この記事の監修者

粟飯原 匠 |CEO

ベンチャーやスタートアップにて新規事業のマーケティング・セールスを担当し年商5億円までのグロースを経験。PENGIN Inc.を創業し、現在は上場企業やレガシー産業のマーケティング戦略の立案〜実行支援までを担当。

オウンドメディアでアクセスが増えても、問い合わせや資料請求が増えないケースは珍しくありません。原因は「記事のSEOが弱い」ことではなく、検索意図とCVオファー、記事からサービスへの導線、フォーム、計測設計がつながっていないことにあります。

PENGINでは、SEOメディアの成果をPVだけで評価せず、記事→CTA→CV→商談までのファネルで改善します。

CVRとは

CVR(コンバージョン率)は、サイトを訪れた人のうち、目標としたアクションに至った割合です。

CVR = コンバージョン数 ÷ 訪問数 × 100

たとえば1,000人の訪問に対して10件の問い合わせがあれば、CVRは1%です。

オウンドメディアでは、問い合わせ、サービス資料のダウンロード、お役立ち資料のダウンロードの3つがCVに設定されることが多くなります。どれを主CVにするかで、後述の施策の優先順位が変わります。

まず見るべき4つの数字

  • 記事別の流入数
  • CTAクリック率
  • フォーム到達率・完了率
  • CV後の商談化率

アクセスだけ見ていると、どこがボトルネックか分かりません。

CVR改善の12施策

1. 記事ごとに検索意図を分類する

情報収集、比較、導入検討など、読者の状態を分けます。

2. 記事ごとにCVオファーを変える

すべての記事で「問い合わせ」を出すのではなく、ホワイトペーパー、事例、チェックリスト、相談などを使い分けます。

3. 記事上部にもCTAを置く

高意向ユーザーを記事末まで待たせない設計にします。

設置位置には効果差があります。実務でまず試す価値があるのは次の3か所です。

  • 目次の直下:多くの読者が構成を確認する場所で、自然に視界に入る。遷移先はLPではなく資料ダウンロードページや問い合わせページにして、ステップ数を減らす
  • H2見出しの直上:見出しは視線が集まるポイント。ただし全見出しに置くと読みづらいので、2つに1つ程度に留める
  • 追従サイドバー:PC閲覧で効果が出やすい。スクロール位置に関係なく導線が視界に残る

4. 本文中の文脈CTAを使う

関連する説明の直後にサービス・事例・資料へつなげます。

5. サービスページへの内部リンクを明確にする

「詳しくはこちら」ではなく、何が分かるページかをアンカーテキストで伝えます。

6. 実績・事例への導線を増やす

一般論から具体的な支援イメージへ移る導線を作ります。

7. ホワイトペーパーを検索意図別に作る

記事テーマと遠い資料ではCVしません。読者が次に知りたい情報を資料化します。

8. CTAの訴求を具体化する

「資料をダウンロード」だけでなく、資料を読むことで何が分かるかを書きます。

9. フォーム項目を減らす

収集したい情報と、CV前に本当に必要な情報を分けます。

項目数そのものに加えて、必須と任意がひと目で区別できるかも完了率に影響します。ラベルやアイコンで視覚的に示し、「必須はこれだけ」と分かる状態にします。

10. フォーム到達後の離脱要因を減らす

入力例、エラー表示、スマホ操作性、不要なナビゲーションを見直します。

11. サンクスページを次の導線として使う

資料DL後に関連事例、相談予約、デモなどを提示します。

12. 記事単位でCVRを改善する

サイト全体平均ではなく、流入数が多い記事・商材に近い記事から改善します。

PENGINの事例:SEO記事流入を中心にCVRが約1.4%から約2.9%へ

PENGINの支援事例では、SEO記事からの流入が中心のページで、CVRが約1.4%から約2.9%まで上昇したケースがあります。

計測期間を現在確認できていないため、厳密なABテスト結果としてではなく、改善前後に観測した実績値として扱います。

重要なのは、記事制作だけでなくCTAや導線まで同時に改善対象にすることです。

オウンドメディアCVR改善の優先順位

  1. 流入の多い記事のCTA
  2. フォーム完了率
  3. 商材に近い記事のサービス導線
  4. ホワイトペーパー企画
  5. サンクスページ
  6. 全体テンプレート

まとめ

オウンドメディアのCVRを上げるには、CTAだけを変更するのではなく、検索意図から商談までを一つの導線として設計する必要があります。

PVが増えているのにリードが増えない場合は、記事制作量を増やす前に、既存記事のCV導線を監査する方が成果につながる場合があります。

関連サービス

記事制作からCV導線の改善までまとめて任せたい場合は、オウンドメディア運用支援をご利用いただけます。編集体制の構築から、CTA・フォーム・サービスページまで含めて運用します。

既存メディアのCV導線だけを見直したい場合は、サイト分析・改善支援で対応しています。

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よくある質問

Q.CTAはいくつ置くのが適切ですか?

A.

記事の長さと読者の検討度によりますが、目次直下・本文中の文脈CTA・記事末の3か所が基本です。H2見出しの直上に置く場合も、2つに1つ程度に留めます。同じCTAを何度も繰り返すより、読者の状態に合わせてオファーを変えるほうが効果的です。

Q.ホワイトペーパーはどう企画すればいいですか?

A.

記事テーマと遠い資料を作ってもダウンロードされません。その記事を読み終えた人が「次に知りたい」と感じる内容を資料化します。たとえば課題解説の記事なら、チェックリストや進め方のテンプレートが自然な流れになります。

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