必ず原因があります。
そこでこの記事では、Amazon出品者の支援経験が豊富にあるジャグーがAmazonで売上アップを実現させるコツを詳しくご紹介します。
自社の課題を知って、売上を伸ばしたい方はぜひ参考にしてみてください。
Amazonで売上アップできない主な原因は4つ
Amazonで売上アップできない主な原因には、以下の4つが挙げられます。
- 低評価が多くついている
- 大口出品の設定をしていない
- 需要の高い商品を販売できていない
- 相場に適した金額設定ができていない
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.低評価が多くついている
販売する商品や出品者に低評価がたくさんついている場合、思ったように売れることはまずありません。Amazonで商品を購入するユーザーの多くは、レビューを参考にしているからです。
そのため、悪いレビューがたくさんついている出品者や商品には、ネガティブなイメージを抱いてしまい、購入を見送る人が増えてしまいます。
もしも悪いレビューがついている場合、当該顧客に連絡して商品やサービスを改善するなど、真摯に対応することが必要です。
2.大口出品の設定をしていない
Amazonの出品者プランには、小口出品と大口出品の2種類があります。大口を選択すると月額4,900円の料金が発生します。出品した当初は、ランニングコストを抑えるために小口出品プランを利用する人がほとんどです。
しかし、大口出品を選択することをおすすめします。それは、小口出品を選ぶとカート獲得ができないことが理由です。Amazonで売上を伸ばすには、ショッピングカート獲得が欠かせません。
3.需要の高い商品を販売できていない
ECを活用すると、需要に波がある季節商品が継続的な売上アップのきっかけを作ることがあります。そのため、季節商品のニーズを把握し、商圏が全国的に広がっていることを意識することが重要です。
主力商品や通年で少しずつ購入される商品ばかりではなく、季節商品のニーズを読み、そのうえで通年購入される商品へと成長させていくことが売上アップに欠かせません。
4.相場に適した金額設定ができていない
相場に適した販売価格が設定できていなければ、ユーザーからは選ばれることはありません。一般的な価格よりも安く購入できることを理由に、Amazonを利用する人が多い傾向にあります。
さらに、高品質な商品だったとしても、販売価格が競合と比較して高ければ購入をためらってしまうかもしれません。また、販売価格はカート獲得にも影響を及ぼすため、競合商品の販売価格を比較して相場に適した金額を設定する必要があります。
Amazonの売上アップを実現する10のコツ
Amazonの売上アップを実現する10のコツをここでは解説します。
1.商品ページの最適化を図る
売上アップするために特に重要となるのが「いかにして商品ページを最適化するか」です。商品ページの要素を把握して、商品の魅力を伝えながら安心感を与えられるように構築していくことが求められます。
商品ページの最適化にはあらゆるチェック項目があり、以下のようなものが挙げられます。
- 商品画像:TOP画像が白抜きになっており、枚数を最大限活用できているか
- 商品タイトル:KWは適切に使用されているか
- キャンペーン:クーポンなどを活用できているか
- 商品バリエーション:客単価を向上させられるバリエーションか
- 箇条書き:最大文字数を活用し、SEO対策ができているか
- カートボックスの獲得:カートボックスを取得できているか
- ブラウズノード:適切なカテゴリーに入っているか
- 商品紹介:商品の魅力を伝えられているか
- カスタマーレビュー:15件以上獲得し、4.0以上のレーティングが獲得できているか
2.FBAを活用して在庫切れを防ぐ
FBAとは、Amazonが提供している商品管理・発送を代行する仕組みです。FBAを活用することによって、繁忙期や閑散期を問わずにあらゆる状況下で安定した配送サービスを実現できます。
在庫切れを起こさない管理・配送体制を整えることによって、ユーザーレビューを高める効果も期待できます。また、AmazonにおけるSEO対策としての効果やカートボックス獲得のために重要です。
3.ショッピングカートを獲得する
ショッピングカートを獲得することによって、ユーザーから優先的に選ばれる状態になります。もしも、ショッピングカートが獲得できていなければ、「他の出品者」からの購入と小さく表示されます。
そのため、ユーザーからの発見率やクリック率が低下し、結果的に購入率を大きく下げてしまうでしょう。また、ショッピングカートを獲得するには、出品プランを「大口商品」に設定しておく必要があります。
4.Amazonスポンサー広告を活用する
Amazonスポンサー広告は、商品検索結果ページや商品詳細ページに表示される広告です。適切なキーワード設定やオート機能を活用して、ターゲティングしたい層へ商品ページを表示できます。
広告運用にはコストが発生しますし、他社との競い合いになりますが、分析と改善を繰り返すことによって、露出度と売上アップにつながります。
また、Amazonの広告運用に関することについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒【2023年最新版】Amazonにおける広告運用のコツ8選|おすすめの代行会社もご紹介!
5.良質なレビューを獲得する
店舗や商品のイメージを高めるには、良質なレビューを獲得することは欠かせません。良いレビューが充実するほど、商品が売れやすい状態となります。
それには、Amazonカスタマーレビューの記載をお願いするように取り組んでみてください。具体的には購入してくれたユーザーを対象にフォローメールを送信することが挙げられます。
注意点としては、高評価を促すことや、クーポンや景品などのプレゼントをつけることはできません。利用規約を遵守したうえでレビュー投稿を依頼するようにしましょう。
6.セールやイベントを販促に活かす
Amazonでは1年を通じてタイムセールやイベントを実施しています。そのタイミングに合わせて販促企画を準備し、実施していくことが売上アップへとつながります。
Amazonでは1・3・7・11・12月と定期的にセールが開催されるため、タイミングに合わせて企画準備を行なうようにしてみてください。
特設ページの作成やクリエイティブの準備などには、最低でも1か月が必要となるため、計画的に準備する必要があります。
この施策を成功させると、通常売上の底上げが期待できるばかりではなく、リピーター獲得にもつながります。
7.Amazon内のSEO対策を実施する
Amazonでユーザーから商品を見つけてもらうには、Amazon内のSEO対策を実施することが求められます。
出品済みの商品に関しては、商品にアクセスするユーザーが使用する「検索キーワード」を確認して、盛り込むようにしてください。
その際、キーワードごとのアクセス数や転換率などを確認しながら対策していきましょう。検索キーワードを把握し、タイトルや商品紹介文、クリエイティブを作成します。
また、上位表示を実現して維持するには、在庫切れをなくしたり、FBAを活用したりすることも重要です。
AmazonSEOについては、以下の記事でも解説しているため詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
⇒【初心者向け】AmazonSEOとは?上位表示されやすい商品の特徴や対策すべき項目を徹底解説!
8.プライムマークを取得する
プライムマークを取得すると、購入率を高めることにつながります。リードタイムが2日以内かつ遅延率が低ければ、プライムマークを取得する確率を高められます。また、プライムマークの取得方法を配送方法ごとにご紹介すると、以下の通りです。
- マケプレプライム:自社対応。手数料は発生しないが、厳しい基準をクリアしなければならない
- FBA:Amazonが配送・顧客対応を代行する。手数料は発生するが、プライムマークを付けられるようになる
9.Amazon商品紹介コンテンツ(A+)を作成する
Amazonで売上アップを達成するには、商品ページに訪れたユーザーを購入まで導かなければなりません。そのため、多くのアクセス数があったとしても、転換率が低ければ、販売機会を逃している状態だといえます。
転換率を高めるには、Amazon商品紹介コンテンツ(A+)を作成する施策を実施することが効果的です。
Amazon商品紹介コンテンツ(A+)とは、商品詳細ページに画像やテキストなどの情報を追加できる機能を指し、より商品の魅力を訴求できます。
コンテンツを作成する際、テキストだけでは伝わらない使用感やストーリー性を持たせて、実際に使用するイメージを抱かせることが重要です。
10.外部のコンサルタントに相談する
外部のコンサルタントへ相談することによって、売上アップを期待できます。ECにおけるコンサルとは、売上や利益を高めるための施策を提案してくれる存在です。
Amazonに初めて出品する場合や自社でノウハウを蓄積しながら運用したい企業に適しています。
もしも、現状に課題を抱えている方は、Amazon出品者の支援実績が豊富にあるジャグーへご相談ください。⇒ジャグー株式会社
Amazonの売上アップでよくある3つの質問
Amazonの売上アップでよくある質問には、以下の3つが挙げられます。
- 質問1.Amazonでの売上を決める要素とは?
- 質問2.Amazonにおける転換率(CVR)とは?
- 質問3.Amazonに出店するメリットは?
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
質問1.Amazonでの売上を決める要素とは?
Amazonでの売上を決める要素は、以下の3つが挙げられます。
- 流入数:ページへ訪れたユーザー数
- 購入転換率:ユーザーのうち購入に至った数
- 客単価:購買単価の平均
また、以下のような式によって売上が高まります。
- 売上=流入数×購入転換率×客単価
つまり、いずれかの要素を上げることによって売上アップにつながるといえます。また、ECの場合では流入数と転換率を高めることが重要です。
質問2.Amazonにおける転換率(CVR)とは?
Amazonにおける転換率とは、商品ページにアクセスしたユーザーのうち、購入に至ったユーザーの割合を表す指標です。転換率は以下の式により計算できます。
- 転換率=購入ユーザー数/商品ページへアクセスしたユーザー数×100
具体的な数値例を挙げると、商品ページへアクセスしたユーザーが1,000人で、実際に商品の購入へと至ったユーザーが50人だった場合、転換率は5%だとわかります。
Amazonにおける転換率についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
質問3.Amazonに出店するメリットは?
Amazonに出品するメリットには、以下の3点が挙げられます。
- 簡単に出品できる
- 開発コストがかからない
- FBAを利用できる
Amazonはアカウントを開設し、審査に通過すれば誰でも簡単に出品できます。また、自社でECサイトを立ち上げる場合、開発コストが必要ですが、Amazonであれば出品料や手数料のみで運用できます。
さらに、配送を効率化してくれるFBAを利用できるため、自社のリソースがなくても充実した管理・配送体制を手に入れることが可能です。
Amazonの成功事例に関する詳しい情報はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
Amazonで売上アップできない主な原因から実現するためのコツまで解説しました。Amazonで売上が伸びないのは、ユーザーの目に留まりにくい・留まっても購入をためらってしまう要因があるからです。
そのため、まずは商品ページの最適化を行い、FBAを活用したり広告を利用したりとユーザーが検索したときに露出率を高めるように取り組んでみてください。
しかし、自社のリソースが不足している・知識がない場合も考えられるかもしれません。その場合、Amazon出品者の支援経験が豊富にある弊社ジャグーへぜひご相談ください。⇒ジャグー株式会社