Webサイトを運用するにあたり、CVR(コンバージョン率)は重要な指標となります。
アクセス数が多くても成果に結びつかず、利益を逃しているかもしれません。そのような場合に、CVR改善コンサルティングの活用が効果的です。
この記事では、CVR改善コンサルティングとは何か、選び方のポイントなどを徹底的に解説します。
自社の課題に最適なサービスを選ぶためにも、ぜひ最後までご覧ください。
PENGINは、Web制作・マーケティング支援を通して、お客様の事業成長をサポートするWebのトータル・パートナーです。CVR改善については、以下のリンクよりサービスをご確認ください。
→ 伴走型マーケティング支援
→ マーケティング戦略設計
→ サイト分析・改善支援
CVR改善コンサルティングサービスとは?
CVR改善コンサルティングサービスは、CVR(コンバージョン率)の向上を目的とした専門的なサービスです。
Webサイトの現状を詳しく分析し、課題を発見したうえで、具体的な改善策を提案・実行してくれます。
このサービスは、プロの視点による改善策の提案により、データに基づいて訪問者の行動を最適化し、売上アップや目標達成率を高めるものです。
自社サイトの課題を整理し、改善策を検討したい企業向けの支援です。
支援事例を読むときは、CVRとCV数を分けて確認する必要があります。PENGINが公開する医療系SaaSの支援事例では、月間CV数が約30件から約300件へ、1年で10倍になったと記載しています。ここでのCVは問い合わせ・資料ダウンロード等の合計であり、CVRや問い合わせ件数だけが10倍になったという意味ではありません。
この事例では、サイトの設計見直し、SEO記事制作、記事内の導線整備、ホワイトペーパー等の制作を組み合わせています。数字だけでなく、何を改善し、何を成果として数えたのかまで確認すると、依頼したい支援との違いを判断しやすくなります。
CVR改善コンサルティングサービスでできること
CVR改善コンサルティングサービスでは、以下の具体的な取り組みを通じて、ビジネスの成長を高めてくれます。
- 現状分析と課題の特定
- 改善施策の提案と実行
- 効果測定と継続的な改善
- その他付加価値
具体的な取り組みの内容を以下で詳しく解説します。
現状分析と課題の特定
CVR改善コンサルティングでは、Webサイトの現状を正確に把握するため、データを基に詳細な分析をしてくれます。
主に調査・分析する項目は以下の通りです。
- サイト全体の訪問数や訪問者の属性
- 各ページでの滞在時間やクリック率など、ユーザー行動のパターン
- ユーザーが目的達成(資料請求や商品購入)に至るまでのプロセス
上記のような項目を分析し、ボトルネックとなる箇所を特定します。
改善施策の提案と実行
現状分析の結果を基に具体的な改善施策を提案し、それを実行に移すのもCVR改善コンサルティングの役割です。
主な施策には以下のようなものがあります。
| 施策 | 内容 |
| ランディングページの改善 | デザインやコピーの改良、コンテンツの見直しを行い、訪問者の興味を引きつけるページ作りを目指す |
| フォームの最適化 | 入力項目の削減や入力補助機能の追加など、ユーザーがストレスなく情報を入力・送信できる環境を整える |
| 導線設計の改善 | ナビゲーションや内部リンクを最適化し、ユーザーが目標ページへスムーズに到達できる構造を構築する |
| ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上 | サイト全体の使いやすさや直感的な操作感を向上させ、訪問者の満足度を高める |
ABテストとは、複数のパターンを用意し、どちらが最も多く目的のアクションをとってもらえるかを比較する手法です。
改善案の検証方法は、支援内容やサイトの状況によって異なります。A/Bテストを行う場合は、判断に必要なアクセスやコンバージョンが集まるか、正しく計測できるかを事前に確認します。変更前後を比べる場合も、流入量や集客施策の変化と、サイト改修の影響を切り分けて考える必要があります。
このような取り組みによって、ユーザーが使いやすく、目的達成につながるWebサイトへと改善します。
効果測定と継続的な改善
改善施策の実行後には、効果測定を通じて施策の成果を定量的に評価してくれます。
具体的には、以下のポイントを重視して分析を進めるのが一般的です。
- 改善施策が実際にCVR向上につながったかを数値で確認する
- 施策後のサイト内での行動パターンを分析し、導線やコンテンツの効果を測定する
CVR改善コンサルティングは、効果測定で得られたデータに基づいて、さらなる改善施策を提案してくれます。
施策が進むにつれて、新たな課題が見えてくることもあるでしょう。こうした課題にも柔軟に対応して最適な改善案を提供してくれるのがCVR改善コンサルティングの特徴です。
その他付加価値
CVR改善コンサルティングは、単に改善施策を実施するだけでなく、以下のような、付加価値も提供してくれます。
- 専門知識と経験に基づいた具体的なアドバイス
- 社内へのノウハウ蓄積支援
上記のような付加価値によって、短期的な成果だけでなく長期的な成長基盤も構築してくれます。
CVR改善コンサルティングは、長期的なパートナーとしてビジネスの成長を継続的に支援してくれるサービスといえるでしょう。
CVR改善支援の依頼形態は大きく4つ
「CVR改善を依頼する」といっても、専門家に助言を求めるのか、サイトの修正まで任せるのかで契約内容は変わります。価格を見る前に、何を依頼し、どの作業を自社に残すのかを整理しましょう。
以下は、公開されている支援内容を依頼側の視点でまとめた分類です。1社が複数の形態に対応していることもあります。
助言を受け、自社で実行する
分析や改善の優先順位について専門家の支援を受け、制作・実装は自社で行う形です。たとえばTHE MOLTSは、アドバイザー支援と施策代行を別のプランとして案内しています。
社内に制作・開発を進める体制がある場合は、どの段階で判断やレビューを受けたいかを明確にすると、必要な支援を絞れます。
制作・実装を含めて月額で依頼する
継続的な分析・提案に加え、合意した範囲の修正や制作を依頼する形です。PENGINのサイト分析・改善支援には、分析・提案中心のプランと、施策実行を含むプランがあります。
「実行込み」であっても、すべての修正が無制限に含まれるわけではありません。対象ページ、作業内容、工数、別料金になる制作を見積もりで確認します。
戦略・診断をプロジェクトとして依頼する
一定の期間で調査や方針づくりを行い、その結果をもとに自社や別の制作会社が改修する形です。ベイジのBtoBサイト改善コンサルは、戦略フェーズを独立したプロジェクトとして提供しています。制作を後から依頼することも可能と案内されています。
納品物が分析レポートなのか、画面・情報設計を含むのか、その後の実装をどう進めるかまで確認しましょう。
ツールを活用しながら運用支援を受ける
行動分析などのツールを基盤として、課題の特定や改善運用を進める形です。ビービットのUXグロースOpsは、USERGRAMを活用した運用を案内しています。
ただし、ツールを契約することと、人が分析・提案・実装を行うことは別です。ツール代、人的支援費、導入に必要な作業を分けて確認してください。WACULにもAIアナリストというツールがありますが、後述するUX改善コンサルティングとはサービスを分けて考える必要があります。
CVR改善だけでなく、SEOや広告なども横断して相談したい場合は、BtoBマーケティング支援会社の比較・選び方も参考になります。
CVR改善コンサルティングサービスを選ぶ4つのポイント
依頼形態が見えてきたら、自社に必要な支援と、会社が提供する作業を照らし合わせます。比較するときは、次の4つを確認してください。
1. 自社に近い対象サイト・成果指標を扱っているか
BtoBサイトの資料請求、ECサイトの購入、広告LPの申し込みでは、訪問者が迷う理由も、改善する導線も異なります。会社の実績を見るときは、業種名だけでなく、どのページで、どの行動を増やすために支援したかを確認しましょう。
成果指標の定義も重要です。購入率と問い合わせ率、CVRとCV数、問い合わせだけの集計と資料ダウンロードを含む集計は、同じ数字として比べられません。「成果が大きい事例」よりも、自社の目的と条件が近い事例を判断材料にします。
2. 分析・検証の方法と、その前提が合うか
アクセス解析で離脱箇所を確認するだけなのか、ユーザーへのインタビューや操作の観察まで行うのかで、得られる情報は変わります。たとえばWACULはアクセス解析やユーザーインタビューなどを用いた改善を、ベイジは営業・カスタマーサクセスへのヒアリングやユーザーテストを含む調査を案内しています。
分析に必要なデータやツール、発注側が協力する調査も確認しましょう。ツール導入が前提なら、使い始めるまでの工程も必要です。検証方法についても、A/Bテストを行える状態か、変更前後の数字をどの条件で比較するかを相談します。
3. 提案後の実装と、継続的な改善を誰が担うか
画面の改善案があっても、それを公開できる人がいなければ施策は進みません。原稿、デザイン、コーディング、計測設定のそれぞれを、支援会社・パートナー・自社の誰が担当するかを確認してください。
PENGINのPro-D-use様へのインタビューでは、「コンサルティングだけではなく手を動かして改善まで伴走してくれる」という点が選定理由として挙げられています。これは一つの顧客の評価ですが、提案の内容と同じように、実行する体制が判断材料になることを示す例です。
公開後の役割も事前に決めます。誰が結果を確認し、次の改善案を出し、進捗を共有するのか。定例会議があるかだけでなく、会議で何を判断し、次回までに誰が何をするかまで確認しましょう。
4. 料金の単位・契約期間・別途費用をそろえて比べる
月額の助言、実行代行、数か月の戦略プロジェクト、ツールの年間契約では、料金の単位が異なります。プロジェクト総額を月額料金と並べたり、ツール代だけを実行込みの支援費と比べたりしても、必要な予算は判断できません。
見積もりでは、税区分、初期費用、最低契約期間、制作・実装費、ツール費がどこまで含まれるかを確認してください。さらに、契約内で対応する工数や制作量と、自社に残る作業を整理すると、総額だけでは分からない違いが見えてきます。
公開情報で見るCVR改善支援会社の比較
以下では、CVR改善やサイト・UX改善を支援する5社について、依頼範囲と条件を整理します。この記事はPENGINが制作し、自社も比較対象に含めています。掲載順はおすすめ順位ではありません。
情報は2026年10月27日時点の各社公式ページをもとにしています。各社の分析方法はすべての案件で一律に実施されるとは限らず、実際の範囲は個別の提案・見積もりで確認が必要です。「公開情報で確認できず」は、そのサービスを提供していないという意味ではありません。
| 会社・対象 | 主な分析・提案 | 制作・実装の担い手 | 公開料金・料金区分 | 契約・導入時の確認点 |
|---|---|---|---|---|
| THE MOLTS/問い合わせ・資料DL・EC購入・予約などのサイト改善 | 計測設計、ヒートマップ、ユーザーテスト・インタビューなど | デザイン・実装はパートナーと連携。プランで役割が異なる | アドバイザー月額20万円〜、施策代行月額30万円〜、コンサルティング月額50万円〜。いずれも目安の下限で個別見積もり | 税区分・契約期間は公開情報で確認できず。計測設定から確認 |
| WACUL/UX改善。BtoB・BtoCの公開事例あり | アクセス解析、ユーザーインタビュー、同社が保有する約4万サイトのデータとのベンチマーク。改善前後の画面案を提示 | タスクを顧客と分担して進める | UX改善コンサルティングの金額は公開情報で確認できず | AIアナリストのツール料金とは別。実装を分担する範囲を確認 |
| ベイジ/BtoBサイト改善 | 営業・カスタマーサクセスへのヒアリング、ユーザーテストなどを含む戦略設計 | 当該サービスは戦略フェーズ。制作は別途依頼可能 | 通常300万〜500万円ほどになることが多いと案内。プロジェクト総額で、内容・前提条件により変わる | 通常2〜3か月。税区分は公開情報で確認できず |
| ビービット/UXグロースOps。中〜大規模企業・BtoCサービスでの導入実績が豊富 | USERGRAMによる行動分析、施策立案・効果検証 | 開発との連携を含め、伴走・代行で運用を支援 | 人的支援の金額は公開情報で確認できず。ツール利用料は別に確認 | USERGRAMの導入・技術要件を確認。ツールは年間契約、導入作業は1〜3か月と案内 |
| PENGIN/サイト分析・改善。BtoB SaaS・ECの公開事例あり | 専用ツールを用いた現状分析、導線・コンテンツ・ユーザー属性の解析、改善策の設計 | UI改修・デザイン調整・コンテンツ改善・計測設定などの実装に対応。契約内の作業範囲は要確認 | お試し月額10万円〜/スタンダード月額25万円〜/プレミアム月額40万円〜。いずれも税抜 | 契約期間3か月〜。分析・提案中心と、施策実行を含むプランを区別 |
公式情報の出典
- THE MOLTS|サイト改善のコンサルティング・代行
- WACUL|UX改善コンサルティング
- ベイジ|BtoBサイト改善コンサル
- ビービット|UXグロースOps/USERGRAMの料金・導入
- PENGIN|サイト分析・改善支援/料金一覧
表の金額は同一仕様の見積もりではありません。月額支援とプロジェクト総額は分けて読み、ツールを利用する場合は、その費用と人的支援費を分けて確認してください。BtoC・ECの公開事例を、そのままBtoBサイトで期待できる効果として扱うこともできません。
PENGINを候補に含める場合は、分析・改善案の提示までを相談したいのか、合意した範囲の制作・実装も任せたいのかをお伝えください。対象のサイトと依頼内容に応じて、プランに含む作業と別途見積もりになる作業を確認します。
CVR改善コンサルティングサービスを受ける際の心構え
CVR改善コンサルティングサービスを活用する際には、効果を最大限に引き出すために、以下のポイントも意識することが大切です。
- 協力体制でいること
- ノウハウを蓄積すること
- 事前準備を怠らないこと
以下でそれぞれの内容を詳しく解説します。
協力体制でいること
「3. 提案後の実装と、継続的な改善を誰が担うか」でも解説しましたが、コンサルティング会社と協力体制を築き、自社も主体的にプロジェクトに関わることが大切です。
課題の共有や施策の進捗確認に積極的に参加すれば、コンサルタントが提案する施策を実行しやすくなります。
定期的なミーティングに参加し、施策の進捗や結果を共有したり、担当者を設置し、連絡やフィードバックの対応を迅速に行ったりするのがオススメです。
協力体制を築き、双方の理解を深めることで効果的にCVR改善ができるでしょう。
ノウハウを蓄積すること
コンサルティングを通じて得られるアドバイスや施策は、自社の成長にとって貴重な資産となります。
契約終了までに、もらった提案やアドバイスを基にノウハウを蓄積しておけば、将来的に自社だけで改善プロセスを進められるかもしれません。
そのためにも、コンサルタントからのアドバイスは記録を残し、実施した施策の手順や結果をデータとして保存しておきましょう。
社内でノウハウを共有しておけば、コンサルティング終了後も自社だけでPDCAサイクルを回し続ける基盤を築けます。
事前準備を怠らないこと
CVR改善を実現するには、事前準備も欠かせません。
現状分析や目標設定、市場調査を含め、自社サイトの状況を正確に把握することが重要です。
たとえば、Webサイトの課題をリストアップし、優先順位をつけておけば、改善策をより効果的に実施できるようになるでしょう。
自社でできる限りの準備を事前にしておけば、コンサルティング会社が具体的で実現可能な改善策を提案しやすくなり、結果としてプロジェクトの成功にもつながります。
CVR改善の進め方そのものを知りたい場合
この記事は「外部に依頼するとき、どの会社を選ぶか」を扱っています。CVR改善を自社で進める方法や、どこから手を付けるかの判断は、専用の記事で解説しています。
- 改善の手順と優先順位を知りたい:CVR改善の方法|原因の見つけ方・優先順位・施策
- BtoBサイトで問い合わせが増えない原因を切り分けたい:BtoBサイト改善の進め方
- CVRの定義や計算方法を確認したい:CVR(コンバージョンレート)とは?
- フォームで止まっている:EFOによるフォーム離脱の改善方法
- CTAの置き方を決めたい:SEO記事のCTA設計
まとめ|「何をしてくれるか」より「何を任せたいか」から選ぶ
CVR改善コンサルティングを比較するとき、提供メニューの多さだけで選ぶと、自社に必要のない範囲まで発注することになりがちです。
先に「どこまで自社でやるか」「何を任せたいか」を決めてから、対応範囲・進め方・実績・報告の粒度を比較してください。依頼前の準備については、「CVR改善コンサルティングサービスを受ける際の心構え」の節もご確認ください。
PENGINでは、アクセス解析から課題の特定、改善施策の設計・実行まで一貫して支援しています。どこがボトルネックか分からない段階でもご相談いただけます。
PENGINのサイト分析・改善支援をご覧ください。

